
事前登録段階で、ウマ娘は面白そうやろーとか書いていたら、気付いたら2年以上経っていました。時の流れとはとても残酷ですね・・・。
ちょっと5つのこと、とかスカしたタイトルですが、気になった方は是非とも見てあげて下さい。私が喜びます。
ウマ娘はなぜ始まらないのか、そして2020年に本当に出てくるのか、これまでのウマ娘の歴史と共に考えていきましょう!ではスタート!
2016年3月25日、ウマ娘、発表される
ウマ娘の初お披露目となったのは、animejapan2016のサイゲームスブース。
3人のかわいい声優さんがウマ娘の制服姿で登場し、『shirobako』などでお馴染みのP.A.WORKSからプロモーションムービーも流される。
当初はキャラ名が明かされず、イラストと担当声優18名のみの紹介される。
今ではすっかり電波テーマソングとなった “うまぴょい伝説” もここで初披露。私は最初ちょっとだけ聞くのが恥ずかしかったのはここだけの話。
同時に5月からサイコミにて『ハルウララがんばる』の漫画連載が開始されることも発表。全10話とえらい短さで、9月に終わりました。
2016年7月、Cygames NEXT 2016、特別ステージ開催!
サイゲームスによるカンファレンスイベント、Cygames NEXT 2016にてウマ娘の特別ステージが披露され、新キャラの発表も行われました。
そこまで大きな発表は無かったものの、大人数でのライブはとても素晴らしいものでした。
ちなみに、先日無事2.5周年を迎えたプリンセスコネクトRe:Diveの発表が行われたのもここでした。2.5周年!?!
2016年11月、ぱかラジ、始まります
ウマ娘のWEBラジオ、『ぱかラジ』が始まりした。2019年4月終了までに全85回が配信されています。ゲームは始まってないのにラジオはすでに終わっています。
同時期に3人1ユニットのCD『STARTING GATE』シリーズも販売開始。トータル12枚42人が参加する大ボリュームのシリーズになりました。
2017年3月25日、ウマ娘、大発表会!
animejapan2017のサイゲームスブースにて、ソシャゲ版のトレーラーの発表を始め、アニメ化、コミック化、ライブイベントなど広がるウマ娘に、夢も、希望もあるんだよ。
これまでのまだ名前が分からない18キャラから、7月までに合計41キャラのビジュアルを発表するとアナウンスもあり、『ウマ娘キャラクター名前予想クイズ』も同時開催されました。
トレーラーでは、競争、トレーニング、ストーリー、ウィニングライブなど、ウマ娘では当たり前になったイベントも明かされています。
どうやってレースをゲームに落とし込むのか、ワクワクしましたね!今でもワクワクしていますよ!!ワクワク、は、しています、よ?
2017年7月、初のライブイベント、開催
舞浜アンフィシアターにて初のライブイベントが開催されました。
声優18名による超大型のライブはトークイベントの他に、ウマ娘キャラクター名前予想クイズの答え合わせと、新キャラの声優発表なども同時に行われて大盛り上がりでした。
2018年の出走予定のアナウンスとガチの育成ゲームあることも明かされ、ウマ娘の未来を照らし出す光となりました。
2018年3月25日、事前登録、開始
発表から2年、AnimeJapan2018にてとうとうウマ娘の事前登録の開始が発表されました。
アニメの放映直前であり、ゲームの開始が明確に見え、そして、武豊のプロモーターの就任もここで発表。
何もかもが上手くいく――――――そうだ!ウマ娘はここからだ――――――私達は信じた。ウマ娘を・・・。
2018年3月、Vtuber、始めました
ウマ娘本編に登場する『ゴールドシップ』によるぱかチューブっが始まります。同時にウマ娘の発表後2周年を迎えています。
アニメではメジロマックイーンにウザ絡みしては目にダメージを受ける子。消しゴムが目に当たったのはとても痛そうだった。
悲しいことに、2020年8月現在、最後にぱかチューブっが行われてから8ヶ月が経過しており、すでにうまよんの応援予告に乗っ取られてしまっています。
早く再開して!!ウマ娘が始まるまでに!!!
2018年4月、ウマ娘アニメ、スタートする
ソシャゲ版に先駆けて、ウマ娘のアニメがスタートします。ある意味ではここがウマ娘の全盛期。
メインキャラクターであるスペシャルウィークを主人公に、彼女が日本一のウマ娘になるために故郷から旅立ち、サイレンススズカを始めとしたチームスピカの面々と出会い、切磋琢磨しながらレースを駆け上がっていきます。
最初はポテンシャルを秘めつつも未熟さが目立ったスペシャルウィークが、成長していく様子が凄く丁寧に書かれていて、サイレンススズカの故障からの鬼気迫る感じ、そこからググッと上り詰めていく様はめちゃくちゃ面白かったです。
こういうシンプルで分かりやすいストーリーこそがいいんだよね!
まだ見てない方は面白いんで見てみてほしい。事前登録中の今だから予習の意味もあって重要だよ!
DVD、BDの売上はサイゲ名物のグラブル特典攻撃の成果もあってか、全巻1万枚を超える大ヒット(※)を飛ばす。
(※)今のアニメ業界では3000枚で及第点、5000枚でヒット、1万枚で大ヒットのライン。
毎週の盛り上がりも凄く、ツイッターでも頻繁にトレンドに入るなど、ソシャゲへの橋渡しは万全に行われました。
2018年7月、事前登録者数30万人突破
アニメも終了し、配信までは一段落。そんな最中、ウマ娘は事前登録者数が30万人を突破。とてもとても素晴らしい。
・・・・今はどうなってるかって?えーと、あの・・・35万人・・・です・・・。約4ヶ月で30万人、それから2年で・・・5万人・・・。
こうやって見ていると、かなり出来てますよね。
2018年10月、2ndイベント、開催する
ウマ娘の2度目の大型イベント 『Sound Fanfare』 が幕張メッセ 幕張イベントホールにて開催された。
スタンダードなライブイベントだった前年から一新。レース上のような直線を交えた間延びした円形のステージに。
キャパも前年よりも大幅に増えた状況でもお構いなしの満員模様。アニメから続く盛り上がりは未だに冷めない。
2018年12月15日、ウマ娘、延期する
ゲームPVが第3段まで公開され、完成を待っていた人にとって大きな悲報となった延期の知らせ。
「ゲームは秋にはほぼ完成しており、現在は社内でテストプレイを重ねている段階。
しかし、まだクオリティとして不足している部分があり、さらなるクオリティアップのために配信延期を決定した」
詳しくは下で話すんで割愛しますが、根本的に作り変えている可能性もあるんじゃないかなと思います。
2019年3月、ウマ娘、何も出ない・・・
ウマ娘発表から3年、事前登録から1年が過ぎ、3年連続で参加していたanimejapanにも出展がなかったウマ娘。
この次を見てもらえれば分かるんですが、おそらくそれなりに現場が混乱していたのかもしれません。憶測でしかありませんが。
2019年5月、プロデューサー、退職
根強く待ち続けたウマ娘ファンを更に絶望に落としたのが、石原プロデューサーの退職。
現在でも後任のプロデューサーが誰なのか、一応それなりに調べてみたんですが分かりません。
グラブルやプリコネの木村唯人プロデューサーが引き継いだのかと思われていたものの、取締役として関わっていて別の人物がいる、と株主総会で答えがあったものの、その後も進捗は分かりません。
プロデューサーはゲーム開発をしていく上で、切っては切れない関係。
ゲームの方向性を決めていく指揮官でもあるプロデューサーがいないと、現場が混乱するため、アプリ制作どころじゃなくなってきます。
公式サイトでは未来輝くような最後を伝えた石原Pでしたが、ユーザーの心に雨が降ったことは言わずもがなでした。
2020年3月、ウマ娘、事前登録2周年突破
その後目新しいニュースは出ないまま、年が明けます。
一応年明け前にゲーム開発はしてますよ、とアナウンスはありましたが画面もなにもないため、そうなんだ、としか思えないのが悲しい。
世の中は新型コロナウィルスの驚異に晒され、過去3度出演してきたanimejapanも2020年度は開催そのものが中止。
変わりにCygmes Animationとして、サイゲームスが独自の配信イベントを行いました。
奇しくも時期は事前登録から2年。Cygmes Animationの当日であった3月22日と、ちょうど2周年にあたる3月25日にはツイッターのトレンド入りを果たしました。
#ウマ娘事前登録2周年記念
スズカ「うそでしょ!?」
って言いそうなトレンド。草ではなく芝を生やしている皆様もいらっしゃる様子。今年こそ!と私も心待ちにしている一人ですが、同じ気持ちの方が沢山いると知ることができて #ウマ娘 はやはりトレーナーの皆様に愛されているなと感じました。— 高野 麻里佳(こうの まりか) (@marika_0222) March 25, 2020
サイレンススズカの担当声優さんも喜んでいました。
2020年6月、マンガ ウマ娘 シンデレラグレイ始まる
オグリキャップを主人公にしたウマ娘外伝マンガ、シンデレラグレイが始まります。。
ヤングジャンプにて連載中。となりのヤングジャンプでも読めるんで、かぐや様は告らせたい、久保さんは僕を許さない、可愛そうにね元気くんも一緒におすすめしたいところ。
久保さんと元気くんを同時に見ると、アメとムチの大切さを知れます。元気くんの主要キャラ全員もれなく○態だからなあ・・・。
出展:ウマ娘 シンデレラグレイ 1話 久住太陽 Cygames 集英社
オグリキャップはアニメでは大食い以外ではほぼ出番がなく、レースもなかった彼女でしたが、今作では最新鋭であるトレセン学園に転校する前、地方の学園にいた頃の過去の話です。
中央に比べてあまりやる気がない地方に所属していても、ストイックにトレーニングを行いレースに望みよく食べて、文字通りスターへと駆け上がっていきます。
あまり描写されなかったド天然ぷり、とにかく食べまわるときは可愛く、レース時はかっこいい。
出展:ウマ娘 シンデレラグレイ 1話 久住太陽 Cygames 集英社
もうここを見た時点で視聴継続が確定しましたね。可愛すぎてたまりません。
2020年7月、アニメ うまよん、なぜか始まる
サイゲ名物ゲーム内4コママンガのウマ娘版『うまよん』がアニメ化。厳密にはゲーム内ではないんですが。
現実の競馬が関連したエピソードやほのぼのしたエピソードが多め。基本的に頭のおかしい『4コマのバハムート』や『ぐらぶるっ』に比べるとマイルド寄り。
だからこそ余計に、なんでアニメ化したのかが気になるタイミングでもあります。
「お前ら、ウマ娘のこと忘れてねぇだろうな」
という運営サイドのお言葉が聞こえてきそうな気はします。
ちなみに、頭のおかしいほうの『ぐらぶるっ』もアニメ化が決まりました。・・・え?正気?
何故?ウマ娘が始まらない理由
というわけで歴史を振り返ってみました。
細かいところでマチアソビに出ていたりとかあるんですが、そこまで大きくないと判断してカットしました。許せ。
ここからは本編でもあり、正直おまけでもある「どうしてウマ娘が始まらないのか」説を話していきましょう!
馬主からの拒否説
2018年6月に公式運営から注意喚起のお知らせがサイトに掲載されました。
>>詳しくはhttps://umamusume.jp/news/detail.php?id=news-0106
当時はアニメの盛り上がりも結構凄い中だったため、色々な憶測も呼ぶことになります。
この内容を邪推したゴシップサイトが、大物馬主から拒否された、といった記事を出してきたことで、これを鵜呑みにした人も小さじ一杯くらいはいたのかもしれません。
余談ですが、ゴシップ系の記事では著者名があるかないかに注目すればOKです。大体クソみたいな記事には”編集部”とか”デスク”しか記述がありません。
ただし、全てが憶測とも言い切れないこともあります。
それが社台グループ。ここに所属する競走馬はウマ娘には一切登場しません。
ダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄妹、ステイゴールド、ヴィクトワールピサなどエピソードも性格も一長一短を持ったたくさんの名馬が未登場。
アニメなどではそのまま出すことが出来た子たちに対して、ソシャゲ版で無理・・・とは考えにくいため線としては薄いでしょうけどね。
JRAとのトラブル説
ガンダム、ルパン三世、fate、ゲゲゲの鬼太郎、けものフレンズなどと全く競馬関係無い作品とコラボ展開を行っている中でウマ娘に関しては一切触れることはありません。
逆にウマ娘サイドは大きなレースの度に記念絵とともにレースの宣伝を行うなど、熱心な取り組みをしているため、一方的にしか認知されていない説もあります。
優駿の門やみどりマキバオーなどの競馬作品とも全く関わりがないことから、そこまで信憑性はそこまであるとは言えない説でもあります。
現実の競走馬とキャラの名前が同じであることから、目を付けられていてもおかしくはないと思う一方、ウマ娘から競馬を知りました!ってファンも多少はいるのかな、とまごまごする場面でもあります。
ゲームそのものが破綻説
私としては一番信憑性が強そうな気がするのが、実はゲームそのものが破綻している(いた)のでは?という説。
これは完全に個人的な妄想に近いため、できれば鼻で笑ってあげて下さい。
ウマ娘のコンテンツとしてはレース、育成、ライブ。この辺がキーになると思っていて、リリースまでにゲームとして面白くまとめきれなかったんじゃないのかな、と。
有名な競馬ゲームであるダービースタリオンでは、牝馬に種牡馬を交配させて馬を産み、3歳まで競走馬として育ててレースに送り出し、勝った負けたを繰り返しながら資金を得て、また次の競走馬を産み出しながら自分たちの牧場を発展させていく、という流れがあります。
同じく有名なウイニングポストも、馬主として凱旋門賞を目指すことが目的となっています。
G1を勝つまでが非常に遠いこれらの作品、勝つことで大量の資金と大きな達成感が得られるんですよね。ここが競馬ゲームの最大の魅力といってもいいと思います。
ではウマ娘ではどうでしょうか。ガチャなどで手に入れたキャラをトレーニングしてパラメーターを上げてレースで勝たせてライブをして
そこに大きなゲーム性は存在するのか。達成感は感じられるのか。
運営サイドも育成が主軸であることを明言していることからも、流れとしてはダビスタやウイポと同じなはず。
お金の概念も無さそうに思いますし、多くのキャラを育成して勝たせるとなると、勝ちの意味が薄れてしまいますし、勝ちが遠すぎるとそれだけでゲーム内でストレスになりかねません。
この辺で面白さが出せなかったんじゃないでしょうか。もう一度言いますが、あくまでも私の想像、妄想にすぎません。
逆に音ゲーを主軸とすればどうなっていたんだろうか、とも思います。アイマス、バンドリ、ラブライブなど、強豪他社も多いため、より難しいさじ加減になりそうではあるんですが・・・。
まとめ
今回のウマ娘と同じような歴史を辿ったゲームに、マザー2というソフトがありました。
開発に5年掛けた上に発売中止寸前まで追い込まれ、元任天堂社長で当時はHAL研究所の社長だった岩田聡さんが、
「いまあるものを活かしながら手直ししていく方法だと2年かかります。イチからつくり直していいのであれば、半年でやります」
と言い、本当に一から全部作り直してしまった、結構有名なエピソードです。世に送られたマザー2は文字通り名作として今でも記憶に残ります。
ウマ娘の2018年秋にゲームとしては完成している、と言われていたこともトレーラーを見る限りおそらくは事実でしょう。そこで嘘を付く理由ってあんまりないでしょうし。
奇跡的に発売ができたマザー2と同じだとするなら、本当に開発が中止せずに配信される確率は、それこそ奇跡的な確率なのかも知れません。
延期後にゲームの開発画面なども出てこないこと、プロデューサーが明言されていないことなど不安点もまだまだ数多いです。
私としては、今はただ待ちましょう!なんて言うのは簡単なんですが、同じようにここまで待った人はかなり多いはずです。
責任を持って納得のいくゲームをきちんと出して欲しい。やっぱりこれが一番の願いです。というわけではよ!とりあえずゲーム画面だけでも今年中に持ってきてね!!