サクラ大戦の新作となるソシャゲ版サクラ大戦こと、サクラ革命が秋に配信されることが決まりました。
サクラ大戦は1996年に1作目が登場し、5まで発売されるも商業的にあまり振るわずにシリーズが途絶えました。
ですが、2019年12月に大復活を遂げ新サクラ大戦としてPS4から発売され、アニメ化、漫画化、小説化とメディアミックス化が広がりました。
当サイトでもレビューなんかやらせてもらいました。
ストーリーの稚拙さ、アクション性の弱さなど、絶賛とはいきませんでしたが、楽しめるゲームでした。
良かったらお暇なときにでもどうぞ。ツイッターなどで宣伝していただけるとより喜びます!
まだまだ新サクラ大戦の広がりも行われている中での発表でしたから、そこそこ驚きましたね。
今回は秋に登場するサクラ革命の情報をまとめ、自分なりの意見も交えてお伝えしていくお話になります。
全体的な評判で見ると、ちょっと難しいことになっています。ではスタート。
サクラ革命の情報まとめ
まずは、情報について、まとめていきましょう!
サクラ革命の配信時期はいつ?
2020年年内、とアナウンスされています。
ゲーム画面もかなり出来上がっていることからも意外と早そうにも見えます。
さすがに9月中はキツそうですが、10月に出てきてもおかしくないかもしれないですね。
サクラ革命の開発、運営はどこ?
DELiGHTWORKS(ディライトワークス)が開発、運営を担当。
・Fate/Grand Order(FGO)
・バンドやろうぜ!(サービス終了済み)
セガはサクラ大戦の権利を貸していく形になります。
ディライトワークスといえば、なんといってもFGO。他にも女性向けの音ゲーのバンドやろうぜも配信していましたが、2019年に配信終了済み。
良くも悪くもFGOが知れ渡っていることもあり、賛否両論といっていい現状。
サクラ革命の発表当日に、まさか会社名がツイッターのトレンド入りするなんて普通はありませんからね。
FGOのあまり評判が良くない点であるガチャの排出率と、戦闘パートの作りに対する矛盾点が大きいと私は思っています。
ガチャ確率に関しては、ガチャ石は安くなりましたが確率に関しては星5はずっと1%のまま。
星5はそこまで重要ではないゲーム性ではあるものの、やはり入手するためにはそれなりに課金を求められる仕組みでもあります。
そこが引き継がれるのでは?という不安がひとつ。
もうひとつは、私自身も思っていることなんですが、FGOはそこそこの周回ゲーであるのに、いつまでも宝具(必殺技)の演出がスキップできず、オート戦闘も実装されません。
宝具スキップに関してはFateの版権元であるTYPE-MOON側が拒否しているので、仕方がない部分もありますが、オートに関しては中々に頑なです。
オートに関しては、実装しないというよりも、実装できない=技術力の問題、と捉えることもできるため、より評価が難しくなる一因になっています。
とはいえ、出てみないことには分かりません。良い意味で裏切ってくれることを信じたい。
FGOとの接点と戦闘システムと
サクラ革命のジャンルはシミュレーションコマンドRPGと発表されています。
発表時にFGOとの接点は話題になっていました。
画面で見ると似通っている部分が多く、パッと見はそう見えてもおかしくないですね。
FGOにあるアーツ(青)、クイック(緑)、バスター(赤)のカード、サクラ革命の進撃(青)、退撃(緑)、奮撃(赤)のコマンドも見栄えとしてそう見せる部分は大きいですね。
ただ、よーく見ると戦闘そのものは別物で、味方は攻撃時に移動して攻撃しその場に留まったり後退したり、敵が攻撃してくるターゲットも可視化されていたりと戦略性そのものは増しているようにも見えます。
元々サクラ大戦はライトなシミュレーションRPG要素も備えていて、そこが反映された形になっているのかもしれません。
ところで、倍速表示はあるんですが、オートの表示はどこですか・・・???
サクラ革命のストーリーについて
サクラ革命のストーリーは、太正100年。年表に直すと2011年から始まります。
初代サクラ大戦のスタート時が1923年、新サクラ大戦が1940年とすでに過去作が昔と言える年代になっています。
現実での2011年は大正から昭和、平成へと渡りましたが、サクラ世界の太正はそのまま終わらずに2011年に100年を迎えています。
そんなサクラ革命のストーリーをご紹介。
16年前に起きた、大規模な霊子パルス災害によって日本全土の蒸気機関を破壊、蒸気文明を全て破壊し尽くした“帝都大厄災”
その後、霊力をベースとした新しいエネルギー“ミライ”によってどうにか復興を果たした日本。
帝都の中心にそびえる禍々しさすら感じる“新帝都タワー”の稼働とともに、桜は咲かなくなり、 「降鬼(こうき)」と呼ばれる魔が増加。全国各地で人を襲うようになってしまう。
降鬼を倒し、人々の防人となっていたのは政府公認の部隊「大帝国華撃団 B.L.A.C.K.」だった。
彼女たちは国民を守ると同時に最高のライブパフォーマンスで熱狂させていった。 国民の誰もが「ミライ」と「B.L.A.C.K.」により平和が続いていく。
政府を信頼すれば大丈夫だと思っている中、 それが偽りの繁栄であると気づいた者たちが現れた。 その名を「帝国華撃団」 政府の陰謀を暴き、日本を――奪還せよ!
盛り上がってきましたねー!どうですか、字体で見ただけでも感じられるこの終末っぷり。その日、日本は死んだ、とものすごいナレーションが入ります。
今の時代で例えるなら、電気そのものが破壊され尽くしたといったところでしょうか。・・・そうなると、確かに生きていけなくなりますね。
16年経っても絶望の真っ只中の日本での希望が、大帝国華撃団 B.L.A.C.K.!!
仮面ライダーだとかっこいいのに、帝国華撃団に付くとなぜか絶妙にダサく聞こえるB.L.A.C.K.。点の付き方から察するに、何かしらの英単語の略称だと思われます。
太正100年の日本はそれはもう暗い人だらけ。誰も彼も笑っておらず、顔は俯き目は伏し目。
スマホのような小型の携帯のようなものを一様に持ち歩く姿が見られます。この携帯機はそこそこ重要になるんでしょうね。
復興した東京にはビルが並び、街灯も設置され、電気が付いている様子。
これらがおそらくはミライのエネルギーなんでしょう。
ミライと聞くと安易な名前に聞こえるかも知れませんが、この日本ではそうした希望にすがらないといけないほど荒廃してしまっているように思います。
その中心にあるのが、新帝都タワー。大帝国劇場と連動して建てられていて、螺旋状に天を貫くかのような出で立ち。ここがラスボスの居城だったとしても驚かない程度には禍々しさがあふれます。
ちなみに旧作では、現実と同じような形で芝公園があり東京(帝都)タワーが建っていました。
大災害で崩壊し、大帝国華撃団=政府が象徴として作り直したのでしょうね。もうちょっと平和っぽく偽装くらいしたまえ。
大帝国華撃団=政府と敵対するのが、今作の帝国華撃団。
思いっきり敵対しているためか、今作は青ヶ島からスタート。場所は東京から南に360kmほど南下した島。ちゃんと現実にも存在します。
主人公の大石義孝が、とある事情で青ヶ島に流れ着き、そしてある少女たちと出会ったことで、サクラ革命はスタートします。
キャラクターについて
勢力が帝国華撃団と大帝国華撃団BLACKの対立と二分されており、旧作の降魔のような問答無用の悪を相手にすることではなくなりました。
立場としては帝国華撃団が正義になりますが、BLACK側もどうやら複雑な事情をかかえてそうなのもあり、断言しきれません。
私個人としては、銀河英雄伝説やガンダムSEEDのような敵対し異なる立場にいる2人の主人公の物語、というのも好きなんですが、そうなるともう完全にサクラ大戦じゃなくなりますね・・・。
帝国華撃団について
・咲良しの(CV.岸本萌佳)
・青島ふうか(CV.松浦愛弓)
・神子浜あせび(CV.夏吉ゆうこ)
今作の帝国華撃団は、物語スタート時点ではほぼ存在していないに等しく、しのの母である咲良なでしこが帝都に残りなんらかの反抗を行っている様子。
しのとふうかは青ヶ島で暮らしていた普通の少女で、あせびに関してはまだ情報無し。
しのは初代の真宮寺さくら、新の天宮さくらと同様の黒髪とピンクの着物に身を包んだ16歳の女の子。
物腰は穏やか、礼儀も整い、普段はぽやっとしているものの、自分の信念を曲げない頑固さも持っているように見えました。
育ての親である青島きりんさん曰く、すでに強者でも敵わないほどの剣術を身に付けているそうな。
旧作に見習うのなら、ヤキモチ焼きな面も付属されることは確定。属性てんこ盛りだねえ、しのくん!
かなりハードめなヤキモチ焼きだった旧のさくらくんと、それより普通にキレた方が怖かった新のさくらくん。君はどっちのほうが良い?僕はどっちもちょっとアレだ。
もはや遺物となりつつある霊子甲冑を更にコンパクトにした霊子ドレスへと変換し、降鬼を撃退してみせた。とんでもない霊力を備えていること、それ以上になにか力がありそうなことが伺える。
何この可愛い子。30分のアニメでもどんだけ表情見せてくれるんですかねえ!!実に可愛い!アニメ見ていない人は一度は見ておきましょう。必修課題です。
ふうかのマシンガントークの前にぽやぽやとうん、うん、ううん、と返事だけする最後の一枚が最高におすすめ。ふうかちゃんすごいな―、とか思ってそう。
声優の岸本萌佳さんはガチの新人の方でしたが、しのの声にぴったりだなと思いました。
しの本人の初々しさと、戦闘時の叫びが旧さくらに似て聞こえて、思わず「おおっ!」となりましたね。高い声は少し悠木碧さんのようにも聞こえました。
旧のさくらが横山智佐さん、新のさくらが佐倉綾音さんとどちらもとても有名な声優さんですが、負けずに頑張ってほしいですね。
ふうかは機械類に強いメカニック系女子。旧作で言うと李紅蘭が立場的に近かったですね。
アニメではさりげない世界観の解説、降鬼に驚く、しのの友達といった脇を固めました。
サクラ革命、帝国華撃団隊長(予定)大石義孝
本編の主人公(のはず)。大神、大河、神山と続く帝国華撃団の隊長(予定)の男。
発表時点だとかなり謎めいた存在で、これまでの隊長は全て帝国軍所属の軍人でしたが、太正100年の時代に軍があるのかは分からないため、職業も不詳。
降鬼との戦闘中にスローモーションになるような目を元にした能力を発動していましたが、こちらも詳細は不明。
戦う力を持たない、と本人も言っていたことから、戦闘には出ずに指揮をすることのみになる可能性も。そういう子おったなあ・・・。はやく真面目な方のぐだ子ちゃんに声優さん付けてあげて欲しい。
なでしことは大帝国華撃団の正体や反対勢力としての繋がりがあってか知り合いらしく、大帝国華撃団の統星プラナからも勧誘を受けていたと思わせるセリフもあることから、本人の有能さを伺わせます。
・・・が、最初はきりんさんにしのを守ると言い切れなかったり、生身で仕方ないとはいえ降鬼に安々とふっ飛ばされたり、しのをかばうためとはいえ視界を防ぐように目前に現れた挙句に自分の情けなさで話しながら泣いてしまったりと、ちょっと残念さが目立ちました。敵の目の前で長々喋るんじゃないよ。待ってくれた降鬼さんにありがとう、言っておきなよ。
サクラ大戦では常になんですが、初代隊長の大神さんが(スケベも含め)あまりにも出来すぎた人間で、ファンもかなり多く、隊長の魅力=サクラ大戦の魅力と言っても過言ではないため、彼の負担も自然と大きくなります。
彼は歴代の隊長達のような魅力的な隊長になるのでしょうか?乞うご期待!
物語の核を握る?咲良なでしこ
CV.田中理恵
これまでの “サクラ” は名前に付いていましたが、今回はしのとなでしこ、2人の咲良ということで、ストーリー上で核になってもおかしくはないなでしこさん。
帝都大災害時の最中、帝国華撃団の戦闘服に身を包みつつしのらしき赤ん坊を抱きしめていたことから、実の娘ではない可能性が大。
しのはすぐに青ヶ島のきりんさんの元に預け、16年経っても変わらずに戦闘服のまま。・・・え、なでしこさんおいくつですか。
ピンクの戦闘服、黒の長髪を結んで後ろで結んだ姿は真宮寺さくらにも見えます。
関係性はもちろん分かりませんが、すでに亡くなっていてもおかしくない旧作のキャラとの接点など、気になる点は多いですね。暗い場面にばかり出てきたのもなにかの示唆なのでしょうか。
プラナの襲撃を受け、大石のみを逃して青ヶ島へと送り、しのを帝都に送るように伝える。さて、その真意はどこ?
青島きりん
CV.土井美加
しの、ふうかがオババと呼ぶ、威厳と風格を兼ね備えた老齢の女性。
なでしこからの無茶振りにも答えしのを16年育て、しのを帝都へ送れとの言伝にはただ答えるだけではなく、大石本人の覚悟も問うなど、思慮深い面も持ち合わせた人。
大石自身成り行きもあったとは言え、甘えていた部分を即座に見抜かれるなど、終始圧倒されていました。
ただ厳しいだけではなく、覚悟を見せた大石を認め、しのとふうかを優しい表情と声色で送り出したりと優しさも持っているため、多くの人から慕われていることは想像に難くない。
いいですよね、きりんさん。米田さんのような普段フラフラした人もいいんですが、きりんさんのようなきちっとした人もひとりいるだけでピリッと締まる部分が出来てきます。
物語が帝都に移った後も、出番があればいいんですが・・・。
大帝国華撃団 B.L.A.C.K.について
・統星プラナ(CV.Lynn)
・最明クルミ(CV.東山奈央)
・夷守(いもり)メイサ(CV.小清水亜美)
プロモーションアニメでは5人登場していましたが、公式サイトではの発表は3名のみ。アニメではライブシーン以外ではプラナのみ登場。
名字も名前も日本らしさがあまりなく、どこか作り物のように感じられます。
衣装は黒、ライブでは赤と紫を基調としているなど、どことなーく歪さを感じられる。
ライブ時も“もっと高みを目指して、弱さは罪、未来はカオスだって、勝手な夢を持つだけじゃ” など、歌詞もなんだか物騒な内容が多い。
アニメではおそらくはリーダーだと思われる統星プラナが、主人公の大石義孝としのの母である咲良なでしこを捕縛せんと現れますが、なでしこの機転により取り逃すことになります。
大石とは面識があるような口ぶりで「君たちは騙されている」と言われるも、全く反応しないなど機械的なようにも見えますね。もしかして洗脳?よろしい、大好物だ!
今作の帝国華撃団とは違い、声優の面々も有名どころばかり。何かしら対比の差なのか、予算の問題なのかは分からない。もしそうなら世知辛い極まりない。
鵲裳シヅキ
CV.立花理香
名字なんて読むの!?!と思ったんですが、調べた結果、おそらくは “からすき” ・・・漢字って難しいぜ。
BLACKのライブを見つつ、周囲に不気味な機械を置き、霊子甲冑を相手にパワードスーツ?のようなものを身にまといつつ攻撃を素手で受け止めるどころか、そのまま刀を奪い突き刺して処理。
その後はプラナと連動して大石の乗った霊武を落としにかかるが、逆になでしこと連動したと思われる霊子甲冑から攻撃を受け、不発に終わる。どうでもいいですが、ここで驚いてる顔がとても美人。クール系女子の驚き顔って素敵です。
BLACKとは別に、大帝国華撃団の始末屋的な人といったところでしょうか。
Vtuberの宣伝起用について
ここは人によっては言いたいこともあるでしょうけど、やはり自分としても言わずにはいられないために書きます。
これはちょっとはやまったなと思います。具体的には、どこの層に向けての発信としてるのかが分からないから。
旧来のサクラ大戦好きにはあまり好意的に受け入れられるとは思いませんし、Vtuber好きがサクラ大戦に新規層で来るか!?と言われても、やはり難しいように思います。シリーズそのものが古いこともあるため、そうした別の人を経由して昔に繋がるのか?という疑問があるため。
ただでさえ、霊子甲冑ではなく霊子ドレスが出てきたことで、旧来のファンとしては疑問点も出ているところですからね。
今回の起用をみるに、運営側は新規層を欲しがっているんだと思うんですが、古くから好きな層を手放してしまってもおかしくない起用だなと思います。
懐古だ新参だと言うつもりはありませんが、橋渡しする役割としてはあまり適切だとは言いにくいです。
個人的には、ゲームそのもので勝負してほしかったな、とも思ってるんですが、まあ色々と難しいところなんでしょう。
私にとっての一番のNG要素は、本人さんらが声優として参加してしまうこと。すみませんが、そこは全く望んでません。
「政治的なキャスティングは必ずバレます。」
ご本人さんたちの活動そのものが素晴らしいものである以上、あまり露骨なことはしないで欲しいですね。これが邪推であることを望んでます。
まとめ
サクラ大戦シリーズの完全新作がまだまだ続いてくれること、まずはそこに対してありがとう、と言わせてほしいですね。
ただし、ゲームが作られる過程で怖い部分も多く、シリーズが続く期待と遊びたくなるゲームじゃなかったら・・・?という不安もあります。
旧作のキャラたちがどうなったのか、何故桜の木が咲かなくなったのか、知りたいこともたくさんあります。
あとはもう少し情報が出てきてから、アプリが配信されてから。色々と言いたいことを言いましたがやはり楽しいことに変わりはありませんから。
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