古来からゲーム業界のトップに君臨する任天堂と、ソシャゲ時代に入り瞬く間に駆け上がっていったCygames。

重鎮と新進気鋭メーカーがタッグを組み、成功が約束されたゲームとしてソシャゲ界隈のトップ勢へと至る・・・はずでした。

任天堂が送る渾身のオリジナルゲーム【ドラガリアロスト】をレビューする!


当サイトでのレビュー時も期待でいっぱいでした。

現状甘く見ても成功しているとは言いがたく、ゲーム外でも波及した「白猫プロジェクト(コロプラ)を叩き落とす」こともできていません。

私自身遊んでみた結果、どうしてそこまで高い評価を得られていないのかを考えてみました。

 

人それぞれ、楽しい・楽しくないの考えは違うと思いますが、意見の1つとしてお伝えしていければな、と思います。ではスタート。

闇鍋ガチャと引けない確率

※1万5千円くらいで買えるそうです。ちょっと欲しい。

何はともあれ個人的に一番問題だと思うのが、ガチャ。

ドラガリのガチャは、“キャラ” と “キャラが装備するドラゴン” と “キャラが装備する護符” の3つが混在する闇鍋仕様のガチャ。

3種類どれも星3、4、5とレア度があり、最高レアの星5は排出率が3%ほどありますが、必須になってくる星5キャラはその中で0.75%、次に必要になるドラゴンが0.75%、そして護符が1.5%。

引けるか。

上に載せたレビューでも、ガチャはちょっと危ない臭いがすると言いましたが、ちょっとどころの話じゃありませんでした。

後述する炎上問題にもガチャは大きく関わってきており、元々の渋さを合わせても歓迎されるわけがなく、

“ドラガリのガチャ=クソ” と思われても仕方の無い代物。

星5が出ないほど確率が増していくシステムがあり、100連で星5が出る天井が付いていますが、常に付きまとうのが護符引きの恐怖。

細々とストレスが溜まる仕様は、人離れを加速させていくものとしては十分。

他ゲームの話を持ち出しますが、例えるならグラブルの召喚石とFGOの礼装を組み込んだハイブリッド闇鍋ガチャ。
そこにファイアーエムブレムヒーローズの引くだけ確率がアップするシステムも加えこんで、大量の護符を量産。
人気ゲームのガチャの悪いところばかりかいつまんでしまいました。結果、評判の悪さを全て抱えることに。

キャラが出ても、属性に対応した攻撃力を上げるドラゴンがいないと火力が出ないので必要になり、さらに全属性育成となると難易度がストップ高でハネ上がります。

ガチャと育成とゲームへの取り組みがいつまでもリンクせずバランスが悪いので、やる気が保てずやめてしまう、ということなんでしょうね。

続く炎上と失われる信頼関係

ドラガリの失策として大きいのが、たびたび起こる炎上。
何がアレかというと、不具合の稚拙さと対応のまずさ。

細かいところでせこい行動を取ったり、頑なに仕様であることを強調したりとユーザーの反感を買うことも多く、余計な火種をまいてしまっているのがまずいです。

では、振り返ってみましょう。

ガチャ確率 0.1178事件

2018年12月2日 ガチャの確率が本来10連を行うごとに0.25%上がるところ、説明文で0.1178%と表記されていて、さまざまな疑惑を呼び炎上。

“ガチャ確率操作されているのでは?” “どう間違えりゃこうなるんだよ”

運営側は問題なし、としたもののユーザー側は不信感は解消されないまま終い。
違うと言っても証明できないんですから、どっちにしろどうしようもない問題で、脇が甘いと言わざるを得ませんでした。

ハロウィンフィリスサイレント下方修正

2018年12月28日、実装されてから2ヶ月は経ったハロウィンエルフィリスを不具合の名目で下方修正。間違ってはないんだけれども・・・。

持っているスキルのオーバードライブ中のゲージ削り値が2重で発動する、といったもの。
属性相性の良い敵に対しては、ガンガン削っていけたので持っている人は当然不満でしょう。これに対して単発ガチャチケット3枚配布し終了。

実装から期間が空いてからの修正、お詫びが限りなくショボいことなど、ツッコミどころも多い内容だった。

バレンタインオリオンぶっ壊れ修正事案

2019年2月14日(バレンタイン)星3キャラのオリオン(バレンタイン)が持つスキルの“3秒間隔に敵の最大HPの3%ダメージを15秒間与える能力”というものが、敵次第では25000×6というとんでもないダメージを叩き出す。
※レベル80の星5キャラで装備を整えて殴ると、大体1発1000ダメージを超えるくらい。
バランス崩壊レベルでは済まない内容に、固定ダメージで150×6に変更され、消費者庁行きでもおかしくないと炎上。修正が早かったので、またかwで多少は済むものの、積み重ねた不満が噴出することに。
ガチャ石300を配布し終了。

刃こぼれ状態異常修正事案

新しく実装された”状態異常”の刃こぼれが食らったら攻撃ダメージが9割カットされる、という厄介な代物でした。
これを防ぐために、バレンタインで実装された護符「薔薇の貴公子」が状態異常を無効化することから、刃こぼれ対策として引く人も多々。

その後、ちょこっと追記で「刃こぼれは状態異常と間違って表記していまった」と記載。
要するに、後出しをしてきたわけです。引きにかかった人からは問い合わせがあったり、非難があったりするのは当然。

調整が下手なのと、もうちょっと上手くやれんのかい、と思わずにはいられない案件。

今後の改善を見出すために

いやいや、炎上しすぎじゃない?自分でまとめててびっくりしたわ!

ここまで何度も炎上していることからも、運営への信頼度はかなり低いことは間違いありません。
ゲームの改善、魅力のあるコンテンツを用意していったとしても、すぐに盛り上がっていくことはないと思います。

このキャラはまた修正されるのでは?強くても引くべきではないのかも?

そんな疑心暗鬼になるようなことを、何度もやってしまっているわけですから。
だからこそ、地道にコツコツとやっていくしかないわけです。今の時代に限らずですが、ゲームにおけるユーザーの信頼ってかなり取り戻すのが難しいものです。

家庭用据え置きゲームにおいても、覇権を握っていたシリーズものが信頼を失って凋落していくことが多々あります。

・コアなファンを取り込んだあと、2、3、LOMで隆盛期を迎え、4で一気にシリーズを黒歴史へと追い込んだ“聖剣伝説”
・1、2、3でシリーズファンを堅実に増やし、Newでシリーズを崩壊に導いた“ガンダムブレイカー”
・ドラクエ、FFと並ぶ位置にまで付けたものの、ゼスティリアが大炎上。シリーズの勢いを著しく盛り下げた“テイルズオブシリーズ”

なかなかに壮観です。もっと挙げれますが、いろいろな意味で気分が悪くなりそうなのでカット。

ひとつ間違えると、次に発売してもユーザーにそっぽを向かれる可能性がぐんと上がります。
そういった風評を上げていくためには、やっぱり地道にやるしかないんですよね。

楽しいイベントを継続的に開催する、できる限り不具合を出さないようにする、不満になる要素は早めに対応する、ゲームにもユーザーにも誠実になる

これらが徹底されるようなら、もっと盛り上がっていくんじゃないかなと思います。特に最後ね。

どこまで広げる?グラブルとの関係

まだまだ積極的に行われているわけではありませんが、グラブルに出ているキャラも多々出張してきており、今後はどこまで参戦してくるかでも違ってくるポイント。

露骨に人気キャラを出してくると、集金しすぎだとそれはそれで燃え盛るのでバランスを考えないといけなくなります。

今のところ、そこまで露骨なことはしてこないので問題ないです。・・・なんか検査官みたいですね(笑)

最近まではリリィだけ出張してきていましたが、近日(2019年2月28日)にアルベールも出張決定。
本家グラブルだと、最終上限解放し立てでそこそこ話題性が高いので、いい目の付け所だと思います。

ナルメアやフェードラッへ四騎士、カタリナやヴィーラ、カリオストロといった人気キャラはそれこそ切り札ですから、出しどころも考えているでしょう。

ここで大切になるのは、しっかりとドラガリ側とストーリーを交えて膨らませていくこと。
単純にキャラを出すだけなら、別にドラガリでなくてもいいわけですから。良さと良さを相乗させて、最高のゲームに仕上げるのが一番ですね!

最終兵器!ファイアーエムブレムコラボ!

ツイッターでふらふらと情報収集してたときに面白い提案を見つけまして。

それが、ドラガリとファイアーエムブレムのコラボ。先に言いますが、全く決まってもいないですのであしからず。

ドラガリの世界観にもそこそこマッチしていて、武器の相性も良くて、出せるキャラも豊富。
剣はマルスを筆頭に主人公キャラがひしめき、刀はリンや寝返り剣士系がいっぱいいて、魔法キャラも余裕なうえにバリエーションも多く、コラボ

ファイアーエムブレムヒーローズも安定路線に乗っていて、家庭用版も2019年にニンテンドースイッチでも発売予定と脂のノリが良くて、話題性も高いので、ぜひやってみて欲しいですね。

まとめ

2018年(ほぼ)3月現在、まだ半年経っていませんが控えめに言っても今のドラガリの盛り上がりは下火であることは間違いありません。

それもこれも、ゲーム内外での炎上トラブルが相次いだ結果であり、自業自得とも言えるんですが、素材のいいゲームが無くなる可能性があるのはあんまりいい気がしないので、ぜひとも持ち直して欲しいところ。

今後は半年記念とかでかこつけてキャンペーンを行い、新規の取り込みと離脱者の呼び戻しをしてみるのも手でしょう。

そこからは良質なサービスを継続していき、ユーザーがもっと楽しいと思えるゲームにしつつ、1周年を迎えていけば軌道に乗りそうな気もします。

ネガティブな話からスタートしましたが、サ終なんてして欲しくないのは当然。
どんなゲームに対してもマイナスな話に興味が惹かれるのは、そのゲームが好きだからこそです。興味がないなら一切話しないですからね。我ながら面倒臭い性癖だと思います。

最近になってマルチバトルもようやく改善されるなど、UIの向上も少しずつ進んできています。
3月の末には(もしかしたら)半年記念が行われるかもしれません。
今は少しくすぶっているかもしれませんが、素材そのものは悪くないのでまだ遊んでない方はこれを機会にやってみるのもいいかも。

・・・散々アレな話しといて最後は宣伝というのはちょっと見境ないですけどね(笑)