今回は最近よく聞くようになった、ソシャゲの引退のお話。
先に言いますと、私は引退という言葉に対してめちゃくちゃ否定派です。
ゲーム(ソシャゲ)に引退なんてありません。
今回言いたいのは正直これだけです、では本編スタート!!
引退とはもっと重みのある言葉である
引退とは「役職や地位から退く様子」という意味を持つ言葉。
野球やサッカーを始めとしたプロスポーツや、将棋や囲碁を始めとしたプロ競技として成り立つゲーム、政治や軍隊(退役)などの役職など、もっと重い立場にある人に使われるんです。
どんな競技でもいいんですけど、みなさんはプロの選手が引退する様を見たことがありますか?
私はプロサッカー選手の川口能活選手が、2018年限りで引退されるのを見ました。
私が子供の頃、川口選手は日本代表の正ゴールキーパーで、コロコロコミックで載った漫画を見たときからファンだったんですが、長らくの現役生活を終えて引退されました。
感慨深かったし、寂しい思いでいっぱいでしたね。私もいい歳なので涙腺にぐっと来たことはきっと忘れないでしょう。
年齢的にも復帰することはないでしょうし、本当にこれで終わり。
ガチャで出ないから引退、運営が信用できないから引退、飽きたから引退。
軽すぎません?本来の引退はしたくてするのではなく、しなければいけない状況であることがほとんど。
みんな辞めたくないけど、辞めざるを得ないから引退で区切りを付けます。
誰でも気軽に始めることができて、やめることができるのがゲームの一番の魅力なのに、わざわざ引退なんて言葉を使ってやめる必要がないと思うんですよ。
人によってはこの話はめちゃくちゃ反論したくなると思いますし、ゲームに引退ってことそのものを否定するつもりもないんです。
でも、せっかく気楽にやれるゲームなんですから、わざわざ重い言葉を使ってまでやめるのは変だな、とも思うわけですよ。
引退が必要なゲームって本当にゲームなのか
・イベントを走り続けることへの疲れ
・ガチャの課金がえらいことになった
・ギルドやクランといった多くの人との関わり、付き合いが大変
そういったしがらみから抜けるためにも、もしかしたら引退って言葉を使うのかもしれません。
でもそれってゲームじゃないんですよね。
他の何かを押し殺してまでやらなければいけないのは、ゲーム本来の楽しむという方向性とは真逆。
考えを押し付けているように思われるかもしれませんが、ただでさえ時間の無駄だなんだって言われるゲームなのに、楽しむことさえできなくなったら、もう何も残らないじゃないですか。義務感でやらなければいけないゲームなんて、ほんとのほんとに時間の無駄。
ゲームはあくまでも自分が楽しく遊べる前提条件があってこそ、活きるもの。
引退とか区別を付けて考える必要はないわけです。ちょっと遊ぼう、これくらいでやめとこう、そんな程度ですよ。
引退なんて言いたくなくなるようなプレイ環境を!
そもそも、ソシャゲ自体が引退なんて言葉を使いたくなるような環境にあることも否定できません。
だからこそ、遊ぶ側の私たちが自分でしっかりと環境を整えて、引退がどうとか言うことがなくなるようにするのがベストかな、と思います。
走りますか?走りませんか?
ソシャゲのメインコンテンツの1つであるイベント周回。
同じことをぐるぐると行い、報酬を得たりランキングを競ったり。
こっちと同じようなことを言ってますが、私は周回系・ランキング系のイベントが嫌いで、あまり力を入れることを良しとしません。
だってダルいじゃないですか!
対戦ゲームは勝てないときはさっさとやめちゃいますし、RPGもぶっ続けで進めても話が入ってこなくなります。やり続けないとダメなんてイヤなんです。
当たり前ですが、走って頑張っている他のプレイヤーに比べると、報酬など揃っているものと揃っていないものの差が明確に出て来ます。
私はそれで差が出てもいいと思ってます。自分のペースで楽しめるならOK。人と差が出ようが自分が良けりゃどうだっていいです。
「俺(私)はイベントをできるだけ全力で走って楽しみたい!行くぜ、ウオオオォォォォォ!!」
思う存分に行け。やりたいこととと楽しめることが一致しているなら、誰も止められません。
私自身は死ぬ気でやり込む派じゃなくて、だからこそやり込み派の人が見せるプレイングや結果を見るのがめちゃくちゃ好きです。
あなたはどうですか?周回系のイベントが来る度にため息をついたりしてませんか?複数アプリの前で頭を抱えていませんか?
やらなければいけない、と思うことと、やりたくないと思うことがあなたの中で重なってしまうと、とんでもないストレスを溜めることになります。
結果、楽しいはずのゲームが引退したくなるほど憎く思えてしまうわけです。
もしそれくらい悩むなら、引退とか言う前にイベントなんて放置しましょう。
走りたいなら走る。走りたくないなら走らない。報酬とかの前に、自分が本当にどうしたいかを考えるべし!
ガチャの結果に左右されないこと
引退にどうしても付きまとってくるのがガチャ。
引けたときは嬉しいけど、引けなかったり大爆死をカマしたら最後、やる気をごっそりもっていかれるのはまぁ道理ではあります。
ゲームの攻略などと違って、こっちではどうしようもないものなので、引けた・引けないに限らず、そんなもんだって気持ちを持つことも重要だと思ってます。
必要以上にガチャに入れ込み過ぎないようにする。言うは易しなのが難点なんですよね。
どうやっても解決方法なんてないので、せめて心構えだけでも唱えていきましょうか!大半の人には必要ないのが欠点。・・・いる?そんなの?
もうちょっと回せば出る
気のせいです(引くだけ確率が上がるガチャを除いて)
私たちが引く程度の回数で確率が収束するかといわれると、難しいです。絶対にバラつきは出ます。
変に期待しすぎない方が精神的には楽。課金する場合も出るまで引くはやめた方がいい。
運営が操作している
ほぼほぼ気のせいです(絶対とは言えないのが辛い)
これを疑いたくなる気持ちは爆死を経験した人なら絶対分かるんですが、運営側にとってバレた際のリスクが大きすぎる(※)ので目先のことではなく、長期的に考えるなら絶対にやらない・・・はず。
※炎上で済むならマシ、ユーザー不振、課金の停滞、株価の下落、サービス停止までいくことも全然ありえるので、こちらが思っている以上にデメリットが大きい。
一番大変なのは信頼を取り戻すこと。一度失った信頼を取り戻すのは相当難しいので、リスクとリターンが噛み合わないんですよね。
爆死した、死にたい。
気のせい・・・じゃないね。
ここでおすすめしたいのは・・・放置!もう聞いた?気のせいだ!!
ちょっと距離を置いて、落ち着くまで待つのです。
彼女(彼氏)と喧嘩したあと、急に別れ話になったら後で絶対に後悔するアレです。
しばらくログイン勢として石貯めたり、大きなキャンペーンがあるまではあまり触らないようにしたり、ちょっと離れてみて一息ついてみましょう。
「やっぱり、お前(ゲーム名)が大事だったんだな。」
そう気付くときだってあるはず。別れて(引退して)しまっては遅いわけですよ!
いい結果があれば悪い結果もある。根気強く進めていけば、ガチャだって多少は良くなるかもしれませんよ?
まとめ。
ゲームはいつでもやれるしやめれるんだから、引退なんてする必要がない、という持論を好き勝手にぶちまけてきました。
「イベント→やりたくないなら放置だ!!」「ガチャで死んだ!!→一旦放置しろ!!!」
知性の欠片も感じさせません。
私の知性の低さはさておきまして、私自身は家庭用ゲームからやっていた人なので、引退って言葉に違和感しかなくて、最初にも言った通り明確に否定しています。
昔は何かあったら「もうやらんわ!このクソゲーがよ!!」とキレながら、30分後にはブツブツと文句を言いつつもまたやり始めるんです。
きっと、凄く楽しかったんです。ですからいい大人になった今でもきゃいきゃいしながら(キモい)遊びますし、どんなゲームでも自然とやめることはあっても、引退なんてしません。
ゲームってそんな身近にある遊びなので、引退って言葉で線引きをしてほしくないんですよ。
言葉だけは使ったことがあるって人も、ここまでは考えてる人は多分いないと思いますが、それでも言葉には意味が宿るもの。
知らず知らずのうちに引退という言葉に引っ張られて、あっちを引退、こっちを引退。
ゲームを楽しむことよりも、粗を探してやめようとすることに比重が偏ると凄くバランスが悪い状況になってしまうかもしれないです。憶測ですけどね。
たまに、ソシャゲをやめたらこれだけ生活に潤いが出ました、的な話を聞きますが、多分それゲーム(ソシャゲ)関係ないんですよ。
どんなことであっても、やり続けることを勝手に義務にしてしまうと疲れてしまうのは当たり前ですし、お金をつぎ込み続けると生活が圧迫するのは変わりません。
勉強だって運動だってやり過ぎるとデメリットが多いのは一緒。
もっと気楽に楽しみましょう、ゲームはあなたを嫌ったりはしません。ガチャは知らないけどね(笑)
グラブルをやめようかどうか悩んでいるときにこちらにたどり着きました。
古戦場やイベント筆頭に周回要素が多いゲームですよね。
私も機械的に周回することに1mmも楽しさを見いだせない性質なので、ほとほと嫌気がさしています。アンイストールしようかどうかも悩むぐらい。
書かれているように楽しめる範囲で楽しめれば良いのですが、
より強くなることを目指すと、どうしても周回せざるを得ないのが悩ましいところです。
強くなることがモチベーションなのに、その成長が周回しないことで鈍化してしまう。
DBの例を挙げられていましたが、
修行するために苦痛を伴う精神の時の部屋に行くか、
亀仙人のもとで未だにスーパーサイヤ人になれないまま修行をするかに似ているな、と思いました。
そのあたりの折り合いはどう付けられているのでしょうか。
コメントありがとうございます!
私の場合折り合いは付けず、やるならやる、やらないならやらないと決めているのでかなり極端なプレイスタイルでやってます。現に古戦場は2年近く適当に石取って終わりの休止期間になってますwよっしゃ、今のうちに他のゲームやるか!みたいな。
世の騎空士の皆さんはそれこそゴッドばりにガンガン強くなっていきますし、素直に凄いなーと思いますが、苦痛を伴うなら私は修行はやらないでしょう。
強くなることは大事だと思いますが、そこまで思い悩んでまで強くなりたいですか?多分ですけど、その前にやめちゃう方が先なんじゃないかと思います。
そうなると、楽しくなかった周回を思い出してそれまでの時間も無駄だった、と思ってしまうような気がします。
私なんて歴だけで言うなら4年近く前からグラブルやってますが、未だにランクは160台ですし、マグナ2武器も全然揃ってなくて、闇背水ハデスマンが主戦力の時代遅れです。
それでも最近は、本当にちょっとずつ別属性を強くしたりして楽しくやってます。
グラブルそのものを長く続けたいなら、期間は決めずに適当にだらだら遊ぶ期間があってもいいのではないでしょうか。
もしダメそうなら、やめてしまうのも選択肢ですよ?記事内でも言ったとおり、義務化するのだけはやめた方がいいです。
お返事ありがとうございます。
私の知り合いで主さんと同じくらいの歴でランク140台の方がいます。
その人もやりたいことしかやらないで、クラスも未だにダークフェンサーで遊んでたりします。それでもリアルで話を聞くと「無料でここまで遊ばせてもらえて有り難い」みたいなことを言っていたり「アーカルムが楽しい」などとネット上で散見される意見と真逆のことを言っていたりします。
主さんと遊び方が似ているのかな、と思いました。
大体嫌になってやめると、やれクソゲーだの、自分が夢中になってた時間まで否定してしまうのが残念ですよね。
そうならないよう、自分を見失わずに楽しめるスタイルを確立できるように模索してみます。
ありがとうございました。
我輩も引退という言葉は使わない。退散とか撤退とかいう言葉を使う。そもそも引退という言葉が蔓延するのは、運営側にも問題がある。報酬という言葉でご褒美を配る。我輩は初めてソシャゲをやった際、報酬と聞いてお金が貰えるのかと勘違いしたくらいだ。そんな甘い話はないが。結果、プレーヤーは報酬を頂く偉大な存在と誤認し、辞める際に引退という重き言葉を使ってしまうのだ。所詮ゲームなのだから、ご褒美という言葉で十分なのだ。
コメントありがとうございます!
報酬とご褒美、確かに意味は似ていても重みが違いますね。
こうした小さな積み重ねが、ゲームを義務化させていくのかも、ですね。参考になります!
ソシャゲにはまり、アホみたいに真面目にプレイし、結果人間関係に疲れて引退を…と考えていたらこちらの記事に辿り着きました。
視野が狭くなっていたところに視点を変えるお話に出会えて、目から鱗が落ちた感覚です。
人生と一緒、つい人の流れに巻き込まれてマイペースを失いがちになりますが、本質を忘れてはいけませんね。冷静になれました。
マイペースに楽しみます。
ゲームも、人生も(*^^*)