2018年6月28日、アビスホライズンがアクションRPGとして艦船擬人化をメインに見参、ということでレビューをしたいと思います!

“今や一大ムーブメントにもなった、艦隊これくしょん(艦これ)、アズールレーン(アズレン)に続けるのか”

やはりここでしょう。特にアズレンとは正面切って競い合う相手になるので、よりゲームとしてのクオリティが高くないと取って代わるどころか、完封負けしてしまうでしょうから。

アビホラの世界観とストーリーへの評価

西暦20xx年
枯渇しつつあるエネルギー資源に代わるオルタナティブ・エナジーの研究の一環として行われた重イオン衝突実験により、
多言並行世界「アビス」との境界であった次元障壁が破壊されてしまう。

結果、「アビス」より大量の海水が流入。地上の90%は海底に沈み、人類の生活圏の極度の縮小を余儀なくされた。

また「アビス」よりもたらされたのは海水だけではなかった。
「ヴォイド」と呼ばれる未知のエネルギー。そして「ヴォイド」によって異系の進化を遂げた海生生物たち・・・「アビソール」が人類に牙を剥いたのだ。

「アビソール」のなかには、人型の個体も存在した。
人間の女性に近い姿をしたそれらは額に二本の角が生えていることから、日本の鬼になぞらえ「鬼姫」と呼ばれた。

そして「鬼姫」に率いられた「アビソール」たちは現世界の海底資源を食い尽くし、
さらには僅かに残された地上への侵略を開始したのだった。

しかし、現世界の人類も無策ではなかった。
偶然にも捕獲した一体の「鬼姫」を研究した結果、
「鬼姫」の持つ「鬼艦装甲(きかんそうこう)」と同性質の「姫艦装甲」の開発に成功した。
これを身にまとって戦う少女たちは「艦姫(ふなひめ)」と名付けられた。

防戦一方であった現世界の人類だったが、「鑑姫」の実戦配備に伴い反撃の狼煙を上げる。
そして世界の行く末を賭けた、大海戦が始まる。

既に人類は滅亡間近、地球を救うヒーローもいない!
ならばと残った人類の叡智を艦姫に込めて、逆襲に挑む。これはなかなかに熱い展開です。

さて、ストーリーはどんなものか、と見ていきますと・・・
先に言いますが、結構ダメな点が目立ちます。私が見た中でストーリーに関してはマイナス評価。
今回ストーリー面で気になったキャラクター。ヴィットリオ・ヴェネトさん。元はイタリアの軍艦。
初期レア度星4と高めながら、ストーリー進行で仲間になってくれるので、序盤はかなり頼りになるキャラ!

・・・なんですが、この子が絡んでくるメインストーリーがちょっと評価を下げてしまう要因に。
メインストーリーの2章で主人公率いる特務部隊への支援を行うことになったリットリオ大尉。
この子と幼なじみでもあるヴェネトさんは着任したリットリオさんと再開を喜びます。ここまではまぁ良し。久々なんだし。

ここからです。作戦説明中におふざけで抱きつき、作戦行動中(!?)に終わった後の話をし始めるなど緊張感もなく、緩んだ態度が続きます。
その後、作戦行動は続き大型のアビソールを倒した後、撤退もせずその場でヴェネトさんはリットリオさんに抱きついて会話を始める。
案の定、残っていた敵が出現して危機的状況になり、リットリオさんはヴェネトさんを庇い敵にさらわれるハメになります。

3章に入り、リットリオさんを助けるためにヴェネトさんは何一つ情報もない中、単独行動をしようとします。
すぐさま「いやいや、手はあるんだぞ!」と言わんばかりの司令の言葉が聞けたのか、態度を軟化させ落ち着き始めますが。
そもそも、司令である主人公はリットリオさんがさらわれる前に、アビソールと戦った現場ではしゃぐヴェネトさんを即座に止めないといけなかったんだけどね・・・。

ここまでが一連の流れ。仮にも軍隊に所属していて、人類の希望である艦姫が軽はずみなことし過ぎ。

上の世界観を一度見直してみましょう。
地上の90%は海底に沈み、人類の生活圏の極度の縮小を余儀なくされ、残された地上もアビソールの侵略を許している・・・。
と、誰が見ても分かる通り、地球そのものが絶体絶命の状況下です。

そんな中で作戦行動中にふざける、緩む、油断すると素人以下の行動を取り続けた挙句親友はさらわれ、半ば自暴自棄になり、人類の希望である艦姫であることを軽視して、宛もなくアビソールに支配された場所へ単独行動を取る=無駄死しようとする有様。

せっかくの重くて辛くて苦しい、だけどもひっくり返し甲斐のある世界観をただ1人でブチ壊してしまっています。
この後もヴェネトさんは別のキャラクターと作戦行動中にケンカを始めるなど、世界観を無視したゆるいノリは継続されてしまいます。

これがもっと優しめの世界で、主人公たちは戦う力を持ってるけどただの村人で、もっとファンタジーチックな世界観なら、こうした行動もまだ整合性が取れるんですが。
世界観と人物造形のバランスが取れていないので、せっかくの重くてハードな世界にも入っていけません。これが私の中でアビホラのストーリーに対する評価を下げた理由です。

ここから成長して行くことを前提にしても、もう少し上手く見せて欲しかった、というのが本音。

可愛さ(とエロさ)とカッコよさのギャップを体感せよ!

ストーリーは酷評しましたが、キャラクターの可愛さはアビホラの良き点。ジャパニーズ二次元は素晴らしき文化。

可愛いのもあるんですが、アビホラの根本にあるのはエロさ。
デザインは結構狙っていると思うんで、狙ったようなエロさを感じますが私は大好きです。
逆に言うと、あからさまなエロさがダメならアビホラは向いていないと思います。

その理由のひとつがこの休暇。鑑姫の息抜き(?)のために用意されています。

ぶっちゃけた話、南国のようなロケーションで鑑姫たちを撮影できる。なにそれウフフ的な機能。

ね?あからさまでしょ?好きな人は大好きだけど、ダメな人はとことんダメだと私が思った理由です。
特に1枚目のウォースパイさんなんて、エロさの塊でしょ?なんですかこのけしからん格好は?一生大事にします!

編成時に先頭に配置した鑑姫さんはメイン画面で待機してくれます。
タッチするとリアクションをしてくれたり、こちらに話かけてくれたりします・・・が!
本命はこっち。鑑姫さん次第ではパンツが見放題。
しかもちゃんとパンツも作り込まれているので、パンツに単調さは感じません、最高かよ。

鑑姫さんたちは、戦艦の規模に合わせて装備を整えていますが、みんな兵器ではなく人。
普段は危険な任務をこなし、凛々しく、かっこよく戦う彼女たちも、日常に戻れば可愛い女の子に戻るわけです。

戦うことに限りませんが、どんなことに対しても頑張る子が見せる緩いギャップはたまりませんよね!

可愛さ、エロさ、カッコよさ、これらを混ぜ合わせた魅力がそこにあるのです。

アビホラの戦闘と操作性に関して

戦闘は3Dによるアクション要素も備えた艦隊戦でクエストのクリアを目指します。

操作はマニュアルとオートに分けられていますが、オートを使えるのは通常の艦隊戦のみ。
大型個体との戦闘時や追撃戦ではオート操作はできず、マニュアルでの操作だけになります。

マニュアル操作は左側のキーで移動、スワイプすることで陣形変更、右側の武器を選ぶと種類に応じて攻撃。

簡単に言うとこの3つで全部。敵の攻撃を避ける、相手に有利な陣形に変えつつ戦う、相手に有利な武器を選んで攻撃する、など工夫も可能。

アクションの難易度はそれなりに高いです。3Dなので操作の慣れに多少の時間が必要なのも難易度に影響していますね。
とはいえ、重要なのはアクションよりも育成。どれだけアクションが上手くても、育成が追いついていないと無意味。
そういった意味では、アクションが苦手な人でも無問題。

編成は鑑姫6人でチームを組みます。
どういった編成をするか?は進めていく中で知っていけばいいです。
正直この話を進めていくとめちゃくちゃ長くなるので省略。攻略に関してはほぼやらないのでご容赦下さいませ。

編成が済むとクエストをこなしていくことになります。

艦隊戦といっても、ただ敵を倒すだけではなく敵の妨害を受けつつも一定距離を走破する追撃戦や、大型個体との会戦など、いくつかの種類に分けられています。

通常の戦闘。オート操作可能。

追撃戦。オート操作不可。
攻撃ではなく移動がメイン。臨機応変に陣形を変えながら、速さとスコアを両立させていくのがポイント。
操作性の問題もあるけど、追撃戦は正直そんなに楽しくはないですね・・・。

大型個体戦は追撃戦とセットになっていたりする。オート操作不可。
一番アクションが関与してくる戦闘。慣れればそこそこ楽しめると思いますが、攻撃判定が結構大きくて、避けるのはほぼ無理。
しっかり育成した鑑姫を採用すること、火力・装甲の高い鑑姫を採用したりするなど、戦略的要素もあり。

課金要素


アビホラの課金要素はダイヤの購入が主。ダイヤの使い道は・・・。

・姫鑑の設計図(姫鑑の建造に使用)
・装備設計図
・スキンチケット(外見の変更)
・経験値2倍カード

などがあります。ガチャはありませんが、ここでは鑑姫の設計図を使った”建造”がガチャの変わりになります。


レア度は星1から星6までありますが、全ての鑑姫が最高レアの星6まで成長が可能。産廃になる子がいないのはグッド。

これらのアイテムはダイヤでも購入できるというだけで、入手方法はそこそこ多いのでじっくりと育てていくなら無課金で十分に楽しめる範囲内。
現在は配信直後ということもありますが、そこそこ高レアの鑑姫も配布してくれているのであとは建造の数をこなしていけばそれなりにキャラも揃います。

結構難易度が上がるのが早いので、レベル上げも重要になってくるんで経験値2倍カードも重要になってきます。
ある程度鑑姫さんを揃えたら、レア度が高くてスキルを覚えさせられる子から順に片っ端からレベル上げしていくのが序盤の進み方。

最終的には好きな子を育てろよ、という答えに行き着きます。性能を愛すな、女の子を愛せ。

アビホラの良い点

戦闘時の迫力
3Dによる戦闘の迫力は凄いです。
うねるようにミサイルが飛び、這うように魚雷が進み、バシバシと機関砲が敵を打ちます。
対する敵も大型のものは明らかに強いと思わせる風貌。2Dだとどうしても表現できない大きさという”強さ”を打ち出す迫力は他とは違う良い点ですね!
ここは是非とも良さをもっと活かしていって欲しい。鑑姫さんは可愛い・綺麗でかっこ良く!敵も大きくかっこ良く。
戦闘は面白い、ともっと思えるとゲームとしては絶対面白くなると思います。
某これくしょんのアーケード版に似ているとは言わないぞ。

女の子が可愛い・綺麗でエロさも備えている
可愛いだけではなく、それぞれエロさも兼ね備えているのは○。
特にパンツ。鑑姫さんたちは白い純白だったり、縞パンだったり、柄が入っていたりと多種多様なパンツをはいておられます。
当然はいているものが違うことで、見た目全体の雰囲気を含めたエロさが変わってくるわけで、こんなに素晴らしいものはありません。
パンツについて熱く語る私は大変気持ち悪いですが、これも運営さんがエロさを備えたパンツを作ってしまったんだから。評価せざるを得ないんですよね。要は仕方ないってことです。
パンツが絡まなくても、ひらひらの衣装を来ていたり、どことなく妖艶な雰囲気を醸し出していたり、鑑姫さんたちの全体的な作りがしっかりとエロいです。グッド。

アビホラの悪い点

ストーリーの不出来さ
上で長々と言った通り。
ストーリー中くらいは、もう少し鑑姫をしゃんとさせてあげてください・・・。
オンとオフがきっちりしているからこそ、楽しいイベントも活きてきます。

作り込みの甘さ
クエスト画面で編成の変更が行えない、多少操作する時間が空くとタイトルに戻される、並び替えにレア度判定がなくて不便、
といったゲームそのものの作りこみの甘さがそこそこ見られる。
操作感の大切さはゲームの大切さ。快適さをもう少し追って欲しい。

アズレンでいいや、に対する手段が現状少ない
これはクオリティの問題というよりも後追いの問題。
ブラウザゲーである艦これとは違い、同じくアプリゲームであるアズレンとはどうしても競い合うことになります。
一からみんなでスタートすることに意義があるとしても、やるべきことが揃っているのは先に出たアズレンの方が当然多いです。
既に人気を得ているキャラクターのいるアズレンから乗り換えるかと言われると現状難しい。

艦これと問題が起こる可能性がある
艦これアーケードが直々に「類似サービスについて」のアナウンスを行っており、もしかするともしかする案件が発生する可能性がある。
そうなると人も離れ、盛り上がらなくなるかもしれません。
現在、関係各所と連絡を取り合っております。の一言が中々怖い。どうなるかはセガのみぞ知ります。

7/12:追記
どうやら、艦これのセガが配信差止めに向けて動き始めたみたいです。

対するアビスホライズン側も引く気はないみたいで、裁判に入ることは確実になってきました。

実際に、裁判を起こしてからサービス配信停止になるまでの期間は空きます。これは白猫プロジェクトと任天堂の間で、今でも裁判が行われていることからも分かります。

現状、即座に終了することはないと思っていいです。
心配はない・・・とは言えませんが、遊んでいる分には問題はないので、気にし過ぎないのが一番かな、と思います。

まとめ 光るものが拙いものも多く、キャラの作りをどう差別化するか

良い点悪い点、まとめてみたら悪い方が多くなってしまいました。

というのもゲームとしてちょっと不親切に感じる部分が多くて、こうした少しのストレスが実はゲームにとっては大きなマイナス点。
楽しむためのゲームで、細かな不満でも溜めるのって馬鹿馬鹿しいじゃないですか。
せっかく良い点を持っているんですから、もっとスムーズなゲームに!これだけで全然面白さも上がっていきます。

そしてもう1つ、アビホラの今後の大きな課題であるのはキャラクター作り。
艦これ、アズレンも含めて、現実に存在する艦船を擬人化して作られたゲームです。

第一人者として多数の人気のある鑑を生み出した艦これ。これはもう不動のもの。

その後に続くことができたアズレンは、キャラ作りで艦これと大きく差別化しました。

※左は艦これの加賀さん、右はアズレンの加賀さん。

艦これで人気のある島風(アズレンでは実装無し)加賀(キャラデザが全く違う)金剛(声優さんがいない)などは重要なポジションに置いていません。
逆にアズレンで人気のあるのはベルファスト(艦これでは実装無し)、エンタープライズ(実装無し)、綾波(実装されているもののそこまで人気がない)など、艦これではそれほど重要なキャラじゃないんです。

「この鑑はこのデザイン、この鑑はこの声優さん!」

というイメージは、それなりにできているので、遊ぶ層を被らせずに差別化。
両方ともに違いを出せているので、両方ともに人気が出ているんじゃないかな、と私は思います。

アビホラも独自で人気のある鑑姫を産み出せるかどうか。
ここはこれからの楽しみでもあり、大きな課題にもなってくるでしょう。

あとは先にも言った通り細かく不便なところを改善していければ、もっと楽しめるゲームになっていくと思うので、今後に(色々な意味で)期待したいですね。