今度はソシャゲが出てきました。車、酒、結婚。なんでもかんでも若者に離れさせりゃいいってもんじゃないんですよ。
片やゲーム依存症がうんたらー、片やソシャゲ離れがうんたらー。こういう人達は実際にゲームもソシャゲも遊ばないんでしょ?ただデータだけ見てあーだこーだ言うだけなら誰だって出来るんですよ。
時が流れれば、どんなことでも浮き沈みはあって当然、こういう風にわざわざ一大現象かのようにやらなくてもいいのにね・・・。
>>パズドラのアクティブユーザー数
これはパズドラのデータ。グラフがアクティブユーザー、大体毎日ログインしてる人と考えてもらって良いんですが、全盛期の2013~2015年から比べると2018年には半減。
右肩下がりだった状況から、2019年に回復しているのはパズドラがソシャゲの古豪としての底力を見せていますね。ちょっと後半息切れしていましたが。
数多くの大手ソシャゲでも人離れが起きつつあるのは、残念ながら現実。
そんな今回はちょっと話題になってから時期は過ぎましたが、若者のソシャゲ離れについての話。
私自身はこういう与太話は好きじゃないんですが、それでもこうやって話すのは最後のまとめに全てが込めてあるからです。あまりいい話ではありませんが、最後まで見ていただければうれしく思います。ではスタート。
ソシャゲ最大の敵 “飽き”
全体的にアクティブユーザー=遊ぶ人は減少傾向と仮定しましょう。きっちり調べる術がないんであくまで仮定。
その理由としては、一番は単純に新鮮味の無いソシャゲに対して飽きただけでしょう。
流行りものは廃りものと言われ、特に若い人の興味・関心は移りやすく、新鮮さのないものはどんどん廃れていきます。
これは歴史で見ていけば良く分かります。
ミニ四駆やたまごっちのようなブームがバン!と出てすーっと消えていくのは、最初に受けた刺激や新鮮さが薄れて、徐々に興味が無くなっていくから。根本のゲーム性を変えようがないから、遊び手がもういいやってなったらそれで終わり。
昔はスペースインベーダーなんかも大流行したゲームですが、あっちの場合流行を潰されたとも言えるため、ちょっと歴史としては廃れていったとは違うんですよね。当時は今ほど法整備も無かったため、恐喝や窃盗も多々あったらしく流行が過ぎたがための措置だったとか。
その後スト2の流行期でもリアルで喧嘩が多発していたくらいですから、その10年以上前と言われたらマナーやモラルについては言わずもがなでしょう。
・・・話が逸れました。ソシャゲ離れも言ってみればただ単純に興味が薄れていて、やらなくてもいいものになっただけ。過去に流行していたものと同じように、好きな人間が残り興味が薄れた人は他の新鮮さへ向いていくだけの話です。世知辛い話ではありますが。
ソシャゲに飽きを呼んだガチャの比重
ソシャゲから人が離れているとは言っても、きちんと作られているゲームがしっかり人の目に届けば、遊ぶ人を増やすことそのものは可能だと思っています。
じゃあソシャゲ離れへ向かわせ、新鮮さを失わせた一番の要因はなんだってなると、これは私個人の意見なんですがやっぱりガチャだと思います。
ガチャをメインにしたソシャゲは今後も人が離れていくし人は付いてこないと思います。もう飽き飽きしてきてるんですよね。
高額のガチャと確率に踊らされながら、ガチャで新キャラを出してからが本番、みたいなソシャゲはもう受け入れられないんでしょう。そりゃそうだ、人の懐が持たないからね。
ガチャで入手したキャラや物がイベントのキーになって、限定の報酬を求めてPvPで競わせて、その繰り返し繰り返し・・・そんなゲーム面白いですか?私は絶対にやりたかないです。
最近ではメーカーもそんな流れを理解してきているのか、どこのゲームでもやり始めているのがバラ撒き。
無料のガチャ石をあえて多数配っていったり、無料でガチャを引けるキャンペーンをそこそこの頻度で開催してプレイヤーにあえて与えることで興味や刺激を与えて、飽きさせないようにしています。
とは言っても、やはり根本的なゲーム性が無いと人は離れていくため、小手先のごまかしとも取れてしまいますが。
今では当たり前に見るようになった無料10連ガチャも、ほんと数年前までは存在しませんでしたからね。ちゃんと調べたわけじゃないんですが、おそらくグラブルが2016年の4月に始めたのが最初じゃないかなと。
ガチャで手に入るものはキャンペーンを使い無料で与える機会を増やし、変わりにゲーム性を高めて楽しさや面白さを追求出来ているソシャゲは今後も離れられずに生き残ると思います。むしろそうあって欲しいです。
ソシャゲを飽きさせた原因は目先の利益に釣られたメーカーにもありますし、ガチャを良しとしてしまったユーザーである私たちにもあります。
ガチャを重視した結果、飽きられ、否定されつつあることでソシャゲ離れなんて言葉が出てきたのではないかなあと私は考えてます。
そもそも同じゲームを何年も運営していれば、本当に好きな人以外離れていくのなんて当たり前ですからね。
ソシャゲ流行のきっかけでもあるパズドラなんて、配信開始時が2012年。同じ年に出たゲームはポケモンブラックホワイト2、とびだせどうぶつの森、モンハン3Gなどがありますが、これらのゲームを未だに毎日遊んでるって人はもういないでしょ?
アプデや新規要素の追加がある分、全く同じではないし比べられないんですがそれだけの時間が流れれば人が離れるなんて当たり前。
続けば続くほど絶対に飽きは来る。新鮮さと刺激、変化を感じられるのかが大事。上でも言ったとおり、問題はソシャゲの在り方そのもの。
今のソシャゲはどんなゲームも課金とガチャがセット。絶対に限界が来る、当たり前。
義務感で遊ぶゲームほどつまらないものはない
意外と気付かないのがこれ。やらなきゃなぁ・・・って考えるゲームってめちゃくちゃつまんないんすよ。
こういうのって気付かないときはなんだかんだ遊べるんですが、気付いたら一気にやる気がなくなるんですよね。俗に言う「引退」がここでチラつきます。
ゲームをクリアするという最大の目的が弱いから、どうしても継続する理由が見出せなくなり、だけど周りがやっているからやらないと、という悪循環。
ちなみにゲームセンターCXでもおなじみのよゐこの有野課長の発言がこちら。
アプリはやりません
そこにエンディングがないので https://t.co/bQJE4gOYsF— 有野△。 (@arimorokoshi415) January 17, 2019
実際にはエンディングがあるソシャゲもあるんですが、それすらも通過点であって結局終わりにはなりません。
本当の本当にちゃんと終わりを迎えたソシャゲってどんだけあるのかな?逆に気になります。
ここらへんは漫画の世界に似ていますね。
利益が出て売れるから終わらせるわけにはいかず、続けるもダレてしまい、ファン離れを起こさせる要因になったりも。
おっと、はじめの一歩の悪口はそこまでだ。最近はちょっと面白くなってきたから!・・・でも30巻で終わってたら本当の神漫画でした。
本来ゲームって遊び方が固定されているものじゃなくて、目的が決まっているRPGであっても途中で遊びの要素がふんだんに用意されてることがほとんど。
サブイベントがあったり、コレクター要素があったり、ミニゲーム要素があったり、色々と工夫されてます。
プレステのトロフィーやsteamの実績もここ。遊びの中にさらに遊び要素があって、360度見渡した中に自分の楽しみを見つけられるからこそゲームの世界に夢中になることができるんですが、単調な遊び方しかできないと長続きせずに飽きられます。
スマホから出てくるゲームへの慣れ
ソシャゲは2011年頃から爆発的に市場が大きくなり、2014年頃になると成長が鈍くなり始め2019年現在伸びてはいるけど・・・って現状。
伸びてるならいいことだと思うかもしれませんが、市場の半分ほどはセールスランキングの10位までのアプリが占めているため、全体的に見たら伸びているよりも維持をしている印象。
新規配信ゲームが市場の最上位を脅かすくらいに話題になることが少なく、今年(2019年)はドラクエウォークが頑張ったくらいでしょうか。
2011年からしばらくはスマホの普及、スペックの向上、ゲーム性の向上と目新しさから来る刺激も市場活性化を呼んだんですが、すでに新しいソシャゲであってもよっぽどのことがないと新鮮さが無いんですよね。
私たち遊ぶ側がこれらゲームの進化に慣れたことも、ソシャゲ離れの理由のひとつではないでしょうか。
家庭用ゲームだって必死こいてスペックを上げながら、なんとか新しい刺激や楽しみを探しているような現状なんですよ?
スマホもちょこちょこスペックアップしていても、ドカンと上げられるわけじゃないんですから、これから新鮮さを追求しようと思ったらとんでもなく難しい道になるかと思います。
まとめ
最後に、私から一番伝えたいのはどうでもいいよね、の一言です。ここまで話して身も蓋もありませんけど。
結局、ゲームが好きな人はソシャゲ離れとかほっときゃいいんですよ。
自分が楽しく遊べて周りに迷惑を掛けないんだったら、他の人が離れようがなんだろうがどうでもいいんですから。
ソシャゲを楽しんでいく上で、メーカーは利益に上がって、私たちプレイヤーは面白く遊べればそれが一番ベスト。もうWIN-WIN中のWIN-WINですよ。歴代でも稀に見るWIN-WINですよ、しつこいな。
その上で “ソシャゲ離れ” なんて言葉そのものが、この“楽しくやろう”とする両者の間では邪魔以外のなにものでもありません。
で、その言葉を見たゲームをしない人が「ソシャゲなんて・ゲームなんて」ってなるんですよ。ほんと誰も得しません。ネガティブなことって人目を引きやすいから仕方が無いことでもあるんですけど。
実際にソシャゲ離れが起きていたとしても、私たち遊び手が人を増やさなきゃ!とか変な使命感も持たなくてもいいとも思います。それってメーカーの役割ですからね。
わざわざ遊び手が気負ってああだこうだする必要は無いんですよ。普及をやりたいってことなら話は別ですが。
この世には盛者必衰なんて言葉も存在します。永遠に存在するゲームはありませんから、楽しめるときに楽しめるだけ楽しめればそれで十分ではないでしょうか。
以上、ちょっといい話風にしようとして滑ってるなあと思いつつ終わります。