
・・・え?RPGなん?
それが第一声でした。すでに作品としては懐かしい時期に差し掛かっていますが、だからこそ今の展開なのかもしれません。
今回はひぐらしのなく頃にの最新作、ひぐらしのなく頃に命(以下ひぐらし命)の事前登録段階での情報のまとめになります。
ひぐらし命の他にも、アニメプロジェクトの再始動、他ソシャゲへのコラボなど、活発的に展開されてきています。シノアリスとのコラボなんて絶望しかねぇよ・・・。
他にもニコニコチャンネルも新たに開設。今更ニコニコなのかと言いたいところでもあるんですが、最新情報はこっちでもチェックしましょうと。
ひぐらしのなく頃にとは?
07th Expansionから元は同人作品としてコミックマーケットで展開されていて、出題編と回答編それぞれ四編ずつ販売され、それら全てがまとめて家庭用に移植されたゲーム。CLANNADと並んで移植の宝庫とか言われているとかいないとか。
私はPS2版のひぐらしのなく頃に祭で全編通して遊びました。同人時代から知ってはいたんですが、どうしても絵のクセが強すぎてどうしても触ろうと思えなかった為。
左が同人版で右がSTEAM版、今見ても手がすげぇ。でも根本的な雰囲気は変わらないのはさすが。
これほんと面白いwww上手いとか下手じゃなくて、言い様のないシュールさがたまりません。
ひぐらしのなく頃にの作品のジャンルはサウンドノベル。いわゆるアドベンチャーゲームでテキストを読み進めていくことがメイン。
ホラー、サスペンス、ミステリー、最終的にはSFも混ざるようなジャンルです。
だからこそ、なんでRPGなのかと困惑せざるを得なかったのもあります。すでにひぐらしデイブレイクというアクションゲームもあるんで今更かもしれませんが。
ストーリーは主人公の前原圭一が、都会から雛見沢村に引っ越してきたことから始まります。
一番最初の出題編でプロローグの意味も込められている鬼隠し編だと、最初は和やかに始まって、引っ越してきた圭一に良くしてくれる部活メンバーとわいわい過ごして行く中、雛見沢村で起こったダム建設反対運動と殺人事件の謎、事件に関する他の部活メンバー含む村の人たちの態度など、少しずつ圭一自身に恐れや疑念が生まれるなど、ジワジワと歯車が狂っていく過程はゾクッとしましたね。
私は残念ながら出題を解き明かすような推理とか推論をする力は持ってなかったんで、コンシューマー版で遊んだ時もアドベンチャーゲームとしてで遊びましたが、それでも楽しかったですね。
ひぐらし命の事前登録中の情報まとめ
では、簡単に事前登録段階の現在の情報をまとめていきましょう!
ひぐらし命の配信時期はいつ頃?
配信予定日は2020年夏頃予定。今が8月下旬ですから、9月中になるかもしれませんね。
8月23日のニコニコ生放送においても、新情報は無かったためもう少し時間がかかりそうに感じます。
リメイク版のアニメは2020年10月からなので、9月の中頃から下旬に寄せていくことも考えられるところでしょうか。
ひぐらし命の開発会社はどこ?
企画はD-techno。ひぐらしのなく頃にの版権を持つパチンコメーカー大一商会の傘下の子会社ですね。
開発はスマイルアクス。そこまで大きな会社ではなく、自社で開発していくよりも下請けなどの業務実績を中心にしています。
・萌酒ボックス
・戦斧走破DASH
・PHOTON³(フォトン・キューブ)
などの作品を配信しています。そこまで大規模なゲームというわけでありません。
これまではオリジナル作品のみ展開していましたが、今回おそらくは初めて大型作品を担当することになりました。
プロモーションムービーではD-technoの名前が最後に出ていたため、運営はそっちかもしれません。
ジャンルは純粋なRPG、ADVは無し?
最近よくある「○○+RPG」のような、テイルズ式固有ジャンル表記ではなく、純粋にRPG。
8月24日現在、まだ戦闘シーンなど具体的なシステムは公開されていません。
原作のことを考えれば、ADV・・・アドベンチャーの表記は付いててもいいように思うんですが、特に言及はされていないようです。RPG要素の方が強めなのでしょうか。
ストーリーの出来とゲームのシステムの出来次第!
それってゲームそのものの出来次第じゃない?って話なんですが。
ひぐらし命のキモになるストーリーに関しては、原作で書いた竜騎士07さんは今回は原案協力ということで、コンシューマー版で移植時のシナリオ修正、追加シナリオを担当された叶希一さんが脚本を担当されます。
一から作り上げてきたのが竜騎士07先生ですから、原案の協力とは言え別の方が担当されることは多少なりとも不安点になるかもしれません。
だからこそ、期待と不安どちらも抱いてしまうんでしょうね。
ゲームのシステムに関しては、ユーザビリティが悪い・・・使い勝手が悪くて操作性が悪ければ、それだけで敬遠されるのが今の時代のソシャゲ。
今回開発に入るスマイルアクスさんがどこまで作り込めるか。あまり大規模な開発チームでは無さそうだとは思うんで、ここも注目したいポイント。
ストーリーについて
昭和58年に発生した火山性の有毒ガスによって、住民約1200名が命を落とした『雛見沢大災害』から10年後の平成5年6月。
災害によって家族を失った少女、公由一穂は廃墟となった故郷雛見沢を訪れる。だが、そんな彼女の目の前に立ちふさがったのは、見たことのないバケモノたちだった。必死に逃げる一穂。そして絶体絶命の窮地に追いやられたその時、自らを神と名乗る不思議な存在『田村媛命』が現れる。彼女によってバケモノ――『ツクヤミ』と戦う力を手に入れた一穂は、その導きに従い古手神社の祭具殿へ。そして、言われるがままに祭具殿へと入った一穂を迎えたのは、懐かしくも切ない――平和な頃の雛見沢だった。
ひぐらし原作におけるバッドエンドの行く先である雛見沢大災害が起こってしまってからの物語。
原作を遊んだ身として気になるのは 「ツクヤミ」 と 「田村媛命(たむらのみことひめ)」 の2つ。
日本神話にあるツクヨミではなくツクヤミ。月読尊と倣うなら月闇でしょうか。
本編では影も形も見られないバケモノの登場によって、従来のひぐらしとは違った雰囲気が出ているようにも感じます。
なぜそんなバケモノが存在していて、誰も知るはずのないバケモノにご丁寧に名前まで付けられているのか。
そのカギになるのが田村媛命なのかもしれません。ひぐらしアウトブレイクの神姦し編で登場した、羽入と同じく人ならざるものの長。
どうやら過去には羽入たちと争っていたらしくて、神姦し編でも神様同士めっちゃ仲悪く喧嘩していて、最終的に部活メンバーとの(イカサマ)麻雀で一撃で35万点ボッタクられスクール水着を着させられましたが、それはまたIFの世界の話。
やはり本編では見られなかったこの人が、どうして今になって出てきたのか。とても気になります。
そして、ひぐらし命の核になる、平和な頃の雛見沢。
名言はされていませんが、10年前にタイムスリップをした、と考えるのが妥当なんですが、ここらへんをひねってきてもおかしくないと思わせるのがひぐらしクオリティ。
登場人物について
メインの登場人物は、部活メンバーではなく新規キャラクターも含めた3人。
いつもの部活メンバーも登場もするものの、本編開始時間軸では(おそらくは)故人。ただここらへんをひねってきてもおかしく(以下略)
公由一穂
原作で登場する村長の公由喜一郎の孫娘。立場としては言及されていないものの主人公で間違いないはず。
一家は災害で全滅、現在は遠縁の支援を受けて寮生活。口癖は「ごめんなさい」
不幸を絵に書いたかのような経歴で、口癖からもマイナス思考であることは考えるまでもありませんね。
彼女への疑問は、何故雛見沢村を訪れたのか。これ一点。
ひぐらしの歴史では、雛見沢大災害の閉鎖が解かれたのが災害から20年後。
ひぐらし命の舞台ではまだ災害後10年しか経っていないため、元がマイナス思考であまり行動的に見えない一穂がいくら思い出の地であったとしてもヤバい状況真っ只中の雛見沢村に自分から向かうとは思えません。
何かしらの要素が絡んでの結果ではあると思うんですが、どうあっても踏み入るなと言われている場所に行ってしまっている以上、ロクなことじゃなさそうです。
プロモーションムービーではキリッとした顔付きではありますが、「私に一体何をさせるつもりなの・・・。」とやはりネガティブ気味。
田村媛命によって戦う力を手に入れることになる一穂ちゃんですが、同時に折れてしまった心が成長していく過程も描かれるのでしょうか。乞うご期待!
赤坂美雪
同じく原作に登場するメインキャラの一人、赤坂衛の娘。
父譲りの洞察力と推理力、論理的な思考能力も備え、性格は朗らかで人懐っこく、どんな相手でも物怖じしない。
スペックだけ見ると年齢の割にはチート級で、しかもこの性格だと誰からも好かれるタイプのスーパー陽キャ。
一穂ちゃんとはめっちゃ仲良くなるか限りなく相性が悪いか、かなり極端に分かれそうな気もします。
美雪ちゃんは、10年前の雛見沢で何が起こったのかを知るために村へ向かい今回の事件に巻き込まれることになります。
原作のひぐらし絆では警察官となり、父と同じ公安へ異動した際に赤坂から雛見沢の真相を追って欲しい、と頼まれますが、今回の事件とは時間軸が異なるため、関係性は見出しにくい。
では、10代の今作でおそらくは父親から何も聞かされていない時期であるはずのひぐらし命で、どうして美雪ちゃんは事件の真相を追おうとしたのか。
原作では両親どちらも生存するルートがあまり存在しない赤坂家。そもそも雪絵さんが亡くなる場合美雪ちゃんは産まれないですからね。
現段階では家庭環境についてあまり言及されていないため、美雪がどういう状況で育ったのか。
そこに注目していくと面白いかもしれませんね。やっぱり乞うご期待!
鳳谷菜央
ひぐらし命での完全新規キャラ。東京からやってきた娘。
目的から何から全てが不明。自分のセンスと直感には自身があるらしい。
10年前へと飛んだことに対して、過去を変え幸せな未来を掴んでみせると言うことから、何かしら関係者がいる(いた)ことが考えられますね。
わざわざ “東京” からやってきたとあるのも、もしかすると同名の組織と関与しているのかもしれないし、していないのかもしれない。
実は小此木さんの娘でした、とか無いかな・・・。雛見沢症候群発症の気配がある上司と違って、あの人ならなんか上手く立ち回って生きてそうな気もしなくもない。
部活メンバー
前原圭一、竜宮レナ、園崎魅音、北条沙都子、古手梨花のいつもの5人。
恐らくは転校生となった主要キャラを和やかに迎えるレナ。
今の雛見沢が作り出した世界と推測する魅音。
どこか遠くに言葉を伝えているように聞こえる沙都子。
メンタル的にダメになっている梨花。
悲観的に現状を嘆く圭一。
プロモーションムービーでもどこかあべこべな雰囲気を感じる部活メンバー達。どことなく悲壮感も数割増しに聞こえます。
細かい点なんですが、何故か公式サイト上のキャラクター紹介で圭一がいないのも気がかり。
「女の子しかだしたくないんや」でいないだけとかないよね。・・・ないよね?
雛見沢大災害が起きてしまったということは、部活メンバーも全員・・・となっていて、祟殺し編で圭一のみ生存するなど一部ルートで例外は起きますが、ひぐらし命本編ではほぼ全員亡くなっているはず。
原作でも様々な要素が絡み、事件が起き、やがて惨劇が広がります。主要メンバーとどう関わっていくのか、やはりここが重要なポイントでしょう。
まとめ
原作では様々なルートを辿り、少しずつ真実を解き明かし、最後にはハッピーエンドを迎えました。
ですが、ひぐらし命ではバッドエンドを迎えた未来から始まり、そして過去へと繋がります。
が!正直180度どの角度から見てもやっぱり悲惨な目に合う未来しか見えてきません。
まだまだストーリー、ゲーム性など公開されてない情報も多いんですが、だからこそ色々想像のしがいがある今があるのかもしれません。ゲームも発売前が一番楽しいとも言いますからね!楽しみに待ちましょうか。
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