【ラノベ編】ソシャゲの原作付きは本当に流行するのか?これまでの歴史を見つつ検証してみた【その1】

ソシャゲが流行してはや数年。作り出され、遊ばれ、遊ばれ続け、終わっていきます。

今回はそんなソシャゲの歴史ということで、漫画やラノベ、ゲーム、アニメを原作にしたソシャゲは実際流行するのか?を比較してみましたと。

先に書きますが、今回はやり始めてからめちゃくちゃ後悔してます・・・。
調べるのが面倒くさすぎてちょっとシャレにならなかったからです。途中で投げ出すのもちょっとイヤだったんすよ・・・。

おそらく抜け自体も多く、スーパーガバ歴史検証話になると思いますが、なにとぞご容赦を・・・!

面倒ではありましたが、意外な発見も多かったです。今回の検証では、

1つ!漫画及びライトノベルから派生したソシャゲである!
2つ!ゲームやアニメは対象外である!
3つ!並びは年代順、同じ原作の別タイトルはその下に続く!
4つ!抜けはちょっと多めに見てね!!

特に4は大切です。抜けがあればコメントで教えていただけると嬉しいところでもあります。ではスタート!!

原作付きソシャゲ×ライトノベル作品

・GOSICK 退屈姫の迷宮 2011年02月25日 – 終了済
・大バトル!探偵スクール 緋弾のアリア 2011年3月23日 – 2012年7月10日
・大正野球娘。2011年12月1日  –  終了済
・パパのいうことを聞きなさい! TB(といぼっくす) 2012年1月 – 2013年3月
・ベン・トー 戦って食え!! 2012年2月13日 – 同年夏頃
・バカとテストと召喚獣 2012年2月15日 – 014年9月30日
・モーレツ宇宙海賊 2012年2月15日 – 終了済

・ロウきゅーぶ! 2012年10月19日 – 2015年4月2日
・這いよれ!ニャル子さん ザ・カオス 2012年11月22日 – 2017年6月13日
・這いよれ!ニャル子さんW 未知なるアプリを夢に求めて 2013年7月11日 – 終了済
・まおゆう魔王勇者 2012年12月25日 – 2013年6月28日
・ハイスクールD×D 2013年9月24日 –
・デート・ア・ライブ 2013年11月5日 – 2015年2月9日
・デート・ア・ライブ2 2014年10月17日 – 2016年6月28日
ストライク・ザ・ブラッド 新たなる真祖 2013年11月26日 – 2015年2月27日

・機巧少女は傷つかない 夜々フリック 2013年12月26日 – 2018年1月31日
・機巧少女は傷つかない Facing “Burnt Red” 2013年12月6日 – 2015年1月30日
・とある魔術と科学の謎解目録 2014年3月14日 – 2016年6月30日
・とある魔術の禁書目録 頂点決戦(2) 2012年12月21日 – 2018年3月30日
・とある魔術の禁書目録 幻想収束 2019年7月4日 –
・魔法戦争 もうひとりの転校生 2014年3月27日 – 2015年1月14日
・犬とハサミは使いよう 読書百遍犬から通ず 2014年4月16日 – 終了済

・精霊使いの剣舞 DayDreamDuel 2014年10月06日 – 2014年12月30日
・異能バトルは日常系のなかで 2014年10月23日 – 2015年8月3日
・トリニティセブン 2014年12月8日 – 2015年12月29日
・トリニティセブン 夢幻図書館と第7の太陽 2019年3月22日 –
・ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地 2015年3月19日 –
・デュラララ!! the Underside 2015年4月8日 – 2016年4月28日
・魔弾の王と戦姫(ヴァナディース) 2015年1月21日 – 2016年6月10日
・アブソリュート・デュオ 《超えし者》の宴 EXCEED CARNIVAL 2015年3月11日 – 2015年9月30日
・ケイオスドラゴン 混沌戦争 2015年7月2日 –  2016年7月27日

・GATE ブレイブ スクランブル 2016年1月18日 – 2016年9月29日
・学戦都市アスタリスクフェスタ 煌めきのステラ 2016年7月21日 – 2017年6月12日
・灼眼のシャナ 封絶バトル 2015年7月7日 – 2017年8月29日
・灼眼のシャナ 封絶バトルR 2017年5月25日 – 2017年11月1日

・魔法科高校の劣等生 スクールマギクスバトル 2014年6月10日 – 2018年3月30日
・魔法科高校の劣等生 LOST ZERO 2014年9月4日 – 2019年10月24日
・ソードアート・オンライン エンドワールド 2013年2月28日 – 2017年9月20日
・ソードアート・オンライン コード・レジスタ 2014年12月5日 – 2018年8月30日
・ソードアート・オンライン プログレス・リンク 2015年2月9日 – 2016年7月29日
・ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ 2016年8月29日 –
・ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター 2017年11月30日 –
・ソードアート・オンラインVR LOVELY HONEY DAYS 2018年10月5日 –
・ソードアート・オンライン アリシゼーション・ブレイディング 2019年11月20日 –
・IS<インフィニット・ストラトス>ブレイジング・メモリー 2015年5月7日 – 2016年3月31日
・IS<インフィニット・ストラトス>アーキタイプ・ブレイカー 2017年12月5日 – 2018年8月27日
・百花繚乱サムライガールズ 2015年11月 – 終了済
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか クロス・イストリア 2015年12月4日 –
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか メモリア・フレーゼ 2017年6月19日 –

・落第騎士の英雄譚 2015年12月 – 終了済
・最弱無敗の神装機竜(バハムート)2016年3月1日 – 2019年1月31日
・灰と幻想のグリムガル New Order 2016年3月7日 – 終了済
・ハンドレッド 2016年5月18日 – 終了済
・スクール・オブ・セイヴァーズ 聖剣使いの禁呪詠唱 ONLINE 2016年8月1日 – 2017年1月31日
・ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン ROAD OF ROYAL KNIGHTS 2016年11月30日 – 2017年12月19日
・アクセル・ワールド エンドオブバースト 2017年1月16日 – 2018年2月20日
・アルスラーン戦記 戦士の資格 2017年4月27日 – 2018年8月16日
・ゼロから始める魔法の書 2017年5月23日 – 2018年2月20日
・文豪ストレイドッグス 迷ヰ犬怪奇譚 2017年12月14日 – 

・グランクレスト戦記 戦乱の四重奏 2018年6月7日 – 2019年4月19日
・お前はまだグンマを知らない 名産品篇 2018年7月3日 – 終了済
・〈物語〉シリーズ ぷくぷく 2018年8月21日 – 2020年3月31日
・異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術X Reverie 2018年8月28日 –
・転生したらスライムだった件 魔国連邦創世記 2018年10月30日 –
・オーバーロード MASS FOR THE DEAD 2019年2月21日 –
・ゴブリンスレイヤー THE ENDLESS REVENGE 2019年12月28日 –
・痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。らいんうぉーず! 2020年1月9日 –
・賢者の孫 究極魔法伝説 2020年2月26日 –
・この素晴らしい世界に祝福を ファンタスティックデイズ 2020年2月27日 –
・Re:ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories 2020年 –
・八男って、それはないでしょう!もう一人の転生者 2020年5月28日 –
・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった カタリナ農園 2020年7月31日 –

最短運営期間作品:精霊使いの剣舞 DayDreamDuel 2ヶ月と25日(86日)
最長運営期間作品:ハイスクールD×D 7年(2020年10月現在)
最多タイトル作:ソードアート・オンライン:7作
意外と続いてるで賞:ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地

ピックアップ!ラノベソシャゲ!

精霊使いの剣舞 DayDreamDuel

2014年の10月に配信され、同年12月30日に終了。

2010年の中期くらいまで、学園×ファンタジー×ハーレムものがやたらと目立っていましたが、この精霊使いの剣舞も流れとしてはそんな感じ。

3Dアクション、オリジナルキャラクターの存在あり、と原作を再現しつつプラスアルファを込めるといったゲームの基本を抑えてリリースされたものの、3ヶ月ももたず、しかもアナウンスがない状況のまま終了。一応お問い合わせで聞くことはできたそうだ。

内容を見ていると、サービス後からバグはそこらじゅうにあったらしく、遊んでいる人の少なさも相まってそそくさと撤収させた・・・のかもしれない。

・・・あまり面白そうには見えないですね。もう終わっているというイメージもあるんでしょうけどね。

余談ですが、私はアニメはあまり見ませんでしたが、ヒロインのクレアがいろんな場面で使う「ひゃん!」という声がすごい好きで、ニコニコ動画でよく見ていた記憶があります。

裸を見られたり、スライムに襲われて裸にされたり、主人公とのいいシーンを邪魔されて驚いたり、ありとあらゆる場面で使われていて可愛かったです。ちなみに12話+α中30回近く言っていました。

担当声優の木戸衣吹さんは、当時御年17歳。それよりもっと前に別のアニメでなかなかに背徳な役をやっていたりと、未成年のうちからとても頑張られておられました。ちょっと気になった方はぜひとも一度ごらんあそばせ。

ハイスクールD×D

最速終了とは反対に長く続いていたのは、意外・・・とも言えなくもない『ハイスクールD×D』でした。

ゲーム内容は昔よくあった、カード方式のピコピコゲーです。正式にはアプリゲーではないんで、ちょっとここに入れるかは迷ったんですが・・・。

原作も大概、えちえちなアニメではあるんですが、輪をかけてブーストさせたのがこのゲーム。

普通のゲームなら、レア度を上げてたり覚醒させたりすれば、身なりは豪華になったり、強そうに、可愛く、かっこよく、色々な形に進化するんですが、こいつはレア度を上げると服が吹き飛んでいきます。正確には破れたり剥がれたりするんですが。

明らかにCERO上で見えてはいけないものも見えるのも特徴。

よくもまあ、そこまで多種多様な衣装、ポーズを更新し続けられるものだと関心してしまいます。

こちら、大人であり紳士である方が、背筋を伸ばして課金していくゲームとなっております。
とりあえず始めたら最高レアのえちえちなカードも貰えるんで、モバゲー、グリーなど今となってはちょっと懐かしめのメーカーのアカウントがあれば、ぜひ。

 

・・・画像めっちゃ乗せたいんですけど、グーグルのやつに目を付けられる可能性があるんで、やめておきました。ほんと不健全な時代になったものですな!

ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地

GREE発のソシャゲとして5年以上継続していることから、意外に続いていたログ・ホライズン。

2021年にはアニメ3期も控えていることから、まだ来年1年も安泰かもしれない。そう考えると7年は続くのは素晴らしいこと。

クオリティとかは当然近年のゲームに劣るんですが、それでも作品を愛する人がいるからこその作品なのかもしれません。

原作付きは根強いファンが付きやすい

私個人の意見としてはあくまでも原作付きのゲームはキャラゲーであり、原作を好きな人に対するファンアイテムの面が強いため、ゲーム性が弱くなりがちな傾向があります。

一部の例外を除いて、大ヒットにまで到達するようなゲームはほとんど見当たりません。

ですが、作品がとても好きな人は多少ゲーム性がアレだったとしても作品そのものを愛する気持ちで遊ぶ人も多いんじゃないのかなと考えます。

原作付きの作品は、1年から2年程度で終わるものがほとんどですが、そこを超えたタイトルはかなり長期的に継続しやすい傾向があります。

ラノベ原作はさまざまな面で制限があり厳しい

漫画に比べると作品数や好きな人の絶対数が少ないラノベは、ソシャゲでも必然的に不利になりやすい立場。

人気作品が戦闘ものに集まりやすい漫画に比べると、ファンタジー、恋愛、コメディと人気作は多種に渡りますが、今のソシャゲではガチャが必須のバランスであることを考えると、どうしてもファンタジー系、戦闘ものに寄らざるを得ないのもマイナス点。
登場人物が少なく焦点があてられやすい作品もソシャゲ=ガチャと相性が悪く『このライトノベルがすごい!』によく登場する『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』や『りゅうおうのおしごと』など、知名度が高くアニメでも大ヒットした作品であっても、今のソシャゲの流れではゲームにしにくいのもラノベとソシャゲの関係性の難しさが出ているように感じます。
この2作品はソシャゲにはなっておらず、俺ガイルはアニメとの兼ね合いなどでコラボとして他ゲームに出張しているくらいですね。

多少アニメ化したくらいではビクともしないほどソシャゲの層は厚く、ほとんどの作品は2年を越えられません。

そんな中、一大勢力を築くのがソードアート・オンライン。1つ出れば良しのラノベ原作ソシャゲの中で、7タイトルも登場し3タイトルは終了したものの、プログレスリンクを除きどれも4年近く継続しており、残り4タイトルは未だに配信中とこれだけでとんでもない偉業と言ってもいいかもしれません。
登場キャラが数多い、敵味方入り乱れて魅力あるキャラが多くガチャとの相性も良し、ジャンルはRPGは当然、アクションも可能、挙句の果てにギャルゲーでも全然OKと幅広すぎる作品の作りそのものがソシャゲとマッチしているのもヒットさせやすい要因なのでしょうか。

全体的な傾向として、16年くらいまではそこそこの作品数が配信されましたが、近年では配信数も減少気味。
開発費も高騰する現在においては、リスクとリターンの関係上どうしても安易に作りにくいのも向かい風となっています。
そんじょそこらの作品では当たらないんだろうな、と判断されているのかもしれませんね。

2020年は『この素晴らしい世界に祝福を』『Re:ゼロから始める異世界生活』の2作が満を持して登場してソシャゲ界を賑わせています。

まとめ

ラノベの原作付きソシャゲは、一部の作品を除いて継続して運営していくのは難しいという結論になりました。

アニメの宣伝のため、連動のために作られていることも多く、開発の期間、費用なども制限が付いていることも多いことから、最初の方に伝えたとおりゲーム性の欠如に繋がるのかもしれません。

ラノベ原作のソシャゲに明るい未来がある!・・・とは言えない現状なんですが、意表を突いてくるようなゲームが出てきてくれれば、嬉しいですね!