
最近そこまで触っているわけじゃなかったダンメモ。ごめんね、カムバックボーナスとか発生しちゃって・・・。
ダンメモが2周年を迎えたとのことで、よっしゃ報酬受け取ったろ!!と邪な思いでログイン。
数日のログインで11連チケットを大量にゲットですよ。何も当たりませんでしたけどね!何なの、罰なの?
気落ちしつつ除いてみた2周年のイベントストーリー。
もうちょっとで石が貯まるという不純極まりない理由から始めたんですが、ちょっと読み始めると止まらなくなりました
気付いたら「後編に続くよ^^」で前章おしまい。期待のさせ方まで原作に寄せてくるとは、やりますね!先生!13からの14巻はほんとに待ったんですからね!!
今回はダンメモ、アルゴノゥト編のお話。そこかしこにネタバレが挟まりまくるので、まだ見てない人や結末までは自分で知りたい人はブラウザバック推奨になります。
偉大なる冒険譚 アルゴノゥト
2周年企画の目玉になった大型イベントストーリー。
“アルゴノゥト”はダンまち本編中でベルが英雄を志すきっかけの一つになった物語。
断片的に内容が出てくることはありましたが、隅から隅までストーリーが作られるのは今回が初めて。しかもフルボイスと最高の環境になりました。
過去話どころか昔話レベルになりますが、登場人物は全てダンまち本編の登場人物を模したキャラになっています。
言及はされていませんが、おそらく生まれ変わりとかではなく配役上のもの。
滅びを待つ世界から始まる英雄譚
ダンまちの基本設定として、冒険者は神様の子供として契約しファルナを授かることで常人とは比べ物にならない力を授かり、この力によってようやくモンスターと戦えるようになります。
アルゴノゥトの時代は本編よりも遥か昔の古代。本編のような神々の恩恵(ファルナ)は存在せず、人が人としてあることが当たり前だった時代。
原因不明の大穴から現れ続ける魔物に対して滅びを迎えようとしている人類を前に、1人の若者が立ち上がった。
村の風車を魔物と妄想して戦いを仕掛けたり、大勢人がいる場で空気を全く読まずに発言する破天荒な男、アルゴノゥト。
彼は英雄になるために、妹のフィーナと共に暮らしていた村を飛び出し、王都ラクリオスへと向かう・・・。
英雄願望を持った道化 アルゴノゥト
ストーリー中ではベルと同じ姿、同じ声をした【アルゴノゥト編】の主人公。
CVも当然ベルと同じ松岡禎丞さん。ベルとアルゴノゥトでの見事な演じ分けによって、進めば進むほどベルとは全く別キャラとして感情移入できるキャラになっているのはさすが。
余談ですが、松岡さんは「1人の声優によりモバイルゲームに提供された台詞の最多数」をダンメモで達成し、ギネス世界認定されました。1万ワードは1人で2クール24話のアニメを放送できる量だそうです。なにそれすごい。
常に飄々として余裕のある態度、大言壮語を放ち人を翻弄する舌を持ち、困った人(特に女性)を見つけたら見過ごせない優しい性格、英雄になると断言するものの力をさっぱり持たない、いわゆる3枚目の少年。
見る人が見ればいい加減で人柄もだらしなく、さらにビッグマウス。そんな彼に付けられた二つ名は【道化】
妹であるフィーナと2人暮らし。事あるごとにへんてこなことをしては妹に叱られ、村人に笑われる毎日。
世界は不安ながらも穏やかな日常を過ごしていた彼は、王都で英雄の募集をしていると聞き、一切迷わず英雄を目指す旅に出ることになる。
何かあるごとに【英雄日誌】として日々の出来事を記す癖を持つ。これが後々伝承になり、物語を広げるきっかけになるとは、本人は当然知らない。
作中では散々弱さがピックアップされていて、彼が活躍する場面のほとんどは逃げ足で切り抜けたり、持ち前の話術で翻弄したりするばかりで、ちゃんと戦っている場面はあまり描写されない。
変わりに観察力や洞察力が高く、自頭の良さが分かるような演出が多い。空気も読めないのではなく、読まないと言ったほうが適切か。
危機が迫り絶望的な状況になるほど、3枚目の性格はなりを潜め、彼本来の性格とも言える優しさを感じさせる口調になることから、おそらく普段の性格は芝居っぽく作っていると思われる。
前章全て見てから、序盤を見直すとアルゴノゥトの声の発し方はどことなく背伸びしているようにも、演じているようにも聞こえる気がする。
英雄への旅立ち、仲間との出会い、アリア(アリアドネ)との邂逅、王都と【楽園】の真実を知り、王都から追われる身となり、絶体絶命の場面でクロッゾの助けが入り、前章は終了。
キャラクターとして配布されるアルゴノゥトくんは短刀と炎の魔法で戦っていることから、後編ではこれらを自分の力として発揮することが予想されます。
やっぱり出来ないやつが出来るようになる瞬間って物語としては最高の盛り上がりになりますからね。期待したい。
ブラコン?百合の片鱗を見せる妹 フィーナ
我が道を突っ走るブレーキの壊れた暴走機関車ことアルゴノゥトくんの妹、フィーナちゃん。本編でのレフィーヤと同じ姿、声をしたキャラクター、アルゴノゥトのお守りその1。
へなちょこな兄と違って魔法の腕が一級品。他の英雄候補にも認められる腕前を持つほど。
実力以上に、個性豊かで奔放すぎる兄に翻弄されまくるのが常な苦労性を持つエルフの女の子。
確実にツッコミ役として作られた一面もあると思わせるほどに、とにかくツッコミます。兄さん!バカ兄!!クズ兄さーん!!!
アルゴノゥトに一番危害を加えているの実は彼女なんですが、一番助けたのもまた彼女でした。
彼女の魔法は、一番ピンチ時のアルゴノゥトを救い出します。立場逆じゃね?「フィーナは囮!私は逃げる!!」
多少ブラコンの気があるような描写もありますが、愛情というよりも家族愛の面が強く見えるんですが、アイズを模した姫であるアリアドネを前にした際に、ソッチの気を出し始めます。
そこまで本編に寄せなくてもいいんですよ?
前章では追われる身となったアルゴノゥトを逃がし、王都で捕まってしまったところまで。
アルゴノゥトとの本来の関係、全然似てない姿形や種族などからも義兄妹であることが分かるものの、2人の本当の関係については持ち越し。
フィーネ自身の願いや誓いもほとんど明かされません。気になります。後編・・・後編はよ・・・。
運命に縛られたお姫様 アリアドネ
滅びに向かいつつある人類の、最後の楽園と呼ばれる王都に存在する数少ないお姫様。
配役はアイズさん。本編での戦闘狂っぷりが嘘のような、か弱さとおしゃべりっぷり。
楽園である王都の正体は、後述する常勝将軍(ミノス)の存在と生贄にされる王家直系の人間の関係にあり、アリアドネは既に生贄になる運命が決められています。
残された王家の人間は彼女とラクリオス王のみ。彼女が犠牲になろうがならなかろうが、破滅は既に目の前のいわば延命装置。
そんな運命に抗うかのように城から逃げ出し、アルゴノゥトと出会ったことで彼女もまた変わっていくことになります。
狼族の戦士ことツンデレ兄さん ユーリ
本編でのベートを模したキャラ。ベートに比べて丁寧な口調ではあるものの、自分にも他人にも厳しい点は同じだけど、ユーリの場合は優しい部分が強調されている。アルゴノゥトのお守りその2。
獣人の部族を守るために、王都に部族を住まわせるべく英雄を目指した。
キツく当たりながらも助けたり、助言をしたりと優しさを忘れない兄貴、付いたあだ名がツンデレ兄さん。
なんだかんだでアルゴノゥトを道化以上の評価をしている。
英雄選抜に生き残り、王都で追われたアルゴノゥトを捕まえるために相対するものの、最後には見逃してしまうことに。デレ兄さん。
その後捕まるような描写はなく王都を離れるのか、部族の誓いを果たす為に留まるのか、彼自身の選択もまた気になるところ。
誇りあるドワーフの戦士(18) ガルムス
本編のガレスが元になったキャラ。ロキファミリアではみんなを見守るお父さんポジの彼も、こちらでは血気盛んなドワーフの戦士。
ユーリと同じく自分にも他人にも厳しい人物だけど、一度心を許すとそこそこ気さくにしてくれる好人物。
ちなみに本編のガレスと違い18歳(本編では言及は無いものの老兵ではある)。流石に無理がありすぎる上に、指摘したらキレかかってくるという絶対に踏ませる気満々の罠を搭載。
戦士としては認めずとも、人として評価したアルゴノゥトを捕縛するように命令されるも、あまり傷付かないように吹き飛ばして逃がした。
色々と謎多いエルフ 吟遊詩人 リュールゥ
最新刊ではとうとうあれやこれやなっちゃったリューさんを模したキャラ。気になる人は全巻見ろ!
本編のリューさんとは似ても似つかないどころか、エルフであること以外はほぼ接点なしといっていいくらい差異があるキャラ。
その格好や言動から性別不詳となっていますが、女性的な特徴を揶揄された際に笑いながらブチ切れて関節をキメることからも、女性ですよ。【CV 早見沙織さん】もそう言ってます。
戦闘力は無いと言いつつも10人の中に余裕で入ったり、戦争の只中でも余裕で生き残ったり、関節をカッチリ決めたりする。
それだけではなく、アルゴノゥトの本質をさらっと言い当てたり、短い付き合いながらもユーリの人となりを把握していたりと、人の機敏や特徴を捉える能力が尋常ではないほど高い。
前章では何一つ自分を見せることなく、最後は追われるアルゴノゥトに助言を与えて出番は終了。
暗殺者の姉 エルミナ
アマゾネスの村で殺しすぎたせいで追放された、占い師オルナの姉のアマゾネス。本編におけるティオネ。
英雄候補として参加するものの、元々ラクリオスの客員だったことから、おそらくは他の英雄候補の監視を含めた仕込みだろう。
ユーリやガルムスも相当警戒するほどの手練であり、ある意味人として正常に絶望を感じている妹のオルナと違い、ほぼ無感情で言葉数も少ない。
妹には相当嫌われているようだけど、内容は一切語られないのでここも後編行き。
占い師の妹 オルナ
英雄候補の10人の中に辛うじて入ったアルゴノゥトが、わーいと城内探検を始め出し、地下で出会った少女。本編でティオナが担当。ある意味アルゴノゥトのお守りその3。
英雄を嫌い、運命に絶望した、笑わない女の子。
前章の始まりは、本編の神の1人ヘルメス様から始まるんですが、すぐに「相応しい語り部」としてオルナに変わります。
生贄ルートが確定しているアリアドネに対しては、気にすることが多いのか様子を見に行ったり、言葉を掛けたりする場面も。
逆に実姉であるエルミナに大しては、嫌悪感を隠そうともせず、アルゴノゥトに大しては辛辣ながらも思うところがあるような接し方。
アルゴノゥトに常勝将軍ミノスの真実を伝え、自分と同じように絶望させようとするも、どんな状況下になっても笑って進もうとする彼の前についに陥落したところで終了。
今回のアルゴノゥト編におけるヒロインの1人と言ってもいい扱いで、リュールゥと共に彼を伝承にして後世に伝えた可能性も考えられる。
オルナについての本当にどうでもいいよもやま話
最初に見たときからずーっと気になっていたオルナのとあること、それは服のデザイン。
デザインのミスだと言う気はないんですが・・・。
位置的にちょっとデリケートな部分が見えてもおかしくありません?いくら胴長でもおへそがその位置なら、その部分はもう間違いなく見えるでしょうがよ!!
姉のエルミナの格好は言うまでもないんですが、この妹も所々露出が激しく、普段は腕を組むようなポーズを取っているから見えにくいんですが、ピシッと立ってもらったら、姉とは違ったエr・・・魅力的に見えるのではないでしょうか。
が!前章では使用キャラとして出てこないので、全ての解明はやっぱり後編から。
おそらくアシストではあるんでしょうけど、きちんとした全身が見たいんです。運営さん、何卒よろしくお願いします。
後編で出番はあるのか!?ヘスティア様!
本編ではヒロイン兼マスコットでもあるヘスティア様。
前章では影も形も見られないどころか、城から逃げた姫を探す最中に情報を得ようとしたアルゴノゥトに対して、傭兵たちが
「幼女で黒髪で巨乳のボクっ子」
と教えます。おおっ、素晴らしい姫だね!と鼻の下を伸ばすアルゴノゥトくんに対して、妹が一言
モノホンは更に変な紐まで付いてるぞ!出るかは分からないが、神様の活躍も後編に期待だ!!
王都を支える・・・ “常勝将軍” ミノス
王都に所属する常勝将軍。戦えば必ず勝ち、王都を楽園と呼ばせる直接的要因になった人物(…)
英雄候補として戦争に参加させられ、半ば捨て石にされかけたアルゴノゥト達の前に現れたモノ。
人とは思えない巨躯な体に全身鎧を身に纏い、人とは思えない咆哮で敵を威嚇。
その正体は、ラクリオスが神から授かったアーティファクトにより飼いならされた、ミノタウロス。
戦争の只中に送り込まれ、単機で敵軍を蹂躙し、人・魔物関係なく肉を食らいつくす悪魔。
人の楽園を守っていたのは人ではなく魔物だった、という滑稽な話。
前章ではただひたすら暴れまわり、アルゴノゥト達に真実と絶望を突き付けた。
ダンまちとミノタウロスは切っても切れない存在、アニメでも原作でもかの場面は間違いなく名場面の1つです。
ベルの英雄譚が始まるきっかけになった、古代の英雄譚が常勝将軍とどう対峙するのだろうか。
感想と改善点と
必要のない戦闘がはさまったのはNG。せっかく先生の書き下ろしなんだから、どうでもいい戦闘は省いてしまった方がテンポが出ましたね。
悪い場面では 「妹にぶっ倒されそうな場面で戦闘→妹を逆にぶっ飛ばす→ストーリーでは妹に張り倒される」 って流れは明らかにおかしいじゃん?じゃん??
アルゴノゥト本人も弱さをピックアップされているキャラなので、戦闘は少ないほうがイメージとしてより弱さを際立たせられたかな、と考えるとその点は残念。ソシャゲ的にそれは無理があるんだろうけど、ここは要改善。
全体的には、まだ前章のみ・・・言ってしまえば導入部のみでかっちりとした感想にはなり得ないんですが、それでも素晴らしい出来だと言えますねそれでも素晴らしい出来だと言えます。
完結はしないものの、始まりから初登場人物達をダンまちの世界に落とし込めているのはさすがです。
いろいろな部分が後編待ちになってしまうのは、嬉しくもあり待ち遠しくもありますね。
これからのダンメモとアニメ2期
後編が楽しみで仕方がない前章でした。
へなちょこで力もないが人への思いやりと優しさを備えた少年が、英雄を目指す道すがら死の運命が待つ姫と出会い、王都の真実を知り、知りすぎたがために王都に陥れられ、追い詰められます。
前章では主に人同士で戦っていますが、既に無限に沸く魔物の前に人類は滅亡寸前の状況。人同士で争っている場合ではないんですが、人類の業がそれを許しません。
ピンチのアルゴノゥトの前に現れたクロッゾと、アルゴノゥトに感化されて王都を裏切ることになった占い師オルナ。
アルゴノゥトの運命、アリアドネの運命、そして人類の運命や如何に!!
・・・と、まとめらしくあらすじ的なものでも書いてみた次第。
今回のアルゴノゥト後編の公開と同時くらいに、アニメの2期も7月からスタート。
ダンメモからすれば、2期はかなりの追い風になることは間違いありません。
・ベル編のストーリーを増やせること
・登場人物が増えることで、ダンメモの弱点である衣装違いを減らせて、キャラを増やせること
・キャラ増加によりイベントの幅を広げられること
現状、イベントはヘスティアファミリアとロキファミリアをメインに回すしかなく、内容は違っていても登場人物は同じことが多いです。
今回アニメで登場するアポロンファミリア、イシュタルファミリア共にヘスティアファミリアと敵対する派閥なんですが、こいつらをイベントでもう一度敵役に回したり、もしくは妥協の末の共同関係にしたり、原作を破綻させない程度に同盟させたりすると、意外な面白みが発見できるかもしれません。
アニメでは、ダンメモ内で既に【究極】まで行っちゃってる戦争遊戯、本家本元が2期の最初から始まります。
ベルに目を付けた神・アポロンの謀略により、圧倒的不利な状況下で行われることになる戦争遊戯。
戦争遊戯編はそれまでのダンジョン内における冒険劇と違い、人と人が争う話がメインになります。
アポロンファミリアは、ほとんどがどうしようもない連中ばかりでそんな奴らをどうやってなぎ払っていくのかに注目。
これが終わると、メインビジュアルにも大きく登場するサンジョウノ・春姫さんをメインにしたストーリーが始まります。
初登場になるイシュタル・ファミリアと戦争遊戯とはまた違ったドロドロ、ジメジメとした抗争が繰り広げられることに。
個人的に、この春姫さんをダンメモがどう扱うのか、にかなり注目してます。
原作知っている人なら分かると思いますが、この方は唯一無二である上に超ド級のチートスキル持ち。
【対象のレベルを一定時間ランクアップさせること】
というもの。ダンまちの世界でのレベルは1つ違うだけでもとんでもない能力差が出てくるため、恩恵が計り知れないほど大きいスキルです。
原作内でも活躍場面は多く、逆に使いすぎないように、物語内でベルがファミリアを離れて単独で行動する(させられる)展開が心なしか増えたと思うくらいにはチート級。
これをどうやってスキルとして実装するのか、運営の腕前に掛かっていると思いますね。
いざチートで必須級の能力にしたら、ユーザー離れ+炎上のコンボが待ってますし、弱すぎたりすると原作を知る人間からため息がもれること間違いなし。
難しそうですよね、絶対難産になるでしょうから。
私の予想としては、今のメモフレの運営ならばおそらくは無難にステータスアップで仕上げてくるんじゃないかなぁ、と思ってます。
今更、ゲームから離れていた身で何偉そうに言ってんだって話ですが、原作がこれだけ面白い分広がっていけばいくほどどんどんゲームとしては大きく完成していくのは間違いないので、今後も期待していきたいゲームには変わりありません。
後編、2期、そして7月15日には外伝ソードオラトリアの新刊も出るので、要チェックだ!