“サイゲ新作” ワールドフリッパー(ワーフリ)を最速レビュー!君は、ピンボールの波に乗れるか?

11月20日、グラブル、プリコネ、神バハといったソシャゲを運営するサイゲームスが謎のツイッターアカウントを開設。

“サイゲ新作”

瞬く間にツイッター上でトレンド入り。どんなアプリが出てくるんだと誰もが期待しました。ところで、ウマ娘のリリースはいつになるんでしょうか?^^

事前登録サイトでは、ドット絵の可愛いキャラクターがひょこひょこ登場し、自己紹介。

 

グラブルからクラリスとカリオストロ、シャドバからアリサなどが参戦。
アリサさんは今回ログボです。サイゲ名物スターシステムによりどこにでも出張させられます。本家のシャドバから始まりプリコネ、グラブル、神バハ、今回のワーフリとブラック企業並みに働かされています。サイゲはブr(以下略)

11月26日、タイトルがワールドフリッパーであり、ピンボールゲームであることが明かされる。

反応は様々だったと思います。斬新だと思った人もいれば、なんじゃそれとガッカリした人も。そこは人それぞれ。

今回はそんなワーフリのレビューです。ちょっと気になったけどまだ遊んでいない、そんな人の参考になれば幸いです。ではスタート。

ワーフリの世界観と遊び方

 

最後の決戦に向かう勇者ライトと魔法使いと神官。
ライトは魔王を圧倒するものの、魔王の渾身の力で小動物の獣へ変えられてしまう。

場所は変わり、世界を傍観する星見の街。少年アルクと少女ステラの前に獣に変えられたライトが召喚される。
ライトと同時にエギル(魔物)も現れるがこれを撃退。

ライトが召喚されたことで、世界と繋がった星見の街。
アルクはライトに僕も戦おっか?と相談。なんかノリが軽い。

街の管理者であるステラは寂しそうにお別れですね、と告げるものの、アルクは一緒に行くでしょ?とやっぱりノリが軽い。

かくして、アルク、ステラ、ライトの3人は”ワールドフリッパー”で世界へ飛び立ちます。

様々な世界を行き来しながら、現地にあるワールドフリッパーを探して旅をするのが基本的な流れ。

最初はこんな感じ。良い意味で全体的にノリが軽く重苦しくない雰囲気なので、そこまで構えてストーリーに没頭する必要は無さそうです。

冒険の流れとしてはFGOに似ているかなと思います。主人公とヒロインにナビゲーターと呼べる存在と旅をするのもそうですし、ヒロインのステラが最初は世界を知らない無機質なのもちょっと似てる。
各世界にクリアするために必要なキーキャラがいて、親交を深めながら一緒に冒険していく感じ。

FGOはテキスト量が膨大なんですが、ワーフリの場合はストーリーもそんなに量はないんで気軽に遊んでねって意図を感じます。

ゲームの作りとしては、シンプルさ、遊びやすさを重視している作り。
おそらくは低年齢層へアプローチしているんじゃないかなぁと感じます。最高レアの星5も5%とそこそこ当たりやすいレベルですし。まぁ子供向けで重課金仕様になっちゃいけないんだろうけど。

私自身は世代的にカービィのピンボールを思い出します。3DSで配信されているので気になった方は是非、ちなみに結構難しいゲームです。
ポケモンのピンボールもありましたが、もっと後の話で時期的にもうピンボールじゃなくなってたんですよね。遊んでません。

サイゲ的には競争の少なそうなジャンルを狙ったような気も。
ピンボールのアプリゲームって大手はどこもやってませんからね。一番最初はやっぱり強いですよ、なんだって。

ワールドフリッパーの登場人物たち

次に、各キャラの簡単な紹介を。レギュラーは先に言った通り、アルク、ステラ、ライトの3人。

ここに1章ならドリアード?のチャルネ、2章なら白虎のシロとキーキャラが出てきます。

記憶喪失の少年 アルク

記憶を失ったまま星見の街に召喚され、ステラと暮らしていた少年。CVは逢坂良太さん。ご結婚おめでとうございます。

正義感が強く、優しい性格。公式では人の顔色を伺いながら行動する側面も、とあるが最初の方ではそこまで見えません。
むしろあけすけさの方が見えるような気がしなくもない。

ワーフリの物語の始まりは勇者ライトが魔王へ挑む場面から始まり、ライトが魔王に敗れ星見の街へ飛ばされた際はすでにステラと2人で暮らしている形だったため、細かな描写はないまま物語が進んでいきます。

この辺はアルクのエピソードを辿っていくと明らかになっていくため、よりどんな人物かを知るならそっち。

主人公パーティーはだいぶステラに振り回されながら冒険していくことになり、アルクくんも良い子なんですがちょっと影が薄い。
料理もプロ級というのがなんとなく影の薄さを加速させている気もする。

ユニットとしては、クセのない炎属性の星4キャラ。
リーダー特性でパーティーに違う属性を入れる度に攻撃力が上がる便利なもの。
グラブルをやっている人なら、グランデ石の特性と言えば分かりやすいでしょうか。

星見の街を管理する少女 ステラ

星見の街の管理者である少女ステラ。CVは相坂優歌さん。ソフィーのアトリエ、凄く好きです。

管理者ではあるものの、記憶があやふや・・・というよりも、最初から何も知らないような状況化のステラさん。

旅に出るライトとステラの前に、一度は管理者として見送ろうとするも、一緒に行こうと言われて即断で出発。軽いなーおい、とか思ってたら・・・。

感情のままストレートに行動・発言するため、本人にそんな意図はないが自然と場をかき乱してしまう存在に。めっちゃ危険な場面でもすいーっと自らの好奇心で動き出したりする。

なんというか、幼稚園児を見ているかのような、目を離すと何かをしでかしそうな危なっかしさがあります。

ですが当たり前の中の、言われなければ気付かないことを平然と伝えるため、一直線に相手に物事が伝わり、これが良い結果になることも多いです。

2章ではステラと関わる謎の敵が出てきたりと謎も多く重なり、彼女の成長と共に物語が進んでいきます。

獣にされた勇者 ライト

ワーフリの始まりは勇者ライトの魔王討伐。優勢だったものの、最終的に一行は破れてしまいます。
ここのシーンってドラクエ6を思い起こさせるんですよね。3人組が魔王に挑み破れ、何かしらの呪いを受けることとか。

アルクとステラと共に、魔王討伐と自分にかけられた呪いの解除を目指して旅に出ます。

勇者であり王子でありながら、何一つ驕ることなく少年少女に接し、優しく、時に厳しく接する様はかわいい獣の見た目とは裏腹にかなりの人格者。
悪は許さないという面が強く、時折それが頑固さに繋がることも。ただちゃんと人を見て判断することができるためそこまで欠点ともなっていない。

ワールドフリッパーに期待したい点

 

どうすればずっと遊んでいられるか?を追求して欲しい。

ピンボールの面白さは、狙ったところにバチン!と弾いて思い通りに狙えたときのやってやった感。これが積み重なって、スコアに繋がったり理想の展開に持ち込めると、にやりとできるんですよ。
これが積み重なって、黙々と遊んでいて気付けば時間が経ってたっていう面白さ。
狙わずとも偶然おいしいポイントに入って、おほーってなるものまた面白い。

シンプルさの中にしっかりしたバランスがあって、ピンボールが上手くなっていき、キャラを育成していくと、より楽しくなっていくって過程があればベストですね。

可愛いキャラも強いキャラも大切ですが、やはりメインはピンボール。これを大切にして欲しい。

スキルでドカーン、キャラの強さでバキーンで終わっちゃうと、結局課金ゲーに向いていくからそれだけはやめて欲しい。

ワールドフリッパーの悪い点

さすがにひどいガチャ演出

はっきり言いますが、ガチャ演出はクソです。

星3以上でたまにピンボール演出に行くんですが、期待させておいてそのままのレア度で終わり、が結構あります。ガッカリ感ハンパないって。

銀玉→星3、金の玉→星4。なぜ金だけ”の”が付いてるかって?ふふっ(笑)

虹玉は未確認。ガチャの打ち上げ時に虹玉が出現しなかったことから、ピンボール演出でしか行かないのかもしれない。
このピンボール演出開始時もいちいち動くからなんか見づらいし喜びにくい。虹になっても、嬉しいというよりはほっとしてしまう。

これ、絶対やめた方がいいです。散々煽っておいて「やったね!星4だよ?さあ、喜べ。」はありえません。

ピンボール演出はせめて星5確定にして、演出内容次第で入手済みか未入手かを期待できるような感じにした方が、ガッカリ感は減ったはず。ちょっとセンスが無さすぎる。

自分でリセマラしててもそこそこ起こったんだけど、

銀玉スタート→星3のまま何も触れず落下→星3!!!!

はさすがに笑いを通り越して、真顔になりました。なめてんのか。

最近ではパチンコやパチスロでも”負け→復活勝ち”が増えて「やったね!!」とか言ってくるんですが、素直に当たれやコラ、としみじみ思ってしまいます。なんかすっとしない感覚。

やっぱりガチャはね、気持ちよさを優先してもらいたいです。出たら素直に「やった!!」ってなるのが一番でしょ。

スタミナの消費量が変

スタミナの消費量が大きすぎて、序盤はランクアップでスタミナを自給自足できるものの、次第に追いつかなくなります。

近年のソシャゲはスタミナ制が廃止されるものも増えるなど、スタミナに否定的な時代になってきたんですが、ワーフリは真逆を行きました。

真逆行ったのはまだしも、最大スタミナが30とかで1クエスト行くのに8、9とか余裕で必要になります。
スタミナも1=5分とそこそこ長いため、スタミナのみで長いこと遊べない仕組みになっています。

ランクが上がることで回復速度も速くなるみたいなんで、多少は良くなっていく・・・んですが、低ランクでは焼け石に水といったところ。

ワールドフリッパーの良い点

サクサク遊べるゲーム性

ピンボールのゲーム性も簡単でかつスピーディーに終わる仕様、ストーリーも読ませるものというよりは、見せるものといった印象。

例えば上で挙げたFGOなら、ストーリーを進める場合それなりに集中して物語に没入しないといけないんですよね。
誰がどういう動きをしているのか、色々自分でも考えながら読み進めていかないと理解が追い付かない場合もあるから、気軽にとは言いにくいです。それが良さでもあるんですけど。

ワーフリの場合、ほんと1章ごとの文章も少なくて、分かりやすいからちゃっと始まってちゃちゃっと終わります。

気軽に始められて、いつでも終われるのはコンセプトとしてしっかりしてます。ここは高評価。

コンボによる爽快さ

ゲーム性とは別に、ピンボールによる爽快さは良く出来てると思います。

コンボを繋げればダメージアップ、攻撃範囲アップ、貫通力アップなど特典が増え、フィーバーを迎えればよりコンボを繋げられる移動床が出現するなど、かなり気持ちよくなれます。

キャラをきちんと育てていけば、フィーバーの時間が伸びたり、コンボダメージが伸びたりとどんどん気持ち良くなれるポイントが増えるので、遊ぶ楽しみ、育成の楽しみどちらも兼ね備えているのはグッド。

ケモナー歓喜のキャラの豊富さ

勇者のライトくんは魔王から獣にされ、ガチャで登場人物は男女関係なく獣種族が豊富。

人型ケモ耳から、獣型の人と作りも万全。
種族も犬、虎、狐、牛、猫、狼、ペンギン?、ウサギ、鬼など、かなりの数。・・・鬼って獣になるんけ?(笑)

これ間違いなく開発の方でケモナーがいますよ、それも複数。世界観としては全く問題ないため、違和感は無し。

ストーリー上でも亜人と人の争いがあったりと、ただいるだけというわけでもないのがポイント。

ワーフリのゲーム序盤の攻略だ!

リセマラはしろ!

私リセマラって嫌いなんですが、ワーフリのリセマラは別。最速で1、2分でストレス無くやれてしまうからです。

ワーフリのリセマラは推奨ではありません、必修科目。

最初にダウンロードして、ガチャを合計12連回して、結果次第でやり直し。

右端のメニュー→一番下のその他→タイトルに戻る→タイトルの右上メニュー→データクリア

で、即リセマラが可能になります。ダウンロード要らず。

少なくとも星5を1体は絶対確保、できれば2体、万全に行きたいなら3体。ちなみに私は最高4体引きました。

バカにしてんのか。何の躊躇もなく消しました。おっさんとドラゴンのババ抜きとか誰得。

最強キャラは誰かって?そんなん攻略サイト見ればヨロシ。うちではあなたが魂に来るキャラが最強キャラだって言ってるんで、性能とか二の次です。性癖に従って始めるのが一番。

私はこのツートップで始めました。特にネフティムちゃんが可愛くてヤバイんすよ。
ワーフリは種族が複合するキャラが何人かいて、人/精霊だとか、人/妖だったりと多種多様。
ネフティムちゃんはファラオを思わせるような神秘的な見た目に、古代遺跡の力を操る不可思議さ。なのに種族はただの人。ここまで色々あるのなら精霊であってもおかしくないのに普通の人であるギャップがなんかこう・・・来るんですよね!!

各属性を揃えてアルクをリーダーに

ガチャキャラのリーダースキルはほとんどが単属性強化プラスアルファになるため、序盤は手駒が足りません。
最終的に全属性6体以上星5を揃えて、推奨属性へ突っ込んでいくのがセオリーになっていくはず。グラブルかな?

手駒が無い序盤は、主人公であるアルクくんをリーダーに据えます。
アルクのリーダースキルはメインキャラとサブキャラを合わせて6属性揃えると、攻撃力42%アップ。そこそこ割合が大きいため、最初は役に立つでしょう。

これで序盤を過ごしながら高レアのキャラを育成しつつ攻略をすすめて、ガチャ引いて駒を増やしていく、と。

揃ってきたらお役御免となり、リーダーを外れていきます。
よく考えられてます。主人公がただの配布キャラじゃなくお助けキャラなのはいいですね。ジェイガンポジションの主人公。

とにかくストーリーを進められるだけ進めておく

まずは止まらずにストーリーを進め続けましょう。オート解禁、サブキャラ解禁、イベント、ボスといった必要なものは全部ストーリーを進めることでの解禁。
恩恵が大きいため、できるだけ早めに行けるだけいきます。

最初に星5を2体、アルクをリーダーにして進めましたが特に詰まらされるような場面もなかったんで、難易度としてはそこまで難しくはないと思います。

今後イベントやら高難易度やら出てくることを考えると、早めに育成を進めておくとより効率的に楽しめるんで長く遊ぶならちゃちゃっとやってしまった方が吉。

困ったらステラのわーふり講座を読んでみよう!

用はマニュアルを見ろってことなんですが、重要なのは困ったら、ということ。困らないうちはちゃっちゃかと進めるだけ進めてしまえばいいです。

で、攻略で困ったり、ダメージが出せない、スコアが出せない、となったときにようやく講座を見ていきましょう。

そうすると、ある程度遊び方は理解しているため、必要なポイントが見つけやすいはず。

漫画形式の見やすいものになっているので、学びやすいのも◎。

まとめ

うん、全体的に良く出来てます!・・・なんか当たり障りのない通知表のコメントみたいになりました。

これを書いている最中にapple storeが盛大にやらかし、FGOやらSAO、私が最近ハマっているガールカフェガンなど、ストア反映されずに1日中遊べないという事態が起きました。

「暇だしワーフリでも触ってみるか・・・」

そんな層が増えればいいなあと思います。

ぽちぽちと遊ぶ分には結構面白いアプリだと思うんで、軽く遊んでみるにはちょうどいいボリュームですね。

サイゲ名物である公式4コマ漫画コーナーも健在。
界隈で有名な公式の頭がおかしい「ぐらぶるっ」や「4コマのバハムート」など、色々と前科があるため、少々不安ではありますが、「ぷりこねっ!りだいぶ」は何もかも可愛くておすすめです。

かわいい。あれ?何のレビューだっけ?まあいいや、終わり。