2018年9月27日に任天堂から新作アプリ、ドラガリアロストが配信されます。
通称は公式ではドラガリとなっているそうです。
言いやすさ的にはドラストがおすすめなんですが、モンストとかぶるからダメかな・・・。ガリってなると寿司で言う生姜が思い浮かぶんですよね。
ジャンルはアクションRPG、ストーリーは王道のファンタジーもの。
PVや公式サイトを見ている限り、遊びやすさがウリみたいです。
注目なのはこれまでアプリゲームに関してはそんなに力を入れていない任天堂が、初のオリジナル作品を制作したこと。
もう1つ、Cygamesと共同で制作、運営をすること。私はこれが大きいと思っています。
任天堂とCygamesとソシャゲ
2018年9月現在、任天堂が運営するアプリは、どうぶつの森、スーパーマリオラン、ファイアーエムブレムヒーローズの3つのみ。
※ちなみにポケモンGOの開発・運営は任天堂ではありません。
どれも元はゲームの版権もので、オリジナル作品のアプリ運営は今回が初めてです。
上手く運営していけるのかどうか。いくら超大手メーカー任天堂といっても、未知数な部分は多いはず。
そこで登場するのが、グランブルーファンタジー、シャドウバース、神撃のバハムート、アイドルマスターシンデレラガールズなど、ソシャゲ界ではなんだかんだ言われながらも、ヒット作を飛ばすCygames。
両メーカーが組んだのは、もしかすると必然だったのかもしれません。
サイゲ側はこれを成功させれば任天堂と大きな繋がりを得られ、任天堂側はソシャゲのノウハウを学び吸収していけると。お互いにwin-winの関係になります。
注目度の高さからも、近年のスマホアプリにおいて、個人的には重要だと思っている初動・・・スタートダッシュは成功させると思います。
実際にどうなるかは始まってみないと分かりませんし、1年、5年と積み重ねないと分かりません。
・・・と、せっかく面白そうなゲームが始まりそうなのに、ゲーム外のことをあれこれ考え続けても仕方ないですよね!
肝心要のゲーム部分について、事前登録の段階でわかっていることをまとめてみましょう!
ドラガリはどんなゲーム?
最初にも触れた通り、ドラガリは王道ファンタジーもののアクションRPG。
2頭身のSDキャラを操作してマップを進み、クエストをクリアしていくことになります。
パーティは4人編成、マップ上でキャラを切り替えるのではなく、全員一緒に戦っていきます。
スライドして移動、フリックして回避、キャラを切り替えて操作し、スキルを使いながら攻略。
見た限り難しい要素は無さそうなんで、某○猫をやったことがある方はだいたいいけるはず。
細かな操作性はやってみないと伝えられないので後日のレビューに周ります。
戦闘中にあったシステムで気になったのは、“オーバードライブ”と”ブレイク”
攻撃してダメージを与えていくとHPとは別のゲージが溜まり、全て溜まると”オーバードライブ”を行い攻撃力アップし強力な攻撃をしてくる。
オーバードライブ中に攻撃してダメージを与えると 敵が”ブレイク”して動きが止まり、防御力が下がる。
形は変わっていますが、グラブルのシステムと同じものを採用していますね。
他にも、実際にプレイしてみたらあれこれと色々見つかるかもしれません、楽しみですねー。
キャラクターについて
主人公 アルベリア王国第七王子
主人公、デフォルトネームは無し。アルベリア王位第7位の王子様。
明るく前向きで優しく勇気を持つ、ザ・主人公!な王道さを持つ。
継承階位は低く王位を狙う王子たちにはあまり相手にされていないけど、何人かは注目している。
妹のゼシア、妖精のナームと力を合わせて生きてきた。
アルベリア王家と深く関わるドラゴンと、竜の血を引く主人公。
この2つがドラガリアロストを大きく動かす鍵になっていくはず。
CVは内山昂輝さん。一時期主人公やライバル役を張りまくっていましたが、最近は悪役でよく見かけるようになり爽やかな声の主人公は久々に見たイメージ。
心配するのは、ガチャキャラに押されてクエストなどで空気にならないかどうか。
この辺のさじ加減1つで主人公としての印象がガラっと変わるので、そこそこの強さがあることを期待したい。
ヒロイン 主人公の双子の妹 ゼシア
ヒロイン、主人公とは双子の妹の関係。俺の妹はこんなにかわいい。
王位継承権は持たず、教会から巫女の任命を受けている。理由は明かされておらず、ここも物語の鍵の1つになりそう。
兄とはお互いに大切に思い合う関係。母を亡くしてからは気丈に振る舞うようになった、とあり、強さと弱さを兼ね備えたキャラにように思えた。
CVは茅野愛衣さん。主人公の内山さんとは、アナザーエデンというゲームでも兄妹の関係でした。
ちょっとSDキャラだと太っちょに見えるのは、できれば気のせいであって欲しい。
見た目、境遇、立場全て含めて悪役に攫われそうな気がしてなりません。
アナザーエデンではちゃんと(?)攫われています。
「大切な人を探す中で大いなる目的を見つける」
これはRPGにおいては王道中の王道ですからね。
全体的に奇をてらわず、スタンダードな作りのドラガリアロストでは十分考えられそうです。
2人と幼なじみの妖精 ナーム
マスコットキャラ、妖精さん。幼いころに兄妹と出会ってから3人で助け合い生きてきた。
グラブルにおけるビィ、白猫におけるキャトラ。主人公が無口であるなら、物語を進められるのでいて困ることはない立ち位置のキャラ。
CVはゆかなさん。最高かよ。見た目も声も幼いキャラですが、何かの弾みで成長して大きくなり、本当の力をみたいな展開はあってもおかしくないですね。
妖精に関して、事前登録の段階ではどんな種族なのか、存在なのかは分かりません。
どうして兄妹と一緒に過ごしているのか、もしかしたら別の物語があり世界を広げていく鍵になるのかもしれないですね。
ドラゴンについて
ドラガリアロストで重要になってくるドラゴン。
戦闘中に助けに来てくれたり、ストーリー上でも助けてくれたり、と味方サイドからすると至れり尽くせりな方々。
そんなドラゴンについて、公式では5体確認できています。
ミドガルズオルム
風を操る嵐の王。気象を操り、その知識は深淵より深く、性格は厳格にして公正。
ドラガリアロストにおけるドラゴンの象徴といってもいいでしょう。
CVは山寺宏一さん。また大御所を連れて来ましたね。
ドラゴンの声は全員エコーがかかっているんですが、さすが山寺さん、迫力とカッコよさは随一です。
ブリュンヒルデ
業火を纏う炎の竜。見た目は超絶カッコいいんですが中身は女の子。名前も元は女性です。
気性が荒く怒らせたらダメな竜として知られています。でも実は世話焼きするのが凄く好きそう(※勝手な偏見です)
CVは遠藤綾さん。迫力よりも女性っぽさを感じられるので、結構中身も女の子なのかもしれない。
「べ、べつにあんたなんかを助けるわけじゃないんだからね!」(ゴォォォォー
・・・意外とありかもしれません。私の中では現在絶賛一押しのドラゴンです。ツンデレ最高!(※勝手な偏見です)
マーキュリー
水を意のままに操り、四足歩行を行う水棲ドラゴン。
人と共生するために四足で地を歩くことを得たり、水上都市の守護竜の名前の通り、竜種の中では一番人に歩み寄ろうとしているように見える。
あと竜種のまとめ役とかさせられてそう。常識人は辛そうです。
CVは井上喜久子さん。穏やかそうな見た目とは変わって、引き締まった声をしています。
ユピテル
雷を支配する輝竜、でも属性は光。雷属性は存在しません。
気まぐれで享楽的、でも古来から英雄たちを導いてきたという。
CVは高山みなみさん。真実はいつもひとつ!声からは奔放さが溢れていて、気まぐれで言うことをひっくり返しそうな、ちょっとした怖さを感じさせます。
ゾディアーク
暗黒の化身、人の憎しみを浴び続けたその肉体は骨に至るまで怨念に蝕まれている。
CVは若本規夫さん。ぶるぁぁぁあ!!一番エコーが栄える人。声の節々から強さがにじみ出ています。
性格や行動に関しての言及がなく、サンプルボイスにて世界に仇なすものを葬ろう、と言うくらいでほんとに人と共生するのか?と思わせるくらい恐ろしい竜。
ゾディアークのサンプルボイスで自分のことを六竜のひとつと言うんですが、紹介されているのは5体のみ。
風、炎、水、光、闇。あと1体の竜はどこにいるのか、どの属性なのか。ここも物語上注目したいですね!
ストーリーについて
ドラガリアロストの世界の始まりは1000年前。人とドラゴンが争っていた時代。
戦いの中、人がドラゴンに対抗するため魔神を呼び出すのですが、人もドラゴンも関係なく世界に襲い始めます。
魔神に対抗するために人とドラゴンは手を結び、共に戦った結果、魔神は封印されます。
それから700年後、魔神を崇拝するディアネル帝国が魔神を封印から解いてしまい、またしても世界は魔神に蹂躙される。
絶望の中、竜の血を引くアルベリウスが立ち上がり、魔神と相対し彼の勇気の元、人々は再び魔神を封印する。
戦争後、アルベリウスを中心にアルベリア王国が興り、300年間彼の子孫により平和は続く。
ここで現代に戻ります。ドラゴンと共生するアルベリア王国で、王都を守ってきた聖片の力が弱まり始めます。
まだドラゴンと未契約だった、第7王子(主人公)は”選竜の試練”へと旅立ちます。
契約竜を探す道中で、主人公は多くの仲間と出会い、多くの魔獣と戦いながら仲間と、竜と絆を深めていきます。
まとめ
おまけ 白猫プロジェクトとの類似性について
ここからはおまけ。察している人もいるかと思われますが、見たくない人も同じくいると思うんでこの位置になりました。
ツイッターやグーグルのキーワード予測などでも “ドラガリアロスト” と検索すると次には”白猫”と出ます。まだ配信前にも関わらず、です。
まぁ正直なところ、憶測を並べ始めればキリがなくなる話なんですよね。
流れを簡単に話すと、任天堂はコロプラの白猫プロジェクトにおける「ぷにコン」が任天堂側が持つ特許に引っかかっているってことで、特許侵害で訴えました。
詳しい経緯は省きますが、現在も裁判中で2018年9月13日に4回目の裁判が行われたばかり。
裁判内容も省きますが、一言でまとめるならお互いに真っ向勝負してます。和解?なにそれおいしいの?状態。
そんな中、出してきたのがこのドラガリアロスト。
最初にも言った通り、シンプルな操作でグリグリと楽しめるアクションRPG。
白猫プロジェクトにそっくりです。似てる要素をまとめるとこんな感じ。
・シンプルで遊びやすいアクション要素
・パーティ編成の人数が4人、操作キャラの切り替えが可能
・ソウルボード(白猫)とマナサークル(ドラガリ)
・最高レアが星5。
・白猫と城(ドラガリ)のタウンの発展
・主人公×ヒロイン×マスコットの組み合わせ(ちょっと無理解釈ですが)
・・・多いっすね(汗)細かい違いはありますが、大体は似ているところを挙げました。
類似性の多さはメリットを言うなら、白猫プロジェクトで遊んだことがある人はかなり遊びやすくなること。
白猫からユーザーを引き剥がす、もしくは既に白猫を離れたユーザーをドラガリアロストに引き寄せて、取って代わってやるぜ?という意思を感じるんですよね・・・。
目には目を歯には歯を。任天堂さんは恐ろしいメーカーやでえ・・・。
半端なメーカーがやっても、意味がないんですがやるのはあの任天堂。しかもCygamesと手を結んでの包囲網。
おそらくは生半可なゲームではないはずです。そこまでやるんですから、本気で潰しにいくでしょう。
個人的にはそれでも生まれてくるゲームに対しての楽しみと、ちょっとした社会への怖さも感じましたね。
とりあえずこんだけ話はしましたが、ゲームそのものを遊ぶに際して、そこまで気にする必要はないことだと思います。じゃあ書くなよって話なんですけどね(笑)
“任天堂×Cygames アクションRPG”ドラガリアロスト(ドラガリ)”の事前登録情報と期待したいポイント” への1件のフィードバック