スーパーロボット大戦DD(スパロボDD)のレビュー・感想 どうしてこうなったのかと今後を考えてみる

2019年8月21日。スーパーロボット大戦のスマホアプリ第二段となるスーパーロボット大戦DDが配信開始。

・・・されたんですが、残念ながらスタートダッシュに盛大に失敗。

小さく、細かくUIが不親切、闇鍋で渋いガチャ、ゲーム部分の練りこみ不足といったマイナス要素が響きました。

今回はスパロボDDの話。レビューや感想としてネガティブな話も多くありますが、これから改善されることも考えて期待したいところも多く話していきたいと思います。

スパロボ暦20年近く誇る私が、事前登録段階のスパロボDDの評価を紐解いてみる

自分で見ていて、ちょっと中身が薄いとか思うんですが、期待や不安を書いていた事前登録。

スタートしてからはマイナスな点が目立ってしまいましたが、逆にチャンスだと考えて良いと思います。

スパロボという大型タイトルを使うからには短期終了はほぼ無く、悪い点は先に洗い出されることで遊びやすさの改善も見込みやすいと考えられるから。

アップルストアやグーグルプレイでの評価はかなり悪いんですが、光る部分も多々見えるので評価に捉われ過ぎず、実際に遊んでみてから決めてみて欲しいです。

私の中でも評価はごちゃごちゃしていて、いい所を探そう!でも悪い部分も見えるなぁ・・・と大変です。

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・・・無いか。スタート!

スパロボDDの簡単解説

時は2021年、場所は南極。南極の氷床下の大空洞内に存在していた異星人の戦艦「エルツァード」の調査により発見された巨人型兵器「ディーダリオン」

意思を持つ人型兵器と、メグたちテストパイロットチーム。

演習中のメグ達の前に現れた謎の巨人と対峙するディーダリオンだが、一瞬の油断の間に致命的な傷を負ってしまう。

傷を負ったディーダリオンは大きな光に包まれていき・・・。

これがプロローグ。4つあるワールドに対しては、この光が巻き起こした空間転移・時空跳躍という形で介入。スパロボのお家芸だ!

各ワールドに対しては下で解説するとして、メグ達の地球(以後メグ地球)に関してはMART周囲以外ほとんど解説がされないのも面白そうなポイントですね。

MART(多国籍南極氷床下調査隊)

ヒロインであるメグがリーダーを務めるテストパイロットチーム。
女性パイロットがほとんどで、固有キャラも見る限りイロモノ揃いにしか見えない。
テスト機でもあるDTが異星人の戦艦から収容した人型機動兵器を回収し改修した結果、特殊な適合者であるフェノメナーしか搭乗できない。
軍隊出身者よりも、民間出身者が多いのもおそらくはこれが理由。

フェノメナーと聞くと私はサッカーのロナウドを思い起こすんですが、超常現象という意味なのでどちらにしても問題はないんでしょう。サッカーで超常現象って今考えると凄まじい例えですね。・・・スパロボ関係ない(笑)

ディーダリオン(ディド)

意思を持ち、対話ができる人型巨人兵器。未知のテクノロジーで作られている、と言われていた。
人の善性に対して反応を大きくし、どのワールドにおいても善性によって敵味方の判断を行う。

実際には人間であり誰かからディドと呼ばれ、自らの意思でディーダリオンに変身することができるが、変身に制限があり、自動的に戻ってしまうことも。

人間が巨人に変身すること、人らしく筋肉を備えたフォルム、変身時間の制限など、ウルトラマンや仮面ライダーといった特撮の特徴を持っていて、そうしたデザインにされているはず。

どのワールドでも記憶障害になっていて、元世界のことやメグを含めてMARTのことも分からない。
自我もしっかりと形成されているとは言えず、変身も時間に限りがあるなど、序盤は問題だらけのまま戦っていくことになります。

彼が自我を確立していくことで、どう変わっていくのかはDDの主題でもあるのかもしれません。DDがディーダリオンとディドを指している可能性もありますからね!

大門恵留(メグ)

ヒロイン、可愛い。とにかく胸が揺れる。MARTのテストパイロットチームのリーダー。
MARTの責任者は父親が勤め、自身はフェノメナー。どういった関係性があるのかはまだ明かされていないものの何かあるよ。きっと。

ディーダリオンとは会話相手として付き合いがあることもあってか、他のパイロットに比べて距離が近く信頼度も高め。

4つのワールド全てで仲間になり、最初はディーダリオン専用でカットインが付くアチーブメントも入手できるなど、しっかりとヒロインに育てようという気概を感じる。

メグの面白いところは、ワールドによって相棒が変わり世界が違うことで、行動が変わっていくこと。
頼りなかったり、落ち着いていたり、と慌しい様子ではありますが、どんな場面でも前向きに進もうとする意思は伝わってきます。
序盤はキャラクターとしてあまり動かないディドに代わり、他作品のキャラとの繋ぎをこなしていくことになります。
ヒロインというよりは主人公っぽくもありますが、ディドが変わっていく過程でメグも何かしら変化していくはず。

そりゃ見ちゃうよね。

上牧早希実(サキミ)

ワールド1で登場。眼鏡っ子可愛いよね。
パイロットというより秘書な人。人事課勤めしていたけど、フェノメナーであることが分かりパイロットへ。

真面目で温和で好奇心が強く、立場を理解して行動できる空気の読める女。

これだけだと普通のキャラなんですが、最近のスパロボを見ているとこういう普通なキャラにこそ何か仕掛けがあるから恐ろしい。

爽やかな好青年が女嫌いのバーサーカーだったり、引っ込み思案な研究員がラスボス化したりと前例にキリがありません。

育成可能であることを考えると、裏切ったりスパイだったりはなさそう・・・なんですが、それらを乗り越えてでも何か仕込んできそうな気がする。

ユンナ・ドーソン

ワールド2で登場。変な経歴の多いMART内で唯一軍出身の戦闘機パイロットの志願兵。風貌は兵士・戦士然とした人物。
他のキャラと比べて、あまりにもキャラ的に普通すぎてコメント書くことが無い。

こういうキャラはギャップ1つでガラッと変わってくるから、そこに注目したい。
実はめちゃくちゃ恥ずかしがり屋だとか、実は可愛いものが凄く好きだとか、そういうやつ。

リナリア

渋谷にいそうなギャル風。厚ぼったい唇はLINDA先生のエ口漫画に出てきそう。気になる人はグーグルでチェックだ

このデザインで口数と感情の起伏が少ないらしい。元々はエンジニアだったらしい。DTを動かすパイロット素養があったからグラフディンのパイロットになったらしい。

詰め込みすぎじゃね?このデザインでその設定は中々(受け入れるのが)ハードだと思うんですけど!?

神足 麻依子(マイコ) CV.国府田マリ子

ワールド4に登場。またえらい大物声優さんを連れてきました。まもって守護月天とかママレード・ボーイを知っている人は私と同じおっさんです。
キャラ名と声優さんの名前を見ると、声優さんご本人をモチーフにしているのは明確。
元々はアイドルで、霊感が強い。「私って霊感強いんだー!」という動画を配信したらMARTに目を付けられて、調べたらフェノメナーでしたと。

デザインがスパロボおなじみの河野さち子さん。中期時代のオリキャラはほぼほぼこの方が担当。
私にとってはアクセル・アルマー(スパロボA)を産んでくれただけで神。

無駄な考察というか、疑問

・なぜ「エルツァード」が存在していて、それを発見できたのか
・なぜ異星の機動兵器を改修して使用できたのか
・なぜフェノメナーが発見されたのか
・メグ地球の軍事兵器の状況は?

おそらく版権作品が絡まないメグ地球。ユンナの説明文で「空軍で戦闘機のパイロットを志願」していたことしか確認できないが、人型起動兵器は存在しないのでは?説もあり得ます。
ワールド4において、メグが人類は火星には無人探査機しか到達していないと発言することから、ゲームではない現実世界に近い世界観で、そこにエルツァードが存在していれば、という世界なのかもしれません。

この場合、全部の線が繋がるとすれば、「エルツァード」にマニュアルから資料から機械に至るまで全てが整っていて、MARTがそれらを活用していった、となれば一応はいけそうか。

まだまだ情報が少なすぎるので、こちらも今後の展開に期待でしょうか。

各ワールドのあらすじとパラレル展開

次は4つあるワールドは全てメグたちが転移する平行した地球について。

全て繋がっているわけではなく、パラレル的に展開していくことになります。

先にちょっと触れましたが、全ワールドで共通してディーダリオンとメグは登場し、それぞれのワールドでMARTの誰かが同行していく流れが基本。

<ワールド1>スーパー系総本山とデビルマン

近年のスパロボは、新規登場作以外は原作のストーリーが終了済みかある程度進んでいる前提で進むことがほとんど。

そんな中、ワールド1は参戦作品の全てが一番最初期の状況からスタート。

・マジンガーZの兜甲児は、マジンガーに乗りヒーローになる前のただの少年。
・ダンバインのショウ・ザマは召喚前。聖戦士ではなく、モトクロスに夢中な青年。
・ジーグの司馬宙は自分がサイボーグだと知らない、整備業に勤しむ気のいい兄ちゃん
・コンバトラーの豹馬はまだパイロットに抜擢すらされておらず、暴走族を引退したばかりの少年。

意外とこれまで採用されていなかった形です。これまでのスパロボを知っている人からしても新鮮さはあるかなと。

今回初参戦のデビルマンの不動明も当然デビルマンの元であるアモンと合体前。
デビルマンになる過程もアニメと全く違い、最初は内向的でなよなよした少年として登場。明よりもヒロインの美樹ちゃんの方がアクが強い強い。“自分”“拙者” “あなた”“お主”と呼ぶJKがいてたまるか。絵柄も現代的になっている分余計にギャップが凄い。
それはさておき、甲児達マジンガー勢と明達デビルマン勢が同じ高校に通う設定はファン感涙ものでしょう。

登場人物がほぼ全員知り合い同士なのもあって、仲も良く和気藹々としています。スーパー系特有の爽やかさがここに。

オリジナルキャラ内で登場するのも比較的良識人であるサキミなのもあり、年上でありながらも、関係としてはしっかりと上司と部下。メグはあたふたしながらもなんとか食らいついていくことになります。

<ワールド2>ボロボロの地球とフル・フロンタル(がいない)

ワールド1と同じくほとんどの作品は最初からスタート。

ガンダムシリーズだけ、Z、逆襲のシャア、UCとある中、既にZガンダムの年代であるグリプス戦役、第一次ネオジオン抗争(ZZ)は終了済み。シリーズをまとめた改変が多いのが特徴。

・劇場版Zガンダムのカミーユはそのままロンド・ベルへ、一緒にサイコガンダムとフォウ付き。サイコガンダム?
・かなりのキャラが生き残っている。主にジェリド、ハマーン。
・年代はUC0093の逆襲のシャアのまま、ガンダムUC勢が参加。本来はUC0096。年齢はおそらくそのまま繰り上げ。
・オットー艦長の役割をそのままブライト艦長へ移行。リストラか。
・なんとフル・フロンタルがいない。リストラなの?!
と、逆シャアとUCを混ぜ込んだシナリオがメイン。
UCの始まりになるインダストリアル7での出来事の役割をそのままブライトに引き継がれ、ダグザ中佐がミネバを人質に取る場面がフロンタルではなくシャアに入れ替わるという物凄い展開に。中々にツッコミどころ満載。

ゲッター線の暴走からの早乙女の乱、セカンドインパクトの発生、隙を見て侵攻を開始したジオン軍と一年戦争。
地球がボロボロです。シャアじゃなくても地球を寒冷化させて休ませてやりたいと思っても仕方ありません。

ディーダリオンはゲッターと共闘し早乙女の乱に絡み、15年経過の時空に巻き込まれることになる。幸い本人にとっては一瞬で経過しているが。
メグとユンナは既に転移してから3ヶ月が経過していて、他のワールドに比べるとかなり場慣れし、順応しています。
2人の関係は上司と部下よりも、相棒やパートナー、もしくは妹と姉のよう。ユンナさんは思ったより人情味に溢れています。

<ワールド3>テロと転移とナーバス戦隊

ガンダム00のソレスタルビーイング、コードギアスの黒の騎士団、フルメタルパニックのアマルガムなど、凄まじいテロ連中が勢ぞろい・・・とおもいきや。

SEEDとフルメタ、ギアスと00は更に別々の平行世界同士となり、ストーリー中にすっ飛ばされる羽目になります。流石に新しい展開・・・でもないか。

初対面同士のはずが、通常通りの刹那さん、その後こっぴどく怒られたそうです。最近は劇場版の大人版刹那の登場が多いから、これはこれでちょっと新鮮。
続編であるDESTINY版のキラさんなら上手くいなせたかもしれないが、残念、余裕が全く無いときのキラさん。「何言ってるの?」的なリアクションに対して通信途絶させて終わるのもいつもの刹那さんでした。

ブリタニアから猛烈な攻撃を受けつつ、黒の騎士団とソレスタルビーイングと形の上で共闘することで進んでいきます。

ワールド3は舞台の雰囲気が暗いです。実に暗い。
メインを張るのが序盤の荒れていて余裕が無いSEED勢と、良くも悪くも冷めている序盤のフルメタ勢、まとめ役もリーダーもスーパー系の爽やかさもない中での急な部隊編成と時空転移、無理もないけど見ていて危なっかしすぎます。

そこに合流するのが、黒の騎士団とソレスタルビーイング。やっぱりテロリストじゃねぇか!

オリジナル勢はギャル?系のリナリア。外見に反してものすごく冷静沈着、その様は機械的と言えるほど。
ワールド1よりもメグが慌てず騒がないのも、リナリアの影響が大きく見えます。正確すぎる情報の把握と推測がメグに慌てる暇を与えません。
メグとリナリアの関係はまるでナビと持ち主のように、メカニックに関すること以外で業務的なこと以外ほとんど喋ることがない。
最初見たときは、こいつなんや!と思いましたが、こうなると、どうしてこの子はこうなったのかがめちゃくちゃ気になりますね。

ワールド1、2では散々見つからないディードリオンが、ここではすぐに見つけられます。
ディドとメグは早い段階でコミュニケーションが取れるため、少しだけ仲良し度が上がっているのがワールド3。

普通に登校していただけでイレヴンが!と罵られたり、河口湖でルイスちゃんとデートしていただけで人質にされてしまったりと序盤だけでも散々な沙慈くんの明日はどっちだ!

<ワールド4> 止まるんじゃねぇぞ・・・

さあお待ちかね。新規作品がどっさりと詰め込まれ、期待された鉄血のオルフェンズも参戦するワールド4の登場。

舞台はオルフェンズ、物語は最初からスタート。足早ではありますが、颯爽とCGSを占拠し鉄華団を立ち上げます。
それから、レイズナーも最初からの展開で主人公のエイジが地球へ危機を伝えに来ることに。よりにもよって鉄華団に伝えることになり、一緒にボトムズのキリコが付いてきます。

鉄華団とレイズナー集団とキリコ。とんでも集団が出来上がりました。
迫りくるギャラルホルン、地球の危機を伝え説得しようとしても伝わらないエイジに対して、淡々と連れ戻して現実を説く三日月くんの絵は実にスパロボしています。

更に、ヴァルヴレイヴの咲森学園とゼーガペイン勢が参加していくんですが、全部合わせても少年少女だらけ。全然見えませんがキリコさんは18歳。
若さ故の熱さや無鉄砲さは、脆さや危うさと紙一重。如何にして困難を乗り越えていくかがテーマなのかもしれません。

オリジナルはディドが物語冒頭からCGS(鉄華団)に保護される展開。4つのワールドの中、唯一ディドからの視点で始まります。
孤児やはぐれ者の多い鉄華団で、全く違和感無く溶け込めています。

オリキャラはパイロットとして最も異質なマイコ。従軍経験どころか、おそらく社会経験がほとんどない子。
機体に乗ると性格が強気になり、降りると弱気になる豹変持ち。こち亀でいうバイクの本田速人さんです。あそこまで酷くはありませんが。
メグとマイコは、敢えて言うと頼りない友人関係といったところ。平常時は頼りないマイコがいることで、メグさんは自分がしっかりしなくては精神が発動しているのか、あまり慌てずに素早く環境に適応していきます。

スパロボDDを象徴することになるワールド4、一番期待したいのは、スパロボ独自の改変でしょう。
クロスオーバーすることで、原作とは違った結末を迎えた作品も過去多くあります。
今回はどの作品が、とは言いませんがより良いストーリー、結末になっていって欲しいですね。

スパロボDDの良い点

充実したクロスオーバー

スパロボと言えば、当然期待されるのはクロスオーバー。

各ワールドについては上で散々話してきました。ここではもういいでしょう。

DDのクロスオーバーは十分なクオリティを備えています。多少知っているキャラの口調が変だったりしますが、太鼓判を押しましょう。

アニメーション

さすがに本家には劣りますが、それでもクオリティそのものはアプリゲーとしては十分。

本家も作品によってクオリティが違ったり、物足りない、あーだこーだと散々言われてますからね。

路線としては、据え置きのスパロボV、X、Tのちょっと頭身高めの作りになっています。

スパロボDDの悪い点

多少はスパロボフリークであるつもりの私ですが、正直なところ現状は悪い部分の方が目立ちます。

どうしても本家と比べてしまうと、あらゆる面でクオリティが落ちてしまい、基本無料であることを考えても継続して遊んでいきたいゲームとは今のところ思えません。

BGMが悲しい

版権BGMが一切掛からない。これが結構テンション下がります。
原作でここぞ!という場面でかかる音楽でうおお!ってなるんですが。流石にガオガイガー初登場の場面で”勇者王誕生”が流れないのは悲しすぎる・・・。

タッチボタンの不自由さ

タッチボタンのネクストを押さないと進まないログが存在する。8月28日のメンテナンスで改善済み。改善後ですが面白かったから。
これは意外と今まで不便だと気付かなかった。ネクストボタンを押さないとログが進まなくてかなりストレス要素でした。
しかも説明ログは下だけじゃなくて上中段にも表示されるから、あっちゃこっちゃ動かされてホームに戻れ、×ボタン押せ、次に進め、と多種多様に攻めてきます。タップゲームやってるんじゃないんだから。

チュートリアル終了だよ!からのチュートリアル

ネクストボタンからのコンボ。チュートリアル終わりました!お疲れ様でした!では次はこれを鍛えてみましょう!とチュートリアルが始まる奇跡の展開。リセマラ最大の敵となりました。

ロードはやっぱり長い。

βテストを見ていたまま、戦闘アニメオン時のロード時間はやはりそのまま残ってしまいました。
致命的とは言えませんが、快適とは言えないくらいには時間がかかります。
アニメーションの関係上仕方ないとは思うんですが、アニメを見る場合常にロードが挟まるのはちょっといただけません。

ガチャ系の渋さ

ガチャの確率そのものはスタンダードなものの、ガチャ石を入手できる環境が結構渋い。

デイリーミッションでもらえる石の数は1つ、ガチャのために必要な石は25個。約1ヶ月貯めて1回引いて5個ほど余る計算、渋い。

課金に関しても10連が3500円ほどと、近年の傾向とは裏腹に割高。
最初のうちはログインボーナスでガチャチケットがもらえたり、簡単なステージをクリアしていく毎に石が多少もらえますが、引ききった後は収入源が少なくなりそうではあります。

・・・そもそも、ガチャチケットに10枚でSR確定とか付けなくていいと思うんだが。

どうすればいいのか!スパロボDDの今後!

自分でプレイしてみて一番感じたのが、作りの中途半端さ。

本家に比べると色々な部分が劣化。アニメはスマホレベルなら良くやれているものの、スパロボとしてみると物足りなさが多く。
かといって、スマホアプリとして簡略化していて、遊びやすい仕様かというとそうでもない。

ロボットっていう夢とロマンの塊がそこにあるのに、常時使える武器の数は少ない。
ガンダムがビームライフルを撃ち、ビームサーベルで斬る。
マジンガーZは光子力ビーム、ルストハリケーン、ロケットパンチがあってこそのブレストファイヤーだ。

効率を求め始めると使う武器は限られてくるし、必要ないと言われればそれまでなんですが、原作元を再現したロボットであろうとするなら、中途半端はやめて欲しかった。

やるなら、徹底的に簡略化して 「こういうスパロボもあるんやぞ!家庭用版もよろしくな!」と言わんばかりに差別化を図った上で宣伝にもなるような作りにしていくか、
逆に本家に限りなく近付かせて、 スパロボそのもののクオリティを再現しにかかるぐらい徹底的にやるくらい、振り切っていた方が面白そうだな、と思いました。

今後どうするか、ですがスパロボの最大の魅力であるクロスオーバーにしっかり力を入れて、ストーリーをめちゃくちゃ面白くして欲しいのが1つ。

もう1つ、ここから簡略化はできませんからいっそのこと、シミュレーションゲームとしての部分をやり込みがいがあるものに仕上げて欲しい。

とりあえずSSR武器とアチーブメントの課金による札束攻撃でクリアできるような出来にしかならないなら、先細りしていく可能性が高いはず。

細かな不具合を無くしていく姿勢は凄く見えるので、どんな方向性でゲームを作っていくかを見ていきたいですね!

まとめ

いい部分も当然多いんですが、元のスパロボに比べるとどうしても劣化しているところも多く見えてしまっているのが現状。
ただ、ネクストボタンをすぐに改善してきたこと、不具合に対して即座にアクションを起こすことは評価して良いところかなと思います。

私が一番気にしているのが、物語の終わり方。
スパクロと違い、参戦作品も決まっている状況ですから下手に引き伸ばしすぎても中だるみしてしまいます。
全ての原作を初めから結末まで追うなら、イベントを挟んでも限界があり、最後にはラスボスである元凶に辿り着きます。

ゲームとしては当たり前の”終わり”なんですが、ソシャゲとしての”終わり”になるのかどうか。

漫画もアニメもそうですが、引き伸ばしすぎたものって面白さが右肩下がりになることが多いです。
そんな展開見たくないですから、きっちりと終わり際を見計らってほしいところ。・・・難しそうだなぁ・・・。

そして、今後のアップデートで、全てのワールドが合流していくことも明かされました。
やはりそこからがスパロボでしょう、今はまだ始まりもいいところ。最初はダメだったけど、強烈なファン層の存在で支えられたアプリだってあるんですから、スパロボだってそうなってもおかしくはありません。

だた、それは運とか機会とかじゃなくて死ぬ気で面白くしようとした上でそうなって欲しいと思います。