事前登録中のこのすばらしい世界に祝福を! ファンタスティックデイズ(このファン)の情報と面白そうなポイントを紹介するぞ

タイトル長え。「このすばらしい世界に祝福を!(このすば) ファンタスティックデイズ」(以下このファン)だけで30文字超えるんだし仕方ない。

今回はこのファンのお話。略称はせっかくなんで公式のものをそのまま使わせていただきましょう。
私も原作アニメ劇場版と楽しませてもらっているんで、楽しみにしています。ゲームはやってません・・・。キャラゲーってどうしても出来を気にしちゃいまして。

家庭用ゲームでは2度、アニメの限定特典としても2度ゲーム化。世界観的にはゲーム化しやすいんですよね。
もっと設定を煮詰めて擬似MMORPGとか面白そうです。
遊べてはいないんですが、アニメ2期の特典であるロックマン風のアクションゲームはめっちゃ楽しそうでした。1500円くらいで遊ばせて欲しい。

このファンの話に行く前に、先にこのすばそのもののおさらいから入りましょう。もう知ってるぜ!って人もおさらいしておいて損はないでしょう!
ただ、多少なりともネタバレは入ります。その点はご容赦の上で見てあげてください!ではスタート。

このすばらしい世界に祝福を!作品情報のおさらい

主人公のカズマは引きこもりニートの高校生。ある日新作ゲームを買いに行くために出かけたら、なんと車に引かれそうな女子高生が!カズマくんは勇気を振り絞って女子高生を助けます!

ーーー気が付くとそこは見知らぬ場所。椅子に座っていた美人女神アクア様はこういいました。

「あなたは死にました。」

「トラックに引かれそうになったと勘違いしたショックで心臓麻痺してねwwwwプーwwクスクスwww」

カズマくんは選択を強いられます。天国へ行くか、もう一度生まれ変わってやり直すか。もしくは、異世界へとそのまま移り行くか。

ゲーム気分で異世界へ向かう決意をするカズマくん。異世界転生特典として、何かひとつ優れたモノを貰えることを聞き、ウキウキしながら吟味を始めます

「どうせ何選んだって一緒なんだから早くしてよねー。」

「じゃああんたを持っていこう。あんたは俺の”物”だ」

こうして、カズマくんは女神であるアクアを強制的に持ち物に選択して異世界へ送られます。

お金も無い、武器も無い、あるのは泣き喚く女神ひとり。カズマの運命や如何に!!

と、まぁご覧の通り、コメディ色の強い異世界ファンタジーもの。それがこのすばです。
当サイトでは、ダンまちやSAOなど、ファンタジー系のラノベ発アプリをいくつか紹介していますが、あっちはシリアスが強めですがこちらはコメディが強め。

たまーにシリアスも入りますが、合間合間にギャグも重なるため本当の本当にピンチっぽい場面はあんまりありません。

そのため、アニメも原作もゆるーく楽しく見れます。
原作はより細かなキャラクターの内情を見られ、アニメはより軽快なノリを楽しめます。

カズマと愉快な仲間たち

カズマパーティーは正式にパーティー名は無いものの、最弱職である冒険者の他に、アークプリースト、アークウィザード、クルセイダーと上級職がズラリと並ぶ一見高ランクパーティーに見えます。
ですが実態は、誰も彼もピーキーすぎるために通常の上級職として扱えません。

最初はカエル一体倒すのも難儀にしていたものの、ぽんぽんと魔王軍幹部を撃破、その後もカエル一体を倒すのに難儀するものの、なんとか魔王軍幹部を撃破、ザコのコボルトにボコられてカズマさんが死んだりするものの、ちょっとずつ名を上げていきます。カズマさんはお調子に乗ってボコられるまでが1セット。

1人だと何もできないが4人だともっとカオスになる、そんなイカれた4人プラスαの紹介だ。

カズマ

職業・冒険者

知力が高め、幸運度が激高、あとは平均以下。特典としてアクアを貰ってしまったがために伝説クラスの武器や特性を貰うことが出来なかった。

作中最初のほうでは他の冒険者からもバカにされており、試しに他のパーティーと総入れ替えをしてみたところ、向こうのパーティーメンバーが半泣きで謝ってきてからは「あいつは物好きの苦労性」という評価を得る。
それとは別に「勝つ時はどんな手を使っても勝つ」「卑怯、姑息なんでも来い」というスタイルから、クズ、カス、ゴミ呼ばわりされることも。どんな主人公だ。

流石に等身大の高校生で・・・とは言えない程度にはやっぱり変人なんだけど、まぁ悪い奴じゃないからええんちゃうか?で終わるカズマくん。
死に際ですら笑い話にされとりますが、実のところこれも多少伏線が入ってて、自称じゃんけんで負けたことがないほどの幸運を持つカズマくんは車に轢かれるなんてあり得ないんですよね。
自分の早とちりで心臓発作を起こしたんだから、運不運の以前の問題。幸運ならそんなことすら起こらないんじゃ・・・とか言い出したらキリがないため割合。

彼にとって幸運だったのが、このすば世界がみんな職業やスキルに忠実であるため、カズマのような捻くれたスキルの組み合わせで戦う人間が皆無だったこと。隙を突けば結構やりたい放題やれる子です。
後々メインスキルにもなる狙撃の命中率が何故か幸運依存だったのも後押ししました。いや普通に考えりゃ幸運っておかしいけどさ。

個人的にカズマは福島潤さんが声を担当して完成したキャラなんじゃないかなと思ってます。
ゲスいときはえげつないゲスさで喋るし、かといって完全に悪人になってしまうとダメだからコミカルに小物っぽく聞こえてくるのカズマはほんと素晴らしいです。

アクア

職業・アークプリースト

知力と幸運が最低レベルに低く幸運は史上稀に見るほど低いが、その他のパラメータが非常に高い。
しかも女神であるため既にパラメータは完成しており、成長は一切しない。これを聞いたカズマさんもさすがに哀れみを隠せなかった。

大体こいつのせいと言われるほどのトラブルメーカー。本人の自覚の有無に関わらずなんでも引き起こすものはもはや天性のもの。
知力が低いため、カズマの指示をかっとばして行動しては場をしっちゃかにしてしまうため、ジムバッジを手に入れる前に友達にもらう高レベルポケモン並に扱いづらい。

「アクアがいないと詰んでた」と言われる場面は多い(ベルディア戦他、カズマ蘇生時など)のだが、これらはアクアの低すぎる幸運が起こしている面もあり、そもそもカズマ1人だった場合そうした場面に遭遇すらしないそうだ。ある意味最強のマッチポンプとも言える。

カエルの唾液まみれにされたり、浄化のために訪れたワニのいる湖に檻ごと放り込まれたり、墓のダンジョンで置き去りにされたりと、数えだしたらキリがないほどに悲惨な目にも合う。

ちなみに2期まであるアニメではOVA合わせて全22話ありますが、その内の17話で号泣。1期1話では3泣き1ゲロと驚異的なスコアを叩き出しました。
もれなく1話ごとに複数回号泣しているのがほとんどな上、多種多様な原因で号泣するため視聴者を飽きさせず、一種の様式美に。約8割は自業自得。

結果的にこのすばにおけるマスコット、ペットとも言われ、ヒロインと言われることがほとんどない。これもまた自業自得。

めぐみん

職業・アークウィザード

本人のあまりの扱いにくさの為、どのパーティーからも勧誘されては即追い出されを繰り返していたところ、カズマとアクアの求人募集に引っかかった厨二病の紅魔族の少女。

最上級魔法であるエクスプロージョンに魅入られ、スキルを覚えるためのポイントを全てエクスプロージョンの強化や高速詠唱に回しているため、他の魔法・スキルを一切使えない。
エクスプロージョンは威力過多、魔力消費多すぎ、汎用性無さすぎとデメリットが多すぎることから、あまり使われることが無い魔法。
めぐみんはサテライトキャノンの威力が2倍になる変わりに、他の武装を全てオミットされたガンダムXくらいのピーキーさを誇ります。
作中では屈指のボスキラー。あまりにもフィニッシュを持っていくため、レベル格差もどんどん広がっている。

基本的に常識人なのだが、エクスプロージョンが絡むと一瞬で変人に様変わりする変人。

作中1、2を争う人気を誇り、パーティーキャラではない王女のアイリスと二分するほど。めぐみんは正ヒロイン、アクアはペット、ダクネスはドスケベ。

WEB版では魔力が常に沸き起こり、放置すると体ごと暴発するというトンデモ設定が付けられていた。
本編では無くなったものの「1日1回爆裂魔法を打たないと死んでしまうのですー!!」とめぐみんの爆裂ジャンキーさに磨きをかけるセリフに変わることになった。

ダクネス

職業・クルセイダー

カズマとアクアの求人募集に引っかかったドM騎士。CVと騎士繋がりで汚いアリス(SAO)、汚いアリーシャ(ゼスティリア ザ・クロス)などのあだ名がある。基本汚いが付くんだね。

攻撃をずっと食らっていたいというとんでもない欲求のため、スキルを防御力に全振り。結果、攻撃が全く当たらないある意味最強のタンク役が完成。ちなみに攻撃力自体はそこそこある模様。
攻撃を引き付けることができて、超防御力持ちタンクとかプリコネとかグラブルの世界に来たらめっちゃ活躍しそう。

カズマパーティーは火力役がめぐみんのエクスプロージョン(しかも一発限定)しかなく、タンクだけいてもあまり意味がない。
どちらかと言うと、エクスプロージョンからの即逃走によるヒットアンドアウェイの方が効率自体は良さそうだから、ゆんゆんを入れてのテレポート戦法の方が

実際、パーティー全体の貢献度が実は一番低く、ベルディア戦、デストロイヤー戦、ハンス戦、シルビア戦と数え切れないくらい役に立っていない場面が多い。
グーグルのサジェストキーワードでも「ダクネス 役立たず」が出てくる。悲しい。
あまりに役に立ってなさすぎたのか劇場版紅伝説でのシルビア戦では、バニルの憑依込みではあるものの単独でキメラシルビアと渡り合う活躍が追加された。
アニメ本編でも「たまには役に立つ」とか言われてしまう子。ちょろさを見せ付けてパーティー全員から「ちょろい・・・」とか言われてしまう子。不憫だけど面倒くさくて可愛い子。

どうも性的にもムッツリらしく、巻が進むごとに性的にカズマに迫ることが多くなる。
性的に迫ってはめぐみんに見つかり、その度にドスケベ扱いされては涙目になるのが定番。

アイリス

職業・???

アニメでは未登場だったため、長い間CVも付いていなかったが、今回のこのファンから高尾奏音(かのん)さんが担当することに。
最近では「うちの娘のためならば~」でラティナちゃんを演じていましたね。くっそ可愛かった。
事前の生放送などを見るに、そのまま3期への起用も見越してオーディションを行っているみたいです。

初登場時からしばらくの間はちょっとアレな対応をしてしまったものの、その後はまさに正統派妹系ヒロインそのもの。
カズマをお兄ちゃんと呼び慕う素直さ、めぐみんと妹的な仲の良さに嫉妬してしまう負けん気の強さ、箱入り娘でありながらもカズマの影響を超チート級の実力と所持する聖剣「エクステリオン」の存在。完璧すぎて大体のキャラが霞んでしまう存在感。

めぐみんの項でもお話したように、かなりの人気を持ち、めぐみんの外伝話でもある「この素晴らしい世界に爆焔を!」でもレギュラーキャラとして登場。本編ではどうしても限られてしまう出番を一気に爆稼ぎすることにも成功。

今回のこのファンでも目玉キャラであることは間違いないため、全てにおいて注目されることは間違いないでしょう。

セシリー

職業・アークプリースト

これまたアニメでは未登場でめぐみん外伝でのレギュラーキャラ。
一言でまとめるなら、絵に描いたようなアクシズ狂信者。勧誘のためなら手段を選ばず、エリス教を潰すためなら手段を選ばない。でもエリス教が行う無料の炊き出しには参加する都合の良さ。容姿だけは端麗。

CVはファイルーずあいさん。最近話題の筋肉が凄い女性声優さん。ご存知ない方は「ダンベル何キロ持てる?」をyoutubeでチェックだ!

事前登録段階の情報をおさらいしよう!

・リリースは今冬予定
・ストーリーはオリジナルを含め3種類に分けられる
・全てフルボイス
・ゲームオリジナルキャラクターも存在
・アニメは3Dを活用
・キャラデザが原作寄り?
・パーティーは3人1組
・通常攻撃、スキル2種、必殺技の合計4コマンドで構成

ストーリーはこのファンオリジナルのものとキャラに焦点をあてたもの、原作の追体験と3種類。
これが全部フルボイスという話だから、ボリュームとしてはかなりのものになるはず。

似たものとしては「ダンまち メモリアフレーゼ」がありますが、あちらは主演の松岡禎丞さんが圧倒的なボリュームを喋ったことから、ギネスに認定されました。同じ展開を期待したい。台本がタウンページくらい分厚かったらしいです。

パーティーは4人ではなく3人1組、どうあってもカズマパーティーは再現できない仕様になりました。
「お前らの中で、ハブられるのは誰だろうな^^」と嗤うカズマさんの姿が見えるような気がします。

リアルタイムコマンドバトル

基本システムはターン製ではなくリアルタイムで進むバトル形式。

ターン製の場合 「味方ターン→敵ターン」で進むか、コマンド選択後にキャラのすばやさなどを基準に行動順が決まります。
リアルタイムコマンド制は、そのまま時間経過でターンが回り、行動選択時も時間経過されます。
古くからファイナルファンタジーで存在するシステムですが、上手く機能すれば面白くなると思います。

メインキャラのアンバランスさはそのままに

メインキャラは原作そのままのアンバランスさを保ったまま参戦いたします!!正直、迷惑でしかねぇぜ・・・。

アクアはプリーストなのに必殺技は物理技のゴッドブロー。おそらくレア度違いだとゴッドレクイエムとか持ってくるはず。確率で選んだ行動と別の行動を行うとかどうですか?
めぐみんはエクスプロージョン以外の攻撃は殴るか属性攻撃ポーションを投げつけるのみ、しかもなぜか火属性。どうして水とか風とかにしなかったのか。
さらにエクスプロージョン後は当然行動不可。公式からトドメに使えとアドバイス。
ダクネスは必殺技は自己バフ、スキルに攻撃を引き付けるデコイ、攻撃もできるため一見万能ですが、やっぱり攻撃が外れていました。さすがにちょっと致命的すぎる気もするんだけど(笑)

どいつもこいつもハズレばっかじゃねぇか!!原作知らない組が嗚咽しそうなほどやばいやつらだらけです。
カズマのみレア度によってスキルの構成が違い、使い勝手が変わってきそうなため保留。やっぱりカズマさんはパーティーを背負っているのが分かります。

それ以上に、アイリス、ゆんゆん、ウィズ、おそらく出るだろうバニルといった脇を固めるキャラの方が絶対に強い。こいつらあんまり欠点が無いですからね。
アイリスは物理と光属性の特化型、バニルは逆に闇と人形を使い、ゆんゆんとウィズは属性万能系魔法型といったところ。

多数のオリキャラ ~問題は変人かどうかだ~

原作内においても、極端に名有りキャラの少ないこのすば。ちゃんと数えても20人いるかいないかくらい。

こうなるとバージョン違いが多数出てきてしまうんですが、先に対策としてオリキャラの投入を決めたみたいです。

これもまた難しい問題なんですよね。このすばの世界観を考えると、何かしら変な人じゃないと印象に残りません。なんという世界観だろうか。

人数が多くなると更に印象がバラけるため、いかにして印象を消さずに世界に馴染ませられるかどうか。
難しそうですが、オリキャラのデザインはいい感じなんで、逆輸入とかあるくらい人気になって欲しいですね。

私のおすすめはリアさん。スカートとソックスの間の隙間が最高です。
これは同じパーティーのエーリカちゃんにも当てはまりますが、露出の有無ですね。激しすぎない露出から繰り出される隙間。これがね、いいんすよ。

余談 このすば出張しすぎ問題

このすばさん、実は様々なアプリにコラボとして迎えられています。その数なんと20ちょっと。多すぎない?

面白いのが、大体の作品で性能の扱い困ってんだろうなーと感じられること。
めぐみんのエクスプロージョンが打ち放題になっていたり、ダクネスの攻撃は当たる、アクアは駄々をこねないとデメリットをごまかせているため、全員優良になっていることが多いです。
ちゃんと再現しようとするとゲームになりませんからね。

これはラストピリオドにおけるめぐみんとゆんゆん。太もものむちむちさが実にけしからんです。
他絵師さんによるキャラクターの描き下ろしはコラボの魅力のひとつですね。

そして、カズマさん。なんとユニットとしての参加が驚異的な低さを誇りました。
ガチャで出たとしてもレア度は絶対に低く、むしろイベントクエストのドロップ品やログインボーナス扱いの場合も。

なんでや!カズマさんパーティーに1番貢献してるんやで!!可愛い女の子じゃない時点でお察ししましょう。

まとめ

ゲーム的な不安というより、原作を結構まんま放り込んだけど大丈夫?という不安が多くなったこのファン。

これまではコラボという名の出張がほとんどだったこのすばが、ようやく自分の住居を構えることができました。

今後は逆にコラボを迎える側になることもあるでしょうから、そこはほんとに期待したいですね。

あとは持ち味でもある軽快でテンポのいいギャグを含んだシナリオ、もっと世界を掘り下げる設定も用意して、RPG的な世界観がもっと練り上げられたら、よりこのすば世界は広がって行けばいいなぁ。期待しながら待ちましょう!