
Q. スパロボDDの発表ってもうだいぶ前じゃないの?
A. このサイトに速報性なんて求めるんじゃない!私が書きたい時がその時だ!
・・・実際はスパロボTのクリア後のDLC、エキスパンションモードをやってテンション上がって書き始めただけなんですが。
難易度と敵のカスタム具合を選べるんですが、エキスパートモードにハイパーカスタムを選ぶと、ハンパないほど敵が強くなります。
流石に1話目でザコ敵が18段階改造のHP2万超え、装甲3000超えは笑ってしまいました。ただのネオジオン兵が繰り出すズサがアムロに100%ミサイルを当ててくる恐怖。
結局、ZZが出てきたら終わるのは同じですがね。マップ兵器万歳!!
で、スパロボDDですよ。既にスパクロ(スパロボX-Ω)が配信されていますが、システムがまるっきり違うので”スパロボ感”は薄く、本当の本当にアプリ版スパロボがこのDDに託されました。
スパロボの魅力とは?
スパロボといえば、作品の世界を超えたクロスオーバー。
「ガンダムとゲッターとマジンガーが同じ世界で一緒に戦う!」だけで、テンション爆上がりだった初期頃。
どんどんと登場作品の枠を広げ、垣根を越えて、様々なクロスオーバーを見せているのはやはり最大の魅力。
ガンダムのブライト艦長が、エヴァのシンジ君を修正として殴ったのは有名なクロスオーバーのひとつですね。
庵野監督からの提案だったそうですが、お互いへのリスペクトが最大限発揮された結果
最新作のスパロボTでは、ガンダムのアムロ、マジンガーの甲児、ゲッターの竜馬が3人揃って歴戦の勇者として登場してきたのは胸熱でした。実はありそうでなかった展開。
キラキラコンビは存在の絶妙さ加減が凄かった。これ考えた人ほんと天才だと思います。
知らない作品の入口に
自分の好きな作品のために始めて、知らなかった作品に惹かれていくのもスパロボの醍醐味。
参戦当時は知名度が高くなかったけど、参戦後に面白いと思われてDVD/BDが見られるようになった作品もあったり、新しい魅力に気付く入口としても。
ダンクーガやゼオライマーはスパロボから知名度を上げてファンをより増やし、デトネイターオーガンは参戦時は知名度どころか何それ?状態に近かったです。私も全然知りませんでしたからね。
原作を超えるスパロボ補正
他作品のキャラと交流を深めることで、原作のキャラがより大きな成長を見せたり、死ぬはずだったキャラが生き残ったりすること。
何から何まで悲惨だったエヴァ勢、脚本に振り回されたSEED DESTINY勢、劇場版でバッドエンドを迎えてしまったナデシコ勢、コードギアスのルルーシュなどが筆頭。
大体がハッピーエンド寄りに改変されるんですが、スパロボKのファフナー勢のように、なぜか原作よりも悲劇的な最後を迎える作品もある。スパロボKはそもそもクs(略
参戦作品一覧
元のスパロボとの違いは、序盤は4つに分かれた世界から1つを選び進めていく形になること。
最近では無くなりましたが、第二次α、第三次αなどはリアル系、スーパー系、男性、女性で4つに分かれていたのでセルフオマージュの要素もあるのかも。
4つの世界に関しても、参戦作品がこれまでのシリーズを連想させるものになっているようで、懐かしいと思える内容になっているそうな。
WORLD 01
★デビルマン(原作漫画版)
鋼鉄ジーグ
マジンカイザー
超電磁ロボ コン・バトラーV
聖戦士ダンバイン
DDの目玉にもなった、デビルマン。
「ロボじゃねぇじゃん!」
は既に古いのです。スパロボJ、Wでテッカマンブレードが出た際に腐るほど言われていました。
それ以上に注目したいのが、原作漫画版のチョイス。ご存知の方も多いと思いますが、アニメと原作漫画は全くの別物。
あくまでもヒーローモノであるアニメ版と、ジャンルとしてはホラーにあたる原作版。作品としてのテーマが丸っきり違います。漫画版はそこまで長いわけでもないので、知らない人はほんとに見てみて欲しいです。
デビルマンから永井豪作品にハマったら、最終的に激マンに行き着くはずなのでこっちもよろしくね!(宣伝)
参戦作品は、全体的に年代も昔めなものが多いのが特徴。
私としては、ダンバインをどう活かしてくるのかに注目したい。
ダンバインの舞台である、異世界・バイストンウェルはスパロボでも定番の異世界バビューン劇のひとつなんですが、大体は場面ごとに切り取って再現されることがほとんど。
一から再現されることはあり得なくないので、最近ではしっかりした兄貴分であることが多い主人公のショウが未熟な状態から成長していくのは見てみたいのはあります。
WORLD 02
超電磁マシーン ボルテスV
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムUC
真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日
勇者王ガオガイガー
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
ガンダムからUCまでの戦争の流れがあり、そこにゲッターのインベーター、ガオガイガーの機械種、ボルテスVのボアザンが地球を狙うのが元になりそうなワールド2。怪しく暗躍するネルフと使徒が追従。
従来のスパロボの世界観でまとまりそうなワールド2は、見慣れたストーリーになることが予想できそうですね。
個人的にはあまり見られなくなった 【完全に敵としてのシャア】 を見たいところ。
最近では敵として出てきても「実はこういう深い考えだった!」展開が多く、これはこれで不満ではないんですが、元々のエゴ丸出しでアムロに襲い掛かってくるシャアを敵としてぶっ叩きたいのがあります。
・・・あれ?ダブルゼータはどこですか??
WORLD 03
フルメタル・パニック!
機動戦士ガンダムSEED
機動戦士ガンダム00
コードギアス 反逆のルルーシュ
新しめの作品が多く、作品数そのものも少ないのが特徴的なワールド3。
フルメタは敵対するアマルガム、00のソレスタルビーイングやギアスの黒の騎士団に至っては本人らがテロリスト。SEEDも物語の転換点にテロが起きることが多い作品。
全体的にそこかしこでテロが起点になるだけに、世界観が非常にカオス。
主人公が戦争ボケの相良宗助(フルメタ)、学生上がりのキラ・ヤマト(SEED)、初期は無口で無愛想な刹那・F・セイエイ(00)、黒の騎士団のリーダーゼロであり皇帝の息子でもあるルルーシュ・ヴィ・ブリタニア(ギアス)と登場人物も癖のあるキャラだらけ。
リーダー格になれそうな人物がゼロ(ルルーシュ)くらいしかおらず、兄貴分になるようなキャラも少なめ。
SEEDのムウさんに死ぬ気で頑張ってもらうしかありません。劇場版にてリフレインされて綺麗になった扇さんにも期待だぞ!
WORLD 04
装甲騎兵ボトムズ
蒼き流星SPTレイズナー
ゼーガペイン
★ゼーガペインADP
★革命機ヴァルヴレイヴ
★機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
作品を見るだけで血生臭い光景が目に浮かぶワールド4。
ゼーガペインはスパクロで出ているので、一応初参戦ではない扱い。劇場版であるADPが初参戦。
スパロボDD独自の世界の触れ書きですが、地球がほぼ侵略されきっていた64の終末感を思い起こさせますね。
そして、初参戦のヴァルヴレイヴと鉄血のオルフェンズ。特に鉄血は色々な意味でスパロボ参戦を待ち望まれていたので、かなり期待は強いはず。
どうしてデビルマンと同じワールドにしない!と憤慨するキミは、私ときっと仲良くなれるはずだ。オルガ止めるマーーン!!
全体的に、登場人物がめっちゃ死ぬ作品が集まってしまいました。なんでこう集めた。
中でも異彩を放つのが、やはりゼーガペイン。他の作品が紛争や戦争が物語のメインになっているだけに、世界観として明らかに他とは違い、血みどろのワールド4に何をもたらすのかはすごい楽しみです。
成長した花澤香菜さんの演技も要注目!※当時は色々と凄かった。
面白そうなポイント
スパロボであること
従来のスパロボと同じシステム、同じゲームがアプリで出てくること。
これだけでももう面白い!と思えるポイントですね。
スパロボも全盛期に比べると、売り上げも規模も小さくはなっていくんですが、それでも最近のV、X、Tの3部作は丁寧に作られていてやっぱり今でも面白いんですよ。
土台があって歴史があるゲームが身近なスマホで遊べるのはすばらしいこと。
スパロボ補正
魅力でも言ったスパロボ補正は、DDにおいてもやはり面白そうなポイントで間違いなし。
特にデビルマンの結末がスパロボ補正でどう変わるのかは、必見でしょう。
原作の結末は今でも語り継がれるほど完全に完成されきっていて、そこをスパロボとは言えども変えることができるのか?変えるとして、どこをどう変えるのかは期待半分、不安半分。
もうひとつの新規参戦枠であるヴァルヴレイヴも、同じくどう補正がかかるか面白そうです。
登場人物の大人たちがもれなくクソだらけで、主人公のハルト達が所属する咲森学園には彼ら子供たちを導けるような大人が一切いない。
それ故に彼らは衝突も多く、無鉄砲な行動に対してきちんと叱ってくれるような大人がいれば、原作以上の成長に繋がっていく・・・のかもしれません。
ヴヴヴの場合、ワールド4そのものが不安点なのは上で話した通り。鉄火団と同盟とかしたら余計にやばそうです。
最終的に全てのワールドがつながる展開であるのなら・・・。
不安を感じるポイント
インフレ
運営元がスパクロと同じなのかは不明ですが、スパクロと同じ方針と仮定したとき、課金要素とインフレは不安な要素。
スパクロは機体の調整をする機会がそこそこ多いんですが、幸か不幸かアッパー調整しかない上に結構雑に上げてくることが多く、バランスが整わないままどんどん進んでいきます。
結果、敵も味方もどんどんパワーアップが進み、調整が行われず強くないまま放置されているユニットは最高レアであっても、文字通り使い道が無くなります。
リアル「チャオズは置いてきた」状態の差が激しい。ドラゴンボール超、最近ではヤムチャもついでに置いていかれました。
課金
インフレと同じくスパクロと同じ方針の仮定で進みます。
新キャラ追加のペースが早く毎月20体近くのSSRが出てきます。
SSRの排出率が1%、ステップアップガチャが基本、有償ガチャ多数と中々に搾りにくる編成。
無課金でやるなら計画的にやらないと、何も当たらないまま死ぬ、という悲劇が起こります。悲しい。
戦闘デモのロード時間
先行版を見ていると、戦闘デモを流した際のロードが長い・・・。
プレステ世代の方なら分かると思いますが、ロードが長いはゲームにおいては正真正銘の地獄ですよ。
初代Gジェネとか1戦闘に30秒ちょっとのロードが入るので戦闘デモ流してたら、ガンダムシナリオのラスト「宇宙要塞ア・バオア・クー」は数時間は余裕で吹っ飛びます。めちゃくちゃ敵が出るんすよ・・・。
幸いなことに、演出OFFは最近のスパロボでは常備されているので、カットは可能なんですが、ロード長いのはダメです。なんとかして。
まとめ
ほんとはですね、もっと細かくキャラや各スパロボ作品のこと書いてたんですが、それぞれの項目が長くなり過ぎてしまって没になりました。
私が初めて遊んだスパロボはスーファミのEXだったんですが、小学生だった上にそこまでアニメも知らず、しかもEXはスパロボオリジナルの世界「ラ・ギアス」に版権キャラがすっ飛んでいってからの話なので、原作再現も何もありませんでした(そもそも当時のスパロボではあまり原作再現は無かったんですが)
さっぱりなんのこっちゃ分からなかったんですが、それでも面白かったですね。
元ネタを知らないからこそ、愛よりも実用性と攻略を優先して、それでも強いキャラには少なからず愛着が湧き、F91と逆襲のシャアはここでゲロハマりし、ダンバインとZガンダムは途中で挫折しました。小学生が見るもんじゃありませんでした。
原作を知ってる・知らないは重要なことなんですが、どっちにも楽しめる目線が用意されているのが、スパロボ最大の魅力。
スマホに戦場を移し、これまでとは違い正真正銘のライト層にアプローチしていくことになるスパロボですが、どうなっていくのか、非常に興味深いところ。
私は1ユーザーとして期待している部分と、やったことがない人が楽しめるようなゲームに仕上げて欲しい気持ち、どちらも強いですね、とても難しいことでもありますが。
・・・とりあえず、早めに続報下さいね。
“スパロボ暦20年近く誇る私が、事前登録段階のスパロボDDの評価を紐解いてみる” への1件のフィードバック