この記事では、基本的に私が考えるリセマラのお話が中心になります。
リセマラが好きな人が見ても不快にならないように心がけていますが、ところどころ気になることはあるかもしれません。
そこだけは申し訳ないですが、多目に見てやって下さい。

スマホアプリ・ソシャゲにおいて、すっかりおなじみの用語になったリセマラ。

今ではどの攻略サイトにおいても必修科目かの如く書かれていて、当サイトでもレビュー時に一応触るようにはしています。

一応、と付けたので分かるかなと思いますが、私はあんまりリセマラって好きじゃないんですよ。

私の中でゲームをやる為に一番大切にしているのが、楽しむこと。できることなら心の底から、です。

そんな私にとって、続けるかどうかも分からないゲーム、楽しいかどうかも分からないゲームで、必死にリセマラをするのはものすごい苦痛。
リセマラ不要!引き直し可能!とかあるゲームがありますが個人的には「は?」としか思えません。なら引かずに選ばせろよ。
苦痛を感じる、楽しくないって勉強したり仕事したり、生きている限り死ぬほど味わわされるわけですから、せめてゲームでは楽しい思いをしたいじゃないですか。

楽しくなければ”ゲーム”じゃない

リセマラはデメリットも大きいですが、メリットも大きい分 “やらないといけない” と人によっては思ってしまうのもダメな点。

ゲーム外要素で楽しくないことが増えると、ゲームの楽しみが薄れちゃうんですよね。これは持論ですが・・・。

楽しむ気持ちより先に、単純作業の繰り返しによるストレス、欲しいもの出ないことによるネガティブな感情が響くのではないかなと。なんだか心理学者みたいなことを言います。

これは自分の経験ですが、リセマラ頑張ったアプリほど続かないんですよね。
そこそこ時間かけて最高レアのキャラ・評価の高いキャラをゲットして、実際に遊んでみても何故かやる気が出ないから、すぐに消すことが多いです。
今プレイしているゲームで、リセマラに時間をかけたゲームは全然ないんですよ、不思議と。

私の中ではリセマラは良いことか悪いことかの問題じゃないと思うんです。楽しめる人は存分に取り組んで欲しいと思ってます。

問題だと思うのはリセマラをやることで、ゲームに対する “義務感” が増えてしまうこと。

一番リセマラが好きじゃない理由がこれです。

時間をかけたんだし、遊ばないともったいないと感じてしまうと、それは楽しさから義務に変わります。

「課金したゲームでやめたいけど、でもお金かけたからもったいないな・・・。」

って思うときがありません?これと同じ感覚。
もったいないからやらないと!は私もたくさん経験がありますが、あれほどゲームが苦痛だと感じることもありません。

私とあるゲームと無駄な時間

以前、PS3の某有名タイトルのRPGを遊んでいた頃のお話。
主人公と一緒に真っ先に紹介された “ヒロイン” がデザイン、声優さんともにめちゃくちゃ好きで、神ゲー間違いなし!と期待に満ちたまま遊び始めました。
すると、中盤前にパーティーを離脱。あとで帰ってくるパターンか・・・と進めるも、一向に帰ってくる気配がない。それどころかかわいそうな目にあいまくります。
普段はクリアまでゲームの進行や攻略は絶対に調べたりしない私ですが、さすがに気になって調べてみると、

「中盤で1回だけちょこっとパーティーに戻り、あとは永久離脱。」

前代未聞です。主人公と一緒にいるはずであろうヒロインが、ただのスポット参戦キャラだったのです。

楽しむべきポイントの重点が、ヒロインにあった私の中でこのゲームは楽しめないゲームになりました。
その時点で発売されてから1週間ほどだったので、売ろうかどうか悩み、とりあえずクリアすることに決めました。
サブクエストや育成は全て放棄、難易度を最低レベルに変えて一目散にクリア。終わった後に私は思いました。

「本当に時間の無駄だった」

と。とりあえずクリアしなきゃ、と義務的にゲームをやって失敗した一例です。
時折暗転した真っ暗な画面に映る自分の目は死んだ魚のような無機質な目をしていたような気がします。嫌な事件だったね・・・。

これはリセマラにも通じると今でも思ってて、リセマラをすることで薄まるゲームへの気持ちや、義務的に強いキャラ・武器を手に入れなきゃという気持ちが、同じように時間の無駄だった、と感じてしまうことがあるんじゃないかな、と思うんですよね。

メーカーはリセマラよりもゲームの楽しさに重点を!

最近はリセマラを推奨するようなアプリも増えてきた気がします。新しく配信されていくアプリは特に。

これがパズドラやモンスト、グラブルやFGOといった大手スマホアプリが、リセマラを多少やりやすくしたり、スタート後に手に入るアイテムを緩和するのは新規に遊ぶ人への取っ付きやすさを加えるために、ありだと思います。
既にゲーム性や楽しさが世間一般に広まっていて、その上で新規に人を獲得したい場合、古参の人に少しでも追いつきやすい環境を整える為に、といった意味合いがあるならある程度リセマラがしやすい環境を作るのは悪いことじゃありません。

最もこうした大手アプリって案外リセマラはやりにくい環境が多いです。
リセマラの元ネタになったであろうパズドラやモンストも、手間がかかりますし面倒くさい極まりないです。
遠回しではありますが、公式はリセマラを推奨していない、という風に見えるんじゃないでしょうか。

大手のアプリと比べると、後発した新規アプリが不利になるのは十分分かります。
分かりますが、リセマラに力を入れるのは、ちょっと違うと思うんですよね。
ダウンロード数を稼ぐためにそんな場所に力を入れてるんじゃないの?と。もちろん全てのアプリがそうとは言いませんが、そう言われても仕方のない出来生えのゲームだって山ほどあるわけで。

まずはゲームが面白くてプレイしてしまう!というのが前提、リセマラなんて二の次三の次ですよ。

今の時代、アプリ・ゲームの面白さだけで続けていけるわけないじゃないよ、って言われたらどうしようもないです。
ですが、1ユーザーとしては、いの一番にゲームが楽しい・面白いことを追求して欲しいんですよね、メーカーさんには。

リセマラが面白くない・苦痛だと思う人は、リセマラなんてやらずにまずはゲームをやってみるのが一番だと思います。

当サイトでは、(ちょっとRPGに偏っていますが)スマホアプリのレビュー記事を設けています。
あくまでもゲームプレイヤー目線でお話できるように心がけているので、多少は役に経つかもしれないです。

今やりたいゲームがない、ソシャゲに疲れた、そんな方はゲームそのものを楽しむ方向に考えてみると、また違った見え方がするかもしれないですよ?