最近ではお休みもちょっと増え、溜まっていた有給を消化しつつも聖剣伝説3のリメイク版を遊びました。
ちゃちゃっとクリアしたんですが、分かりやすいリメイクで面白かったですね。そうそう、こういうのでいいんだよ!って完成度でした。

今回はメインはアプリではなくアニメのお話。当サイトでも扱いが多いプリコネReです。

アニメプリコネ、めっっちゃくちゃ良くできてます。ほのぼの、いやし、可愛い、かっこいいをメインに、プリコネ本編のストーリーもしっかりと合致していてバランスがとてもいい感じ。

アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」を担当した金崎貴臣さんが監督をされていて、アニメのこのすばでも取られていた手法がいくつも見られます。

・場面の切り替わりにアイキャッチが入る
・モンスターがオリジナルのちょっととぼけたデザインに

・オープニングでサブタイトルの表示が入る
・ギャグシーンでの(主にキャルさんの)キャラの顔芸

このすばでもメインを張ったキャストがチンピラを担当(※)していたりと、そこはかとなく意識的なものも感じます。
※イカッチ=荒くれもの=稲田徹 チャーリー=カズマ=福島潤 (ちょっと事情が違うが)アメス様=めぐみん=高橋李依

2話で2人が話す「変な街で洗剤を売りつけられそうになった」という話はこのすば本編のやべー宗教であるアクシズ教の総本山の街で主人公たちが実際に受けた洗礼。洗剤だけど飲めるらしい。まずそう。

本家ではちょっと前にやってた聖テレサ女学院なかよし部のイベントがとてつもなく面白すぎて、私も一底辺物書きとして嫉妬に狂うほど笑いました。あのテンポとキャラクター性とストーリーはズルいよね。

プリコネを知らないって人も、全く問題無く楽しく見れるし、アプリ版を遊んでるとなんかもう全部良くてありがとうございますとしか言えなくなります。

なぜこんなに良い作品であるのか、5話までの話を振り返りながら伝えていきたいと思います。スタート!

ほのぼのファンタジーと陰謀渦巻く世界の境界線

エンディングの一幕。先頭を歩くペコさんと楽しそうにあるく主さまとコッコロちゃん、やる気なさそうだけどしっかりついてくるキャルちゃんと美食殿を象徴する一枚。

プリコネはペコリーヌもコッコロもキャルもユウキくん合わせてみんな可愛くてほのぼのしていてとても、とても癒されます。

このほのぼのした面が、アニメの強みである“動き”“細かなセリフ回し”で活きてくるんですよね。

アプリではアドベンチャー形式で進むため、立ち絵と表情の変化はあっても、細かな動きは出せず、セリフも必要以上に出しすぎることが出来ません。プリコネはアプリゲームの中でもよく動いてる方ですが、それでもアニメには到底及びません。
この必要以上というのは走ったり、歩いたりといった人にとって何気ない動作・アクションに対するもの。
ストーリーも日常はそこそこにシリアスな展開が続くため、プリコネreそのものの雰囲気と本編のストーリーは結構温度差があるのも特徴的。
2部に入ってからも主人公はまたしても赤ちゃんに逆戻りし、より強大な敵の存在も確認されていて今後も厳しい戦いがあることは明白で、だからこそやわらかい日常は大切に映ります。

アニメでも根元の設定はそのままに、ほのぼのさ、日常感が強く出てくるようになっていて、原作を知っていても新鮮に見れるんですよね。
コッコロとの出会いから、チュートリアルに相当するザコ戦を主人公のユウキくんがあっさりやられて連れ去られそうになるなどコメディタッチ風になり、上手く噛み砕いて表現しているのはグッド。

プリコネReではオリジナルキャラとなるチンピラのイカッチとチャーリーが、ある意味ではアニメプリコネReの象徴とも言っていいかもしれません。

憎みきれない悪いやつ。悪いことをするけど、どこか愛くるしさすら感じる人。ギャグ時空に生きているため死なない人。

世界観を表す人たちというのはとても重要です。兄貴の方はドラゴン戦で毛髪が半死しましたが。

アプリ版とアニメ版の違いは?

リダイブでは赤ちゃん化したユウキくんですが、アプリ版プロローグではラスボス相手に主人公として奮戦します。

・冒頭の覇瞳皇帝との決戦がカット
・目覚めから美食殿結成までの過程が変更
・ヒモ生活を送らず即座に働きに出る主人公
・オリジナルキャラ・ストーリーが展開

主人公であるユウキが覇瞳皇帝との戦いに敗れ、記憶を失いアメス様に託宣を受けたコッコロに介抱されてから始まりますが、アニメでは決戦はカット。1話の途中にピンチになった際にフラッシュバックすることで表現されます。
ユウキくんは冒頭でアメス様から”何か”が起こったことを聞かされてスタートします。

アプリではその後すぐにペコリーヌ、前作ヒロインのユイと出会い魔物と戦うことになり、戦いの余波を受けたキャルちゃんを回復させていくことになります。
ユウキくんは1ヶ月間コッコロちゃんのヒモとして生活し、更に甘やかされてスクスクとヒモ生活をおく・・・らず、仕事を探すことになり、それからスズメが登場し仕事を請け負い、オクトーやムイミなども登場して進んでいきます。

アニメ版ではコッコロとの出会いから2人で街へ行くことになり、すぐに仕事を始める流れが入ってからペコリーヌやキャルと出会っていきます。
1ヶ月ヒモになったあとに言う「お金、大事!」とヒモになることはなく言った「お金、大事!」は重みが違います。

アプリでは早々に他のキャラが登場してストーリーが進みますが、アニメではさすがに100人を超える登場キャラ全てに焦点を当てるのは難しいため、美食殿メンバーに絞って進められていきます。

キャラの可愛さに注目!アニメ版プリコネRe!

主人公たち4人が結成する美食殿は「みんなで美味しくご飯を食べよう!」というモットーの元、活動するギルド。

今のところは普通の食事を取ってほのぼのしていますが、アプリのノーマルクエストを進めていくと行く先で魔物を食べることが増え都度キャルさんが拒否しようとしては食べてみて美味しい、というパターンが増えました。

ドラゴンを食べた過ぎて歌を作り、あいつワニじゃねーか!とツッコまれて即座にワニゴンの歌に変える順応性の高さを見せる色物高レベルギルドでもあります。

話が逸れましたが、アニメでは美食殿としての活動がメインになっており、サブタイトルにも必ず食事の名前が付いています。
本家でもみんなかわいいんですが、アニメでは輪にかけてかわいいです。なぜかわいいか?やはりメインキャラが活きてきます!

頼りがいが増したペコリーヌ

戦闘から食事、日曜大工に至るまでの万能性の高さ、世間知らずに加えて極度のお人好しさなど、本来持っている魅力をこれでもか!と出してくれるペコさん。
アプリだとプロローグからすぐに仲間になるんですが、アニメではイカッチ、チャーリーとのアンジャッシュ合戦を繰り広げ、クエストで共闘を重ねた後にギルドを結成することに。

本来の性能では最初は星1で弱々なんですが、アニメでは意にも介さず、オーガをワンパンで吹っ飛ばしたり、きのこの集団をワンパンで葬り去ったり、ドラゴンとの空中戦からやっぱりワンパンで沈めたり、タチの悪い美食家をまたしてもワンパンで叩きのめしたりと強キャラっぷりが半端ない。剣使ってねえなあ・・・。

行動的ではあるものの、食事に関する(天然の)ボケも多いためそっちがフィーチャーされることが多いんですが、ただのお姫様ではなく色んな場面で頼りになることを行動で示してくれるようになりました。

アニメではとにかく胸が揺れるぞ!他の2人がそこまで発育していないため、ペコさんが一手に担っています。
水浴びのシーンがほぼカットされているため、見ていない人はDMM版の閲覧を推奨する。
アプリ版は湯気が邪魔をしているが、DMM版は結構際どいところまで写している。さすがはエロゲーご用達ブラウザ!

表情の豊かさが増したコッコロ

元々の世話焼きっぷり、ゆったりしながらも芯を持った性格はそのままに、年相応な幼さもかなり見せてくれるようになりました。
動作や表情がより豊かになり、無表情さが目立ったアプリ版に比べて、喜んだり慌てたりへこんだりと喜怒哀楽の表現も豊か。かわいい。
私が覚えている限りアプリで「主さまぁー!」と叫ぶシーンは無かった気がする。

1話はコッコロがメインと言ってもいいほどで、文字通りおはようからおやすみまでそばにいてくれます。羨ましい。

主人公の目覚めからペコリーヌとの出会いまで少し間隔が空いたことで2人旅の期間が増え、しっかり者の面とは別に幼さからくる詰めの甘さもしっかり表現されていてグッド。

アニメプリコネの醍醐味ともなった、ミッフィー顔。顔芸の少ないコッコロさんの唯一とも言っていい顔芸。

・犬に引き摺られる主さまを見て(1話)
・硬貨にかぶりついた主さまを見て(1話)
・きのこのぷち子がペコリーヌに踊り食いされたのを見て(1話)
・朝特訓した主さまが吊り下げていた木に顔をぶつけたのを見て(2話)
・道案内の人が道に迷ったのを聞いて(4話)

1話だけで3回も見せてくれました。そらこんな顔にもなるわ。
仲良くなった生きているきのこは裏でコッコロに寄生しようとしていて、その寸前にペコ姉さんにひっ捕らえられて食べられました。きのこ側の自業自得。

2話以降も順調にこの顔が引き出されているため、彼女の苦労は尽きないとも言える。
実はオープニングでもこの顔をしてます。暇があれば見つけてみてはいかがでしょうか。

ちゃぷちゃぷするシーンとかヤバイでしょ。鼻血でるかと思ったわ。

いろんな”不”から守ってあげたいキャル

複雑な立ち位置はそのままに、何かあるとわーきゃー騒いだり、律儀にツッコむなど、本家をよりパワーアップさせたアニメ版キャルさん。
ツッコミの他に顔芸も担当するなど、芸達者ぶりを発揮。

ようさんあるなー(笑)愛が詰まっているように感じます。

一部では扱いに不遇では?という声もあるそうだけど、何かしら状況をいいほうにひっくり返す際はキャルちゃんからスタートすることも多く、より出番にメリハリが付くようになったんだと思い・・ます。5話では最後のオチになりましたが。

プリンセスナイトの効果でとばっちりを受けたり、ドラゴンにひどい目に合わされたり、あつあつのご飯や美味しいけど食べたくない虫を口に突っ込まれたり、後ろのほうにいたのに真っ先に虫にたかられたりと中々に不運。

背景やら設定やら全部含めて不遇な扱いをされている分、アニメくらいは幸せになってもいいよね・・・とか考えるんですが、3話で覇瞳皇帝への謁見場面を見ると後半そりゃ避けられないよなあ、なんて考えてしまいます。

ユウキ

本作の主人公。前作ではどこにでもいるようなゲーム好きの子でしたが、戦いに敗れ記憶を失いほぼ赤ちゃんと化した少年。
喋り方もカタコトに近く、単語で喋るため会話というよりも意思疎通の手段と言ったほうがいいかもしれない。
本家でもどえらい行動を取り続けている彼ですが、アニメでもコッコロちゃんに貰った硬貨にガブリと噛み付いたりとやっぱりどえらいことをしでかします。
アプリでは紙幣をもしゃもしゃしましたが、おそらく誰が見ても一発でこの子なんかヤバイ感が出るようにしたのかもしれません。紙だと一応食べれますからね、そういう問題なのかって言われるとちょっと分からない。

口数が少なく、戦闘力も皆無、でも優しさと懐の深さ、ポジティブさはピカイチ。
見ていると応援してあげたいというか見守ってあげたい感が凄い。ヒロインかな?

アプリ内でも数多くのプリンセス達に想われているが、あんまり接触が無いはずのアニメでは3話の時点ですでにストーカーが1人存在。よーく見てみよう!目立たないあいつのことだ!

最近本家ではとうとう陽キャな子も半ストーカー化させてしまいました。

プリコネ1やべーやつにおにぎりを渡してしまったがために5話の惨状を招くことになる。いつまでも子供ではいられないんだよね・・・。

まとめ

登場人物の多さ、ストーリーの長大さ、どうやってまとめてくるのかなと思っていたアニメ版プリコネは美食殿にピントを寄せることで、主要人物をメインとサブに分けて、誰に注目すべきかが非常に分かりやすくなりました。

おそらく後半はそこそこシリアスな内容も入ってくるはずなんですが、5話まで見たところではそんなに重くなりそうな雰囲気は感じられません。
3話で覇瞳皇帝やクリスティーナが出てきたり、アメス様がちょくちょく出てきたりするくらい。

残念なことにいろいろなアニメの製作も止まりつつあり、楽しみに出来るエンタメが少なくなりつつある現状、とても貴重な貴重な状況だと思います!

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