パワサカ2周年で実装された海皇山高校がなかなかにエモくて面白い

 

 

パワサカが2018年12月7日で2周年を迎えました。めでたい!
最近私の中では本家パワプロよりもこっちが面白くて、ちびちびと選手を作りつつチームの強化に励んでおります。

ようやくチームランクがSSSランク。中級者といったところでしょうか。先はまだまだ長いです。

今回は2周年を迎えて実装された海皇山高校のお話。
パワサカそのもののお話は以前させてもらったんで、まだ遊んだことない、って人はそちらへどうぞ!

今さら “実況パワフルサッカー(パワサカ)” が面白いことを全力で伝えてみる

ちなみに今回は攻略系の話はほぼ一切ありません。それが目当ての方はよその攻略サイトへ行ってね!ではスタート!

そもそも海皇山高校って?

海皇山高校は、パワサカにおける高校サッカーの名門中の名門校。
パワプロにおいてのあかつき大付属高校でイメージしてもらえれば分かりやすいでしょうか。

これまでのサクセスにおける海皇山高校は、文字通りラスボス。

ドライブシュートをガンガン放ち、数多くの経験点を奪ってきたであろうセンターフォワードの桜庭。
中盤からボール奪取、ゲームメイクを担い、チャンスを作らせずに試合を運ぶキャプテンの郷田。
好調時は手を付けられないほどバシバシシュートを止めまくるゴールキーパーの安芸山。

燃志高校のサクセス時に運悪く育たなかった湯川(GK)さんに向かって放たれるドライブシュートはまさに絶望の一言。経験点返して!!

そんな海皇山高校はいつサクセス入りするのか、待ちに待たれた末、とうとう2周年という節目にて解き放たれることになりました。

王道のシナリオ

ラスボスであった海皇山高校に入った主人公・・・パワサカくんはサクセス開始当初は1軍に上がったばかり。

他の高校では自分が周囲を引っ張る展開が多い中、周囲に突出した能力を持った選手の中でレギュラーとなり高校サッカーの頂点を目指します。
※連れて行く選手によっては他の高校でも変わらんじゃろが!というご意見もあるかと思いますが、ここではスルーさせていただきます。かしこ。

1軍に上がったパワサカくんの前に、監督の交代が告げられます。元の監督は名将と呼ばれる老将でした。
新しい監督は若いながらも哲学を持ち、サッカーとは考えることだ、とチームへ投げかけ、多くの選手にポジション変更を告げます。

当然選手から反発もあり、うまく行かずチームは乱れ始めます。

それでも多く才能を持った選手がわらわらといる中、自分自身に確たる武器がないことに焦るパワサカくん。
マネージャーであり幼馴染でもある彩結ちゃんとの会話で、自分の哲学を定めて前を向くことを決め、多数の才能の前にも屈せずに成長し、最後にはチームの大黒柱として、チームを導いていくことになります。

最近ではあまり見なくなりましたが “平凡だった主人公が名門へと進み成長していく物語” の王道展開が行われるのが海皇山の特徴。

王道とはありがちなこと。低レベルのシナリオだったのなら鼻で笑って終わらせていました。フフン。

が!海皇山のシナリオは王道の中に熱さがあります。エンディングも哲学の成功次第で変わってきます。

海皇山のサッカーに魅力を感じつつも、歴代キャプテンの称号である”海皇”に対して複雑な想いを持つ桜庭。
現海皇でありながら、怪我を抱え

海皇山高校のパワサカくんがエモい

いつもは常に頼られ、頼れる姿を見せつつ、逆境を覆してきたパワサカくん。

今回も引っ張る立場ではありますが、能力と才能の狭間で挫折と劣等感を味わうことが増えてきます。

特に、サッカー感の違いから、やむを得ず対立をしてしまう堀場。

この堀場くん、ベビーフェイスながらもなかなかの毒舌家。

パワサカくんとの最初の出会いは、フレンドリーに行われ仲良くなります。さすがはコミュ力おばけ。

ですが、サッカーは下手であったことから、徐々に、少しずつ、遠回しにマネージャーへの転向を進められる。
認めることができないパワサカくんは、堀場くんに勝負を挑みますが、一度も勝てないまま一蹴されてしまいます。

ボロボロなまま居残り練習を続けるパワサカくんの前に、郷田が姿を見せ堀場の才能と、これからも頑張ろうとすることを話し始めます。

話しているうちに、とうとう悔しさがこみ上げて涙が溢れてきます。

そんなパワサカくんに対して、キャプテンの郷田は慰めたりせずに叱責します。

「こんなところで泣いている場合か!そんな時間はどこにある!」

パワサカくんは立ち上がります。堀場を超えるために、才能を凌駕するために。
堀場を倒した先には、海皇(キャプテンの称号のようなもの)であり、三冠達成のために全ての重責を背負い続ける郷田と対決することになります。

チームのことはチーム全体で考えるべきだと主張するパワサカくんと、自分自身を追い込んでしまった郷田。

敢えて彼を非難し、勝負して勝つことでしか伝えられないからこその行動。
彼は郷田を打ち負かし、チームを本当の強豪へと押し上げていく・・・。

・・・という一連の流れが実にエモい。
他の高校ではサッカー部、チーム全体に苦境が訪れたり、試練が待っていたりすることが多いんですが、海皇山では物語上においても主人公本人が頑張らないといけないんですよね。

これがね、私個人としてはより燃える。もちろんチームとして成長していくのは大切ですが、頑張って成長してその結果認められていく過程がたまらなくいい。

海皇山そのものも選手の育成の場としては強力で、基礎能力を上げるための経験点が稼ぎやすいので、実力を周囲に認めさせていく流れも作りやすいのもグッド。

マネージャーの奥園彩結(あゆ)ちゃんがビックリするほどかわいい

サクセスが増えるたびに彼女候補であるマネージャーも必ず増えるんですが、今回の彼女は中々に可愛さMAX。簡単に性格をまとめるとこんな感じ。

・困っている人を放っておけない。すごくいい子。
・サッカー部のためにすごく頑張る。かなりいい子。
・主人公の幼馴染で、主人公がめちゃくちゃ好き。
爆発しろ。

今までの彼女ではなかった、幼馴染という設定がキモだと思ってます。
パワサカくんが成長する契機として哲学を学び、覚醒する契機になるのがこのあゆちゃん。デッキに編成する・しないに関わらず、です。

デッキに入れなかった場合は、出張ってくるわけではなくあくまで幼馴染の範疇で終わるあゆちゃん。

真髄を発揮するのは、やはり彼女としてのあゆちゃん。

一緒に練習した後は幼馴染なので、一緒に家に帰る距離感。
固有イベントでは別の子が主人公にちょっと付き合ってよ、的な話をかいつまんで聞いてしまいます。

 

 

私の青春、終わった。とこの世の終わりのような顔でショックを受けるも、実はこういう用件でした、と聞くとわーい、と喜びながらとことこ駆け寄ってきます。犬のようにちょろいです。
学園祭イベント時も同じ。大体先走ってショック受けてからが開始。かわいい。

ちなみに付き合っているとちょっとイベント内容が変わるんですが、

「二股だったんだ・・・ガーン(とぼとぼ・・・)」

と、リアクションが変わりません。どんだけいい子なの。現実なら確実にグーパン飛んできますよ。

個性的な彼女が多いように思うパワサカの中では、結構本家パワプロ寄りのスタンダードさを持った子。
こういった喜怒哀楽がはっきりしてて、それでいてさらっとしたイベントも多いので、いい部分が凄く受け取りやすい子なんですよね。

海皇山のシナリオと相まって、すばらしくかわいいキャラに仕上がっています。
え?そんなこといっても手に入らないって?大丈夫です。フレンドを探せばいいだけですから。むしろフレンドを探せ。

プレイ動画を見ただけじゃ分かりませんからね。こうした彼女とのやり取りを経てからできた選手がいるからこそ、より楽しめるってもんでしょう。

選手作成の難易度も高くないので、やったことねぇしなぁ・・・って人も構える必要はないんです。

まとめ

個人的には本家パワプロも含めて、かなり面白いと感じた海皇山高校のお話でした。

今回実装される際に一番危惧したのはインフレが激しくならないかどうか。

一通り遊んでみて、ちょっとインフレしてるかなと思っていたんですが、海皇山は経験点が出るかわりに高校ごとに入手できる超特殊能力がそこまで強すぎない弱さもあります。
他にも特殊能力のコツの入手がそこまで優れていないことや、体力回復するパワドリンクが必須すぎて天才選手の育成にメリットが感じられないことなど、バランスが取れている部分が多かったので大丈夫そうでした。

初心者は結構手軽にS・SSランクの選手まで手を伸ばすことができて、上級者は突き詰めていくことで他の高校とはまた違った個性の選手が作れる。

バランス的にはそんなところでしょうか。哲学をきちんと使いこなせれば、もっと評価は上がっていくと思いますがそれでも運が絡む分そこまではないかなと。

シナリオ、作成能力、全体的な面白さ。全てが揃っているんで、まだシナリオを見てない人は1回だけでも見てみましょ。