家庭用ゲーム・スマホアプリゲームどちらにも限らずですが、グラフィックが美しくなったことを始め、ゲームそのものがとんでもなく進化しています。

そんな中、昔のゲームをもう一度!というブーム・・・とまでは言いませんが、ファミコンやスーパーファミコン、プレイステーションなど、昔ながらの良さを持ったゲームが増えつつあります。

最近(2018年1月)ではミニファミコンやミニスーパーファミコンといったゲームも発売されていて、これが中々きわどいラインナップ(褒め言葉)で・・・!

・・・と、いう話をし始めたら長くなりそうなのでカット。私自身年齢的にグッと来てしまうんです・・・。

なぜ昔ながらのRPGが受け入れられるのかと言われると、やはりシンプルさが一番だと私は思います。

昔ながらのRPGとドラクエが持つシンプルさ

そのシンプルさに一番忠実なのが、誰もが知っているドラゴンクエストシリーズです。
シリーズもののRPGといえば、新作が出る度に新しいシステムが作られることがほとんど。

ドラクエシリーズに関してはナンバリングだけで11作出ており、出す機種を変え、細かなデザインは変わりながらも根本的なシステムは実は全く変わっていません。
ちなみに初代であるドラクエ1(本来1は付きませんが、区別するため)は容量が64KBしかありません。
ちょっと色が付いた画像1枚よりも少ない容量で、あれだけ流行するRPGを作成しちゃったのは流石の一言。

こんなマップにダンジョンもあって、更に文字も含めて相当苦労したそうです。

そんなドラクエの魅力として、敵と遭遇してコマンドを入力して攻撃するターン制の分かりやすい戦闘システム。
様々な出会いと別れを経験しながら、真の目的に辿り着き、やがては世界を救う勇者になる王道のシナリオ。

形は変わっても、根本が変わらないので取り組みやすい・始めやすいのがドラクエが持つシンプルさの賜物。

同じだと思うんですよね。昔ながらのRPGに求めるものとドラクエに求めるものではないでしょうか。

昔ながらのRPGとグラフィック

そしてもう1つが絵、グラフィックです。これに関しては人によって意見が違うかもしれません。
年齢による思い出補正もありますからね。年代的に下の方はまた違う意見もあると思います。
グラフィックに関しては、おっさんの意見を聞いてやるか、と生暖かい目で見てあげて下さい。

昔ながらの絵、と言われると一番に出るのがドット絵。

ドラゴンクエストの特に4から7、ファイナルファンタジーの3から6まで。
ロマンシングサガシリーズ、聖剣伝説シリーズ、クロノトリガー、ルドラの秘宝といった当時のスクウェアのレベルの高さは凄かったですね。
もっとコアなものだと幻影都市というゲームを見たときは衝撃でしたね。

ゲームの進化=グラフィックと言っても間違いありません。
挙動が現実とほとんど変わらず、繊細に動き、その動きの1つ1つに意味が込められています。
逆に言えば、喜怒哀楽といった感情はすぐに分かることで、物語に想像の余地がないことにも繋がっています。

ちなみに、これってダメだって言いたいわけじゃないんです。
ロールプレイをするなら、正確に表現を描写してこっちが分かるようにするのは当然ですから。

だからこそ細かな工夫がされているのがいいんです!例えばクロノトリガーのこの画像。

主人公のクロノはドラクエの主人公と同じく一切喋らない変わりに、グラフィックで喜怒哀楽を表現します。
目をパチパチさせて唖然としている様子を見せたり、ぐっすりと眠ってしまったりと、リアルなグラフィックとは違ったコミカルさを感じられ、分からない部分は想像して補完することで、より膨らませていくわけです。

全部が全部昔の方がいいというわけではありませんが、こうしたいい部分もあって、今のゲームとは別に楽しめれば一番だと思います!

昔ながらを感じられるおすすめのスマホアプリ

スマホアプリでは容量やスペックの関係上、PS4などの据え置きのゲームと同じようなアプリは作れません。

必然的に、昔ながらのゲームが増えてきます。おすすめしたいアプリは3つあります。

昔ながらのゲームをしたいときにおすすめのアプリ グランドサマナーズ

冒険者ギルドに入団した青年と、青年の前に現れた記憶喪失の少女の物語。
ドット絵のグラフィック、シンプルで分かりやすい戦闘と昔ながらの匂いをかなり感じるゲーム。

戦闘は4人パーティで基本的にオートで進み、装備するアイテムから放つ技やキャラ毎に打てる必殺技もオートで操作するかを選べます。
キャラさえ育てていれば、ある程度オートでの攻略も可能なので何かをしながら進めていきたい、ゲームが得意じゃないけど、という方にもおすすめ。

ダウンロードからチュートリアル終わりまでは大体10分前後。
開始後にガチャ石が50個+αもらえるので、キャンペーン中によっては20連ほど回せます。

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昔ながらのゲームをしたいときにおすすめのアプリ アナザーエデン

 

16年前に森の中で一緒に拾われた男の子のアルドと、女の子のフィーネの物語。
平和で過ごしていた2人ですが、フィーネが魔獣族にさらわれてしまい、アルドはフィーネを助ける旅に出ます。
アルドとフィーネにとって、これが世界の命運を巡ることになる大きな旅になることに・・・。

アナザーエデンは基本無料ゲームではありますが、他のスマホアプリとは違ってソロ戦専用のRPG。
マルチで何かをやったり、対戦イベントがあったり、といったオンライン要素が一切ない部分にある種の男気を感じさせます。(オン対戦やランキング、大会などがあるとより多くの課金を見込めるので)

戦闘は4人+2人パーティーでキャラごとにある特技と必殺技を使いながら、戦っていきます。
サイドビュー(敵→ ←味方)で戦うシステムとはファイナルファンタジーを彷彿とさせますね。
グラフィックはふわりとしていながらもキャラの特徴を感じさせてくれる2Dデザインと、新しさと昔らしさをうなくミックスできています。

戦闘にオート操作が無い点も男らしいっちゃらしいんですが、素材集めやレベル上げといった面倒な場面もあるので、できれば欲しかった、というのは昔ながらを語る上では野暮でしょうか。

課金なしで行く場合それなりに時間はかかりますが、それでもクリアできなかった、ということはありません。
じっくりと1つの作品を楽しみたいときにおすすめできる作品ゲームですね。

小ネタですが、サイラスという名前のカエルの姿をした戦士が登場して話題になりました。
クロノトリガーをやったことがある人なら、ちょっとにやりとできるネタですね。こういうの大好きです。

 

昔ながらのゲームをしたいときにおすすめのアプリ ファイナルファンタジーレコードキーパー(FFRK)

主人公のデシくんが絵画となったこれまでのFF世界からキャラ達を召喚して戦ってもらったり、自分が戦ったりするゲーム。

FFRKはストーリーはあってないようなもので、これまでのほぼ全てのFF世界からキャラと敵をドットで参戦させて回顧するのが主な楽しみ方。

戦闘は5人パーティで装備とアビリティを整えて望むシステム。
FFではおなじみのアクティブタイムを採用。
味方→敵→味方・・・。と続くターン制と違って、リアルタイムで敵味方が行動するのでより緊張感を持って戦闘するシステム。
このシステムにアビリティ・・・魔法や特技を加えることで戦略的に戦うことも可能になり、面白さが加わる、というわけです。

ガチャはキャラではなく武器や防具のみ。キャラはストーリーやイベントストーリーをクリアしたり、そこそこ簡単に入手できるアイテムで解放していきます。
武器にはキャラごとに専用武器があり、装備させることで強力な必殺技が使えるようになる、という流れ。

ストーリー性はありませんが、キャラ好き、FF好きな方におすすめ。