世はまさに大ガチャゲー時代!来る日も来る日も訪れるガチャにガチャ。
期間限定、有償最大レア確定、おまけ付き、有償割引、いくつも襲いかかってくる魅惑的かつお金のかかる案件が多くて辛いよ・・・そんな人も多いんじゃないでしょうか。
私はスタイル的に出たら嬉しい、出なかったら残念、で終わらせるスタンスなんで、どんなソシャゲでも気にせずほぼ無課金で済ませるためそこまでストレスはないんですが、人によってはもうガチャはなぁ・・・って人もいると思うんでそんな人のために、一度ガチャゲーなしのアプリ・ソシャゲを紹介してみようかなと思います。
ガチャそのものが悪いとは言いませんが、今の時代どれもこれもガチャですからね。そんなガチャだらけじゃ疲れちまうってもんです。
今回はガチャのないソシャゲのお話。たまにはひねってガチャがないゲームを遊んで見るのも悪くはないのでしょうか。ではスタート。
ガチャゲーは間違いなく下降していく
ガチャゲーに対して思うことがある人はそこそこ多いでしょう。私自身は、ガチャはゲーム性を欠如させてしまっていると常々思っていまして。
キャラなり武器なりの入手手段がガチャに固定されればされるほど、新鮮さや刺激はどんどん薄れていきます。
あまりゲームしない人からすると今のソシャゲは=ガチャであり、似たようなものばかりだよね、と思われているんじゃないでしょうか。
私は遊ぶスタイルとしてガチャは嫌いじゃないんですが、このまま行くとガチャゲーは間違いなく下降線を辿ります。
だってそれだけで押し通せるほど、世の中甘くないんすよ?どれだけキャラが魅力的でも、どれだけ強くても、使いやすくても、ガチャを引くという前提条件が付いてしまうだけで触れられなくなるときは必ず来ます。
流行と衰退ってそんなものです。今の売上の流れに胡座をかいているソシャゲはコロッと落ちていってもおかしくありません。
今のうちからガチャに頼らない、もしくはガチャはスパイス程度にして楽しく遊べるゲーム性を大事にしたソシャゲは注目しておいていいかもしれないですね。
海外で売上の高いアプリは、ガチャの無いものがほとんど。売上のランキングを見てるとかなり国によって特徴が出ていて面白いです。
ドイツとかアメリカはTinderが高順位に上がってきます。なんのアプリかと言いますと、出会い系です。本能に忠実か。
他にはyoutube、よく知られるところではPUBGなんかも人気がありますね。
日本でトップクラスに人気のあるソシャゲは、実は海外ではそこまで人気の獲得につながっていません。
モンストは中国、韓国、アメリカですでにサービス終了しており、パズドラもヨーロッパ版が同じくサービス終了しているなど、国内と比べると寂しい結果が並んでいます。
そんな中、海外でも日本製のソシャゲで好調に稼働しているものがあります。
ひとつはドラゴンボールレジェンズ、ゴリゴリのガチャゲーですが、ドラゴンボールは海外では大正義コンテンツ。ドッカンじゃなくてこっちなんですね。
そして、もうひとつは・・・
ポケモンGOとガチャ無しの功績と積み上げたもの
こいつです。今やガチャなしソシャゲの星となったポケモンGO。
社会現象を巻き起こした2016年、ライトユーザーをガッツリ取り込んだものの色々な問題が取り沙汰されたり、否定的な意見もあったりで良くも悪くも少しずつ落ち着いてしまったポケGO。
それでもポケGOが持つポテンシャルとゲーム性が人を惹きつけて、少しずつ盛り返していきました。
課金要素がポケモンを育てるため、捕まえるためのアイテムっていうのもなかなかに現実的らしくて賛否両論だよね!(いいよね!じゃないのがポイント)
実際にポケモンはお金ゲーですからね。マックスアップ、タウリン、ブロムヘキシン・・・ゲーム内で一万円もする上にがっぽり注ぎ込まないといけないものを、たんぱんこぞうは買えますか!?買えないでしょ?あいつら数百円しか寄越してこないんですから!!
お金持ってりゃさっさと努力値を上げられるし、お金を持っていないたんぱんこぞうはコツコツと倒して努力値を稼がないといけないんすよ!!
モンスターボールもガバ買いしないといけないし、なんならハイパーボールばかり買わないとどんどん遅れを取るんです!たんぱんこぞうに(以下略)
ポケモンGOの課金も、お金を使わないと駆け足で育成ができねえんだよこの野郎!と現実味を優しく丁寧に教えてくれる素晴らしいソシャゲです。
あ、もちろん無課金でもコツコツやれますよ??オメーはウサギと亀の亀になるけどな^^
と、おふざけ半分が混ざりましたが、ポケGOは焦らないのならほんとに無課金でも十分にやれるんで、そういった意味でもバランスと均衡がしっかり取れたゲームだなと思います。
2020年9月現在、本家ポケモンにもあるメガシンカが導入されました。
おそらくはこっちも賛否両論になるんだろうな、と思うんですが、ここまで積み上げてきた実績もありますから、まずいことにはならなさそうだという信頼もあります。
ありきたりではありますが、ガチャゲーを除いたソシャゲでやはり一番手に推したいのはポケモンGOです。
おすすめしたいガチャゲーじゃないソシャゲたち!
ガチャゲーじゃないソシャゲの一番手はポケモンGOでした。
それだけだと、ちょっと味気ないんで色々ガチャゲーじゃないゲームも用意してきましたよ。
ガチャなしでもポケGOは当たりましたが、ポケモンのコンテンツ力と任天堂の強大さが合わさったためでもありました。両方兼ね備えてもどうにもなっていない、ポケモンマスターズの悪口はやめてくださーい!
と、まだまだジャンルの強さが出てこないガチャなしゲー。
今回紹介するものはほんと偏りが凄いですよ(笑)自分で触っていて、あ、これいいな、で選んだらこんな結果になりました。ではどうぞ!
PPKP
来ました、PPKP。パンチパンチキックパンチ!!・・・いや、ガチでその略なんですよ。シンプル・イズ・ベスト。最近の小説家になろうのタイトルもちょっとは見習って欲しい。
ドット絵と荒っぽくバッチバチに敵を殴り蹴り倒していくこの流れ・・・そう、くにおくんです。
今ここを見ている人で、くにおくんを知ってる人ってどれくらいいるんでしょうかね。
私は世代ドンピシャ過ぎて、逆にやっていないゲームはバスケくらいです。当時からプレミアすぎて、さすがに1万円超えたファミコンソフトは買えませんでした。
このアプリのやることは凄まじくシンプル。敵に対してはパンチボタンとキックボタンを駆使して戦い、お金を稼いで技を覚えて、ステータスを伸ばしてストーリーをクリアしていく。これだけ。
・・・いやほんとくにおくんやな!PPKPと似たような進行をする “くにおくんの時代劇” と “熱血物語” は名作です。Nintendo Switchオンラインに熱血物語はあるんで、Switch持ってる人はそっちもおすすめ。
PPKPでは意外と行く場所がわからなかったり、防御に苦戦したりとやっぱり往年のゲームっぽい感じもあって個人的にはその投げっぱなし具合がけっこう好感触なんですよね。今の時代で受け入れられるかと言われると・・・なんですが。
ホームスケイプ
youtubeよく見てる人なら多分一度は見たことであるだろうゲーム。
日本風じゃない登場人物、ちょっと前髪が後退したおじさんを動かすためにピンを引き抜いて移動先を整えてあげる・・・流れの中で、大体広告ではえらい目にあって終わります。南ー無ー。
謎解き系パズルものっぽいように思いますが、本編では普通にストーリーが存在して、普通のパズルも存在するなど思っているよりも多種多様な遊び方ができるゲーム。
欠点は似たようなゲームがほんと多いこと。またこのゲームかよと思いきや実はまた違う奴でした、なんて日常茶飯事。
ブレイブフロンティア2
ちょっと古めのドット絵を用いたスタンダードなファンタジー系RPGで、現在は全てのストーリーが完結しゲームの更新も終了済み。
ガチャそのものはあるんですがゲーム内のフレンドポイントでのみ。ここに課金要素はなし。
ガチャ石で獲得できるキャラは選択式であるため、ある意味ではガチャは存在しないということになります。
ブレフロは1も当然ありますが、2のみでもストーリーを追うのは問題ないためいきなり2からでも問題なし。
ちなみに1は普通にガチャゲーです。2でガチャゲーを脱却するためにガチャを捨てたんですが、残念ながら時代と知名度が追い付かず早い段階で打ち切りのような形で完結しました。
1は2013年から足掛け5年、2は2018年から1年で更新が終わってしまいました。
更新終了を聞いた時は私自身とてもガッカリした記憶があります。
ガチャキャラのみならず主人公も存在して、他のキャラとは違った育成をすることができました。
これが手間でもあり、楽しいポイントでもありましたね。
自動周回、オートのシステムも付いていたりと、今考えると色々先取りしていたんですね。
完結済みということから、家庭用ゲーム版と同じように自分のペースでゆったりと、イベントを追うこともなく課金・育成に追われることもありません。
導入部だけ触ってみて、合う合わないだけでも遊んでみて欲しいゲームですね!
クリスタルオブリユニオン
コツコツと国を作っていく箱庭タイプのゲーム。雰囲気としてはシムシティを思い浮かべてもらえれば。
公式からストラテジックファンタジーとあるように、戦略や策略がめっちゃ重要になってきます。
放置ゲーでもあるため、そこまで時間がない人でも遊びやすいゲームでもありますね。
今の事情は分からないんですが、私がやっていた時期はめっちゃ燃やされましたよ。それはもう盛大に。
まあシムシティも大概燃えてたんで、これ系のゲームは全般的に燃えてることを思えば許せそうな気もします。
課金要素はガチャではなく建物作りのための素材や、魔物討伐のためのアイテム、もしくは英雄を入手したりするなどゲームをブーストさせる要素など、ゲーム内を優位に進めるためのもの。
ここまでに紹介したソシャゲと同じく、無課金でもそれなりのバランスを保って遊べるんで、長期的に遊びたい人にもいいんじゃないでしょうか。
ザ・ファイナルタクシー
終末となってしまった世界で、人類最後のタクシー運転手となり客を乗せ、酔わせないようにジェントルな運転を心がけながら訳の分からないキャラクター達を乗せて駆け抜けていくゲーム。
なんだよそのゲーム、と言いたくなるところですが、すでに世の中にはクレイジータクシーというとんでもないゲームが存在するため、インパクトとしては実は薄いんですよね。
ファイナルタクシーはあくまでも紳士的なドライバーでいることが求められますが、クレイジータクシーはとにかく時間内に辿り着きゃええねんの精神。
道を逸れようが、どこに突っ込もうが、タイムが目減りしても最後に目的地にいれば正義である。
こっちは世界観が世紀末ですが、あっちはゲームそのものが世紀末。世も末とはこのことだ。
課金要素は見た目を変えるものだけなんで、お金もかかりません。ちょこっと遊んでみてえなあって人にちょうどいいでしょう。
Sleep Orbit: リラックスした3Dサウンド
ソシャゲじゃないんですが、気にしないでいきましょう。たまにはこういう癒やしもいるんですよ。
今流行のASMRと呼ばれる脳に直接ゾワゾワするような、気持ちがいいような、なんとも言いようのない聞こえ方を体験できる感覚を刺激する音声を利用されたもの。
声優さんとかがマイクにささやきかけるような動画とか見たことありません?アレです。
あれを利用して声優さんの音声のみを収録して販売されているものとかもあるんですよ。すごいことにめっちゃ売れるそうです。ちゃんとしたヘッドホンであれを体験すると、五感って超すげえなあ・・・と謎の感動がありましたよ。
Sleep Orbitは、名前の通り寝るときに流しておきたいような心地よい、リラックスできるサウンドを、アプリ内にある素材を使って自分で組み合わせて作ることができる代物。
自分で作ったらSNSを通して紹介することができたり、逆に人の音声を使わせてもらったりとなかなかに面白いです。
布団でポチポチし続けると寝られなくなるって言うじゃないですか。実際に自律神経が昂ぶって興奮したりすると多少の眠気は飛んでいくことは実際にあり得るんですよね。
そういうときに、リラックスして寝るための音声作りのためにこれを使ってみると、寝るのが楽しみになる・・・ような気もします。
音ってとても不思議なもので、自分たちで知らないような音で安心したり、逆に不安になったりすることがあって、こういうアプリをきっかけに知ってみることもまた面白いことだと思います。
自分でも触りましたが、赤ちゃんが泣き止むテレビの砂嵐とか、反町隆史のPOISONは入っていませんでした。言いたいことも言えないこんな世の中じゃ・・・ポイズンッ!
まとめ
やっぱりまだまだ探さなければいけないレベルになってしまう、ガチャなしのソシャゲのお話でした。
最近、どんなゲームでも無料ガチャが多くなり、ガチャを引くハードルがどんどん下がっています。
“お金を掛けさせて引かせる” のではダメだから “無料で引いてもらって” からやれること、楽しさ、面白さを増やすことに比重を掛け始めています。
とはいえ、まだまだガチャそのものから抜け出すには時間はかかりそうで、もしかしたらその前にソシャゲそのものが廃れている可能性も・・・と、不吉なことは言わないほうがいいですね。
こればかりを探すのではなく、普段のゲームライフのちょっとしたスパイスにしてみてはいかがでしょう。