


ネットマーブルから、2018年5月24日にテリアサーガの配信が開始されました。
同じ会社からはセブンナイツ、ナイツクロニクルなどが配信中、ところどころで似た部分があるので知っている人はいれば遊びやすさはちょい増し。
見た目はMMOを思わせる作りですが、システムは基本に忠実なRPG。
戦闘は主人公・メインメンバー3人とフレンド、サブメンバー2人と合計7人仕様。
戦闘はほとんどがオートで進みますが、メンバー全員の移動はこちらでタップすることで操作ができます。
敵の範囲系の大技を回避したり、スキルを使ったあとの経過時間を稼ぐために逃げたりといった使い道が可能。
キャラの育成を充実させてオートをパワープレイで突っ切って行くのもある程度可能であれば、自分で操作してゲームの攻略をしていけるのもテリアサーガの面白いポイント。
ゲームにそこそこの自由さが備えられており、それでいて今どきのゲームにおける手軽さも備えているので手の付けやすさはピカイチ。
楽しみ方は1つじゃない、ということが意識されてるように感じますね。グッド。
登場人物について
主人公はプロフィールでいつでも変えられる性別選択型。
男の子、女の子、どちらも”サマナー”と呼ばれる英雄を召喚する職に付いていて、ゲーム内では召喚した英雄と共に戦うことになる。
男主人公のワイズ。声優は中村悠一さん。公式サイトでは少年と呼ばれていましたが、イケボ過ぎて少年というよりは青年のイメージが強いです。
赤ちゃんの頃に捨てられていた孤児。出生に秘密がありそうな気配がプンプンする。特徴はイケボ(しつこい)
女主人公のセリス。声優は加藤英美里さん。貴族令嬢。こちらは見まごうことなく少女。
貴族らしい話し方ながら、嫌味さは感じられず、男主人公のワイズとは口げんかが絶えないながらも、陰湿さがないので微笑ましく映ります。
名門出身、立派な家族に認められたい思いなど、絶対に家族問題が起きるであろう案件。かわいい。
貴族令嬢なのに、ミニスカート、胸の開いた上着など、淑女の風上にも置けませんね!でもかわいい。
上でもちょこっと触れましたが、テリアサーガでは主人公自身も一緒に戦い、パーティメンバーをサポートします。
クオリアという主人公専用のサポートスキル。HP回復や攻撃力アップといったサポートでメンバーを支えていきます。
主人公の能力値はチームメンバーによって左右されるので、メンバーを鍛えれは鍛えた分だけ、主人公も強くなる仕組み。楽して強くなれるアレです。瀕死のサイヤ人に仙豆を与え続ける的な。あっちは常に痛みを伴いますが。
こちらは英雄の1人、ジャンヌさん。エピソードはまんまジャンヌダルクを思わせるもの。テリアサーガに限らずですが、ゲームにおけるジャンヌダルクの採用率の高さは異常ですね。
声優は早見沙織さん。凛々しくも優しい声は間違いなく聖女。
キャラデザ、声、性能と現状間違いなく最強。盾も鎧も剣もガッチリ。だがミニスカートは欠かせない聖騎士。
オークに捕まったらどんなリアクションをするのでしょうか。少しだけ気になります。くっ殺せ。
全体的にデザインはふんわりしていて、万人向け。
3Dモデルも整っているので、見た目で刺さるようならプレイしてみる価値は十分かなーと思います。
戦闘とシステムと
RPGのキモになる戦闘。
戦闘するメンバーには5種類の基本属性と5種類のクラスが存在します。
有利属性は火、水、木の3すくみ、闇、光はお互いに有利。ここは他のゲームと変わりないですね。
5種類のクラスは各自に役割が違ってきます。
ファイターは近接戦闘役。攻撃力が高く、スキルも攻撃寄り。
タンカー逆にみんなを守る盾。防御力が高く、スキルは攻撃+防御などの複合スキルが多め。
変わりに攻撃速度が遅く、攻撃能力は低め。
ウィザードは魔法攻撃役。遠距離から戦い、ダメージを与えていく。変わりにHPと防御力が低く、前衛がいないと危険。
アーチャーも遠距離から戦う物理攻撃役。ウィザードに比べると防御力も高い。
ヒーラーは名前通り回復役。ドラクエの僧侶のような回復・支援の特化型というよりは魔法攻撃の回復寄りといったキャラ。
遊んでいる限り、現状ではタンカーの重要さが高いかな、と感じます。
序盤はクエスト攻略が優先になると思うんで、前衛の防備は鉄則。
かといってタンクを集めて防備ばっかり固めると、中盤以降は制限時間の壁があるので、適度に受け、攻撃もきっちりできるような編成を考えていく必要が出てきます。
同じくらいにヒーラーの必要性も上がります。タンク + ヒーラーで序盤のクエストで味方が倒される状況はかなり回避できるのもメリット。
タンカー>ヒーラー>>アーチャー=ウィザード>ファイター
といったところでしょうか。あくまで最序盤なんで参考程度で。
もしかしたらタンカーよりもヒーラーの方が優先度は高いかもしれませんよ、と保険も打っときます( ・`ω・´)
高難易度クエストについて
他にもボスクラスの敵を倒す、降臨系の高難度クエストも存在します。するんですが・・・。
敵デカくね?見た感じ4mとか5mあるんですが。
おそらくはボス感を出したいんだと思いますが、ちょっと笑っちゃいましたよ。申し訳ないんですけど。
配信初期だとガッツとレニーの2人が降臨ボスになるわけですが、女の子のレニーがデカイのはちょっとかわいそうに見えます・・・。
仲間になると元通り(?)になり、キャラのデザインそのものはかわいいので問題なし。
こうした降臨系クエストは難易度は複数あり、攻略することでボスを仲間にするための欠片を集められ、対応したキャラ専用の装備品をゲットできます。
欠片は指定数集めると仲間に加わる、といった流れ。
ガチャと確率とリセマラ
ガチャは最高レアのSSRから始まり、SR、Rと3種類。
SSRは3%とソシャゲの中では平均的。SRの確率が高いので、必然的にRが要らないんだろうなと思います。
もう1つある特徴として、上限突破。
同じキャラを引くことでレベルの上限を上げられ、より強くしていくことが可能になります。
これがねー・・・、個人的には好きじゃないです。ガチャありきのゲームになりがちなんで。
このシステムだとインフレを起こし始めると止まらないので、最初からいるキャラを大事にしつつ、イベントが充実していくかしっかり見ていきたいところ。新キャラ=強キャラになると危険領域。
リセマラ
チュートリアルの前にまずはガチャを引くのでめちゃくちゃ早いです。1分ちょい。カップラーメン以下。
あんまりリセマラが好きじゃない私でも、じゃんじゃんリセマラしようぜ!といえる程度には魅力的。
上でも言った通り、SSRは3%。10連で2体以上出てくる確率は大体3.4%。
単純に計算するなら、30回くらいリセマラすれば1回は2体以上出てくるんで、粘ってみるのも手。
事前登録の報酬がもらえる内は、1体で妥協してその後のガチャに期待する方がいいかもしれないですね。
テリアサーガの良い点
・戦闘に迫力があり、臨場感を味わえる
リアルタイムで進みつつ、主人公率いるパーティーが戦闘していく様は迫力があります。
ラインディフェンスゲームを思わせるオート進行に、敵への対策となるマニュアル操作の移動。
単調に戦闘が行われるわけではなく、フィールドを縦横無尽に動きまわり、増援が来たら切り返してズバッ、と。
結構見ているだけでも楽しめる部分が大きいんで、好きなキャラが見つけられれば、より楽しく遊べそうです。
・キャラのデザインの良さ。
デザインは結構誰しもが受け入れられやすい良さを持っていて、カッコいい・かわいいを感じやすいと思います。
細かい部分では、2D絵もふわっと動き、リアクションしてくれるのも、よりデザインの良さを際立たせてますね。意味もなくタッチしてしまうんです・・・。
テリアサーガの悪い点
・限界突破システム
同キャラを引かないといけないシステムなので、無課金・微課金にとって厳しいシステム。
むしろアリーナなど、プレイヤー同士の競争があることを考えると、課金者に対しての方が厳しいかもしれない。
・細かい部分で不親切さが目立つ
クエストのリトライ時にフレンド選択が出来ず、1つ戻らないといけない。
ヘルプ機能は最後のページにしかウインドウを閉じる”×”マークがなく、手間がかかる。
・お金の消費と所持金とのバランスの悪さ
強化・覚醒・上限突破といった、育成に対してお金の消費が激しすぎて、常に金策をしないとすぐに金欠になります。
100万ゴールドとか持ってても、1キャラに強化素材10個注ぎ込むだけで8万ゴールド持って行かれます。
強化素材のレア度にも関係なく、です。必然的にレア度の高い強化素材を使うことになり、金策を考えると低レアの素材の価値がほぼ無くなります。
このバランスの悪さ。ダメというよりは、常に金策に追われることがストレスに感じる。
テリアサーガの総括
戦闘、キャラ、どちらも魅力的でしっかり作り込まれているな、と感じます。光る部分が多く見えるのは◎
懸念があるとすれば、やはりインフレ。
キャラクターが上限突破するシステム上、ガチャの優先度が高くインフレを起こす可能性があります。
同じ会社であるネットマーブルが作る、セブンナイツやナイツクロニクルもインフレ気味ということもあって、そこが心配。
ただ、そうした周囲の状況を気にせず楽しむために必要なゲーム性は十分。
友人同士で一緒に初めて、気兼ねなくマルチを回しながら楽しむのも良し、1人でコツコツと強くしつつストーリーやイベントを楽しむのもあり。

